- 35歳の男性。右胸部痛を主訴に来院した。2日前から全身倦怠感と右側胸部の疼痛があり、昨日から同部位に皮疹が出現している。2年前に左側腹部に同様の皮疹が出現したことがあったという。24歳時に急性B型肝炎に罹患している。喫煙歴と飲酒歴はない。意識は清明。身長 165cm、体重 57kg。体温 37.2℃。脈拍 96/分、整。血圧 118/60mmHg。呼吸数 14/分。皮疹の写真(別冊No. 9)を別に示す。
- 抗体検査を行うべきウイルスはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113F053]←[国試_113]→[113F055]
★リンクテーブル★
[★]
- 68歳の女性。全身倦怠感、皮疹および四肢の脱力を主訴に来院した。3か月前から露光部皮膚に紅斑が出現した。3週間前から全身倦怠感が出現し、起床、起立および上肢挙上に困難を感じるようになった。1週間前から全身に皮疹が拡大し、食思不振も出現したため受診した。体温 37.3℃。脈拍 92/分、整。血圧 122/88mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 98%(room air)。上眼瞼および前額部に紅斑を認める。体幹など広範囲に鱗屑を伴った紅斑を認め、一部にびらんや痂皮を認める。口腔粘膜に異常を認めない。心音に異常を認めない。両側胸部にfine cracklesを聴取する。頸部屈筋、四肢近位筋は徒手筋力テストで4。尿所見に異常を認めない。血液所見:赤血球 416万、Hb 13.9g/dL、Ht 39%、白血球 7,400(好中球 70%、好酸球 2%、好塩基球 1%、単球 13%、リンパ球 14%)、血小板 18万。血液生化学所見:総蛋白 7.0g/dL、AST 137U/L、ALT 55U/L、LD 421U/L(基準 176~353)、尿素窒素 17mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、CK 2,010U/L(基準 30~140)。免疫血清学所見:CRP 1.1mg/dL、抗核抗体 陰性、抗Mi-2抗体 陰性、抗MDA5抗体 陰性、抗TIF1-γ抗体 陽性。胸部CTで両側肺底部背側胸膜直下に限局した軽度の線維化病変を認める。手指および下肢の皮疹(別冊No.8A、B)を別に示す。
- この患者で最も併発しやすいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113F052]←[国試_113]→[113F054]
[★]
- 68歳の女性。5か月前からしばしば眼痛、虹視および軽度の頭痛を自覚しており、精査を希望して来院した。視力は右 0.3(1.0×+2.5D)、左 0.2(1.0×+3.0D)。眼圧は右 19mmHg、左 24mmHg。左眼の細隙灯顕微鏡写真(別冊No. 10)を別に示す。
- 適切な対応はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113F054]←[国試_113]→[113F056]
[★]