- 26歳の男性。灼熱感を伴う皮疹を主訴に来院した。3日前にテニスをした後から咽頭痛と鼻汁が出現したため、市販の感冒薬を内服して就寝した。翌朝、口周囲、陰茎および足背に類円形の紅斑を生じ、次第に灼熱感を伴うようになったため受診した。再発性口唇ヘルペス、花粉症の既往がある。1年前の発熱時に足背の同一部位に紅斑を生じたが、皮疹は約1週間で軽快した。口周囲と右足背の写真(別冊No. 4)を別に示す。
- 皮疹の原因として最も可能性が高いのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 出生後12時間の新生児。在胎39週、出生体重3,820gで、児頭の吸引を3回施行した後に娩出された。Apgarスコアは6点(1分)、9点(5分)であった。出生時に両側の側頭部から後頭部にかけて波動性の血腫を触知した。徐々に頭部の血腫が拡大するとともに、出生9時間後からチアノーゼを伴う無呼吸が繰り返し出現したため、NICUに搬送された。体温 36.3℃。心拍数 156/分、整。血圧 50/30mmHg。呼吸数 60/分。SpO2 90%(room air)。前頭部から両側の上眼瞼にかけて皮膚が暗紫色を呈している。やや活気がなく、筋緊張は低下している。血液所見:赤血球 257万、Hb 9.0g/dL、Ht 32%、白血球 27,400、血小板 15万、PT-INR 1.3(基準 0.9~1.1)、APTT 46.6秒(基準対照 37.1秒)、血漿フィブリノゲン 150mg/dL(基準 200~400mg/dL)。血液生化学所見:総蛋白4.5g/dL、アルブミン2.8g/dL、AST 88U/L、ALT 26U/L、LD 874U/L(基準 198~404)、尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、血糖 146mg/dL、Na 133mEq/L、K 5.2mEq/L、Cl 104mEq/L。頭部単純MRIのT1強調像(別冊No. 3)を別に示す。
- 患児に対する適切な治療はどれか。
- a 抗菌薬の投与
- b 病変部の穿刺
- c 新鮮凍結血漿の投与
- d キサンチン系薬の投与
- e ブドウ糖・インスリン点滴静注
[正答]
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[★]
- 64歳の男性。腹部膨満感を主訴に来院した。3か月前から、左腹部の膨満感を自覚し、改善しないため受診した。既往歴に特記すべきことはない。胸骨右縁第2肋間を最強点とする収縮期駆出性雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。右肋骨弓下に肝を3cm触知する。左肋骨弓下に脾を3cm触知する。浮腫を認めない。血液所見:赤血球268万、Hb 7.9g/dL、Ht 26%、網赤血球 1%、白血球 7,300、血小板 14万。血液生化学所見:総蛋白 6.0g/dL、アルブミン 3.2g/dL、IgG 1,614mg/dL(基準 960~1,960)、IgA 369mg/dL(基準 110~410)、IgM 182mg/dL(基準 65~350)、総ビリルビン 0.9mg/dL、直接ビリルビン 0.2mg/dL、AST 27U/L、ALT 26U/L、LD 477U/L(基準 176~353)、ALP 283U/L(基準 115~359)、尿素窒素 18mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、尿酸 6.9mg/dL。骨髄組織のH-E染色標本(別冊No. 5A)及び鍍銀染色標本(別冊No. 5B)を別に示す。
- この患者の末梢血に認められないのはどれか。
[正答]
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