- 63歳の女性。月末の正午過ぎ、救急外来に日本語の話せない外国人女性が救急車で搬入された。救急車で同行した配偶者(外国人)が病院の臨床修練外国医師に話した内容と患者の所見をまとめた診療記録を示す。
- The patient felt faint while walking on the beach. She then sat under a shade where she vomited. She complained of headache and dizziness before fainting. Her face turned red and her breathing became rapid.
- Physical examination
- ・Bodytemperature:39.2℃.
- ・Conscious level:Glasgow Coma Scale E3 V4 M5.
- ・Skin:generally hot, flushed and dry.
- ・Heart rate: 140/min, regular.
- ・Blood pressure: 86/60mmHg.
- ・Respiratory rate:24/min, shallow.
- ・No hemiplegia.
- ・Muscle spasms in limbs.
- まず行うべきなのはどれか。
- a Chest CT
- b Body cooling
- c Oral water intake
- d Tracheal intubation
- e Antibiotics infusion
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 81歳の女性。倦怠感と食欲不振を主訴に来院した。
- 現病歴:4年前に子宮頸癌と診断され、放射線治療を受けたが、1年前に再発した。患者の希望により追加の治療は行わず経過観察とされていた。3か月前から不正性器出血がみられ、食欲不振が出現した。また、肛門周囲の痛みも出現し、オピオイドを内服していた。1か月前から徐々に身の回りのことができなくなってきた。支えがあればポータブルトイレに移乗できたが、ふらつきが強く徐々に難しくなってきており、現在はオムツ内排泄の状態である。倦怠感が強く、食欲も低下し、水分のみ摂取可能である。悪心はあるが、嘔吐はない。
- 生活歴:喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。夫(84歳)と2人暮らし。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:意識は清明。身長 153cm、体重 42kg。体温 36.5℃。脈拍 92/分、整。血圧 128/76mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜に軽度の貧血を認める。眼球結膜に黄染を認めない。口腔内に異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両側下腿に中等度の圧痕性浮腫を認める。
- 検査所見:尿はオムツ内排泄のため検査できず。血液所見:赤血球 348万、Hb 10.4g/dL、Ht 32%、白血球 8,800、血小板21万。血液生化学所見:総蛋白 6.3g/dL、アルブミン 2.0g/dL、総ビリルビン 0.6mg/dL、AST 13U/L、ALT 9U/L、LD 182U/L(基準 176~353)、γ-GTP 12U/L(基準 8~50)、CK 42U/L(基準 30~140)、尿素窒素 86mg/dL、クレアチニン 6.1mg/dL、尿酸 10.7mg/dL、血糖 104mg/dL、Na 131mEq/L、K 5.3mEq/L、Cl 101mEq/L、Ca 7.6mg/dL。心電図で異常を認めない。胸部エックス線写真で心胸郭比 53%。
- 次に行うべきなのはどれか。
[正答]
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[★]
- 45歳の男性。3か月前から倦怠感と息切れを自覚するようになった。頸部にしこりを触れることに気が付き、心配になって受診した。既往歴と家族歴に特記すべきことはない。職業は会社員。妻と子ども2人と同居している。精査の結果、悪性リンパ腫と診断し、抗癌化学療法が必要と判断した。患者は「最近転職したばかりで、今後の仕事や会社との関係についてとても不安なので、利用できる支援制度について相談したい」と言う。患者への説明にあたり他の職員の同席を求めることにした。
- 同席者として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113E039]←[国試_113]→[113E041]
[★]