- 68歳の男性。一過性の意識消失を主訴に来院した。
- 現病歴:買い物中に突然目の前が真っ暗になり、意識を失って転倒した。居合わせた家族によると30秒後に速やかに意識を回復したとのことであった。そのまま家族に連れられて受診した。
- 既往歴:10年前から高血圧症で自宅近くの診療所に通院中。
- 生活歴:喫煙は10本/日を68歳まで40年間。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親は70歳時に大腸癌で死亡。
- 追加して確認すべき情報で重要度が低いのはどれか。
- a 内服薬
- b 動悸の有無
- c 胸痛の有無
- d 黒色便の有無
- e 頭位変換時のめまいの有無
[正答]
※国試ナビ4※ [113B047]←[国試_113]→[113B049]
★リンクテーブル★
[★]
- 72歳の男性。膵癌手術後に通院中である。
- 現病歴:6か月前に膵癌の手術を受けた。術後6か月検査の結果、他臓器に転移が見つかり、余命3か月との告知を受けた。
- 既往歴:60歳から高血圧症、62歳から脂質異常症で内服治療中。
- 生活歴:喫煙は20歳から20本/日。飲酒は機会飲酒。息子夫婦と同居している。
- 家族歴:父が高血圧症、心筋梗塞。
- 現症:意識は清明。身長 165cm、体重 48kg。体温 36.8℃。脈拍 72/分、整。血圧 134/74mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。腹部正中に手術痕を認める。
- 主治医は膵癌に対する支持療法Xのランダム化比較試験の研究報告を見つけた。
- 支持療法Xの介入群(A群)と対照群(B群)との比較(別冊No. 6)を別に示す。正しいのはどれか。
- a A群の6か月での生存率は約60%である。
- b B群の2か月での生存率は約90%である。
- c A群の生存期間の中央値は約2か月である。
- d B群の生存期間の中央値は約3か月である。
- e 支持療法Xには延命効果があるといえる。
[正答]
※国試ナビ4※ [113B046]←[国試_113]→[113B048]
[★]
- 68歳の男性。一過性の意識消失を主訴に来院した。
- 現病歴:買い物中に突然目の前が真っ暗になり、意識を失って転倒した。居合わせた家族によると30秒後に速やかに意識を回復したとのことであった。そのまま家族に連れられて受診した。
- 既往歴:10年前から高血圧症で自宅近くの診療所に通院中。
- 生活歴:喫煙は10本/日を68歳まで40年間。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親は70歳時に大腸癌で死亡。
- 現症:意識は清明。身長 168cm、体重 64kg。体温 36.1℃。脈拍 88/分、整。血圧 128/88mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心臓の聴診で胸骨右縁第2肋間を最強点とするⅣ/Ⅵの駆出性雑音を認める。心音・心雑音の模式図を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [113B048]←[国試_113]→[113C001]
[★]