- 44歳の男性。過活動を心配した妻に連れられて受診した。3か月前から疲れがとれないと訴え、朝は起床が困難で、会社に遅刻するようになった。2週間前から、特にきっかけなく急に元気になった。「体調が最高なので、眠らなくても全く疲労を感じない」と言い、夜中に欧州支社の担当者と国際電話で話し続け、ほとんど眠らずに出勤するようになったため、妻に連れられ受診した。早口・多弁で、よく話すが話題が転々と変わりやすい。妻が家における患者の状態について話すと、些細なことで不機嫌になった。意識は清明であり、身体所見に異常を認めない。
- 治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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[★]
- 69歳の女性。右下肢痛のため救急車で搬入された。1か月前から38℃前後の発熱が続いていた。市販の感冒薬を内服したが解熱しなかった。本日、1時間前に突然、右下肢の疼痛と色調変化が出現したため、救急車を要請した。搬入時、意識は清明。体温 37.6℃。心拍数 96/分、整。血圧 152/70mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 98%(room air)。心音は心尖部にⅣ/Ⅵの全収縮期雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。右大腿動脈は触知せず、右下腿の感覚は減弱している。右下腿は左側に比較し白色調を呈している。血液所見:赤血球 437万、Hb 12.5g/dL、Ht 37%、白血球 21,700、血小板 7万、血漿フィブリノゲン 422mg/dL(基準 200~400)、Dダイマー 4.2μg/mL(基準 1.0以下)。血液生化学所見:AST 16U/L、ALT 22U/L、CK 222U/L(基準 30~140)、LD 357U/L(基準 176~353)。CRP 24mg/dL。骨盤部造影CTで右大腿動脈に閉塞を認めた。
- 原因を特定するために行うべき検査はどれか。2つ選べ。
[正答]
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- 50歳の男性。胸痛を主訴に来院した。4か月前から胸痛を自覚し、次第に増強するため受診した。18歳から現在まで造船業に従事している。胸水から悪性細胞が認められたが、組織型は不明である。胸部エックス線写真(別冊No.35A)、胸部造影CT(別冊No.35B)及びPET/CT(別冊No.35C)を別に示す。
- 組織型を決定するために適切なのはどれか。2つ選べ。
- a 胸腔鏡下生検
- b 縦隔鏡下生検
- c CTガイド下生検
- d 気管支内視鏡下生検
- e 上部消化管内視鏡下生検
[正答]
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