- 78歳の女性。全身の皮疹を主訴に来院した。3週間前から両側大腿に掻痒を伴う皮疹が出現し、躯幹と四肢に拡大してきたため受診した。生検組織の蛍光抗体直接法所見にて表皮基底膜部にIgGとC3の線状沈着を認めた。抗BP180抗体 421U/mL(基準 9.0未満)。大腿の写真(別冊No. 1)を別に示す。
- 認められないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113E029]←[国試_113]→[113E031]
★リンクテーブル★
[★]
- 66歳の男性。意識障害とけいれんのため救急車で搬入された。3年前から頭部外傷後てんかんで抗けいれん薬の内服治療を受けていた。この1年間はけいれん発作がなかったため、2週間前から服薬していなかったところ、外出先で突然、強直間代けいれんを起こし、居合わせた人が救急車を要請した。発症から10分後の救急隊接触時には間代けいれんがわずかにあったが、救急搬送中に消失した。搬入時、けいれんを認めないが、意識レベルはJCS Ⅰ-3。体温 36.9℃。心拍数 92/分、整。血圧 140/90mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 99%(マスク 6L/分酸素投与下)。処置室でバイタルサインを測定し、静脈路を確保し生理食塩液の輸液を開始した直後に、強直間代けいれんが再発した。
- 直ちに投与すべきなのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113E030]←[国試_113]→[113E032]
[★]
- 70歳の男性。胸部異常陰影の精査のため入院した。かかりつけ医で撮られた胸部エックス線写真で、右肺に悪性腫瘍と考えられる腫瘤性病変を認めたため、精査目的で紹介されて入院した。2年前から歩き方が小刻みになり、しばしば転倒するようになったという。意識は清明。脈拍 60/分、整。血圧 126/78mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経診察では、両側性に振戦および筋強剛、動作緩慢を認めるが、姿勢反射は保たれておりHoehn&Yahrの分類はⅡ度である。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは26点(30点満点)である。
- 入院時の転倒予防対策として適切なのはどれか。
- a 昼間に睡眠薬を用いる。
- b ベッド上で身体拘束を行う。
- c 病室のドアに外から鍵をかける。
- d ベッド周囲に離床センサーを設置する。
- e 家族が終日付き添うことを入院の条件とする。
[正答]
※国試ナビ4※ [113E028]←[国試_113]→[113E030]
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