Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/06/16 23:28:29」(JST)
横隔膜 | |
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呼吸器の模式図
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英語 | Thoracic diaphragm |
器官 | 呼吸器 |
動脈
|
心膜横隔動脈
筋横隔動脈 |
静脈
|
上横隔静脈
下横隔静脈 |
神経
|
横隔神経核
肋間神経 |
横隔膜(おうかくまく、英: thoracic diaphragm)は、呼吸運動に関する筋肉の1つ。 哺乳類にのみ存在する。
胸腔と腹腔の境界にある筋板であり、胸郭下口の周りから起こり、血管、食道が横隔膜を貫くための3孔(大動脈裂孔・食道裂孔・大静脈孔)がある。
起始部は腰椎部・胸骨部・肋骨部の3部からなり、ドーム状(円蓋状)に胸腔に盛集する。 停止部は横隔膜中央部の腱膜(腱中心)。 横隔膜の収縮によって円蓋を下げ、胸腔を広げる、すなわち呼吸(腹式呼吸)の際に大きな役割をする。 支配神経は頚神経からの横隔神経。
横隔膜の痙攣で起こる現象が”しゃっくり”である。
焼肉において、ハラミ、サガリと呼ばれる部分である。ハラミという名称が浸透するまでは「ソフトカルビ」と呼ばれていた。身が柔らかい半面、脂っこくなく美味であるとされる上に比較的安価である。
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O:食道入口部 esophageal orifice | |||
Ce: 頚部食道 cervical esophagus | |||
S: 胸骨上縁 margin of the sternum | |||
Te: 胸部食道 thoracic esophagus | Ut: 胸部上部食道 upper thoracic esophagus | ||
Mt: 胸部中部食道 middle thoracic esophagus | ↑ | B: 気管分岐部下縁 tracheal bifurcation | |
↓ | |||
Lt: 胸部下部食道 lower thoracic esophagus | ↑ | ||
D: 横隔膜 diaphragm | |||
H: 食道裂孔 esophageal hiatus | |||
Ae: 腹部食道 abdominal esophagus | ↓ | ||
EGJ: 食道胃接合部 esophagogastric junction |
部位 | 名称 | 筋肉 | 神経 | 運動性 | シナプスする構造 | 最終的な伝達物質 | 運動 | |
上部1/3 | 上食道括約部 | UES | 横紋筋 | 舌咽神経、迷走神経(疑核) | 随意性 | 運動終板のアセチルコリン受容体 | アセチルコリン | 弛緩 |
平滑筋 | 迷走神経 | 不随意性 | 壁内コリン作動性運動神経 | |||||
下端部 | 下食道括約部 | LES | 平滑筋 | 迷走神経 | 不随意性 | 壁内非アドレナリン作動性抑制運動神経 | NO, VIP | 弛緩 |
交感神経 | 平滑筋α受容体 | アドレナリン | 収縮 |
層構造 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |||||||||
器官 | 単層扁平上皮 | 単層立方上皮 | 単層円柱上皮 | 角化重層扁平上皮 | 非角化重層扁平上皮 | 上皮表層の構成細胞 | 粘膜固有層 | 腺の構成細胞 | 粘膜筋板 | 粘膜下組織 (大抵、粗結合組織) |
筋層 | 漿膜(結合組織+単層扁平上皮) 外膜(結合組織のみ) | |||
食道 | ○ | 食道噴門腺 (咽頭付近と胃付近に局在)、粘液腺 |
粘液細胞 (スムーズに食べ物を流す) |
縱層 (縦走筋のみ) |
固有食道腺(粘液腺、管状胞状、ペプシノーゲン、リゾチーム) | 内輪筋層 外縱筋層 (食道上1/3:骨格筋、食道中1/3:骨格筋、平滑筋、食道下1/3:平滑筋) |
外膜(横隔膜まで) 漿膜 |
C3 | C4 | C5 | C6 | C7 | C8 | T1 | ||
横隔神経 | ○ | ● | ○ | |||||
肩甲背神経 | ○ | ● | ||||||
長胸神経 | ● | ● | ● | |||||
上神経幹 | ● | ● | ||||||
鎖骨下筋神経 | 上 | 上 | ||||||
肩甲上神経 | 上 | 上 | ||||||
中神経幹 | ● | |||||||
下神経幹 | ● | ● | ||||||
外側神経束 | ● | ● | ● | |||||
外側胸筋神経 | 外 | 外 | 外 | |||||
内側神経束 | ● | ● | ||||||
内側胸筋神経 | 内 | 内 | ||||||
内側上腕皮神経 | 内 | 内 | ||||||
内側前腕皮神経 | 内 | 内 | ||||||
後神経束 | ● | ● | ● | ● | ● | |||
上肩甲下神経 | 後 | 後 | ||||||
胸背神経 | 後 | 後 | 後 | |||||
下肩甲下神経 | 後 | 後 | ||||||
腋窩神経 | 上肢 | 後 | 後 | |||||
筋皮神経 | 外 | 外 | 外 | |||||
正中神経 | 外 | 外 | 内 | 内 | ||||
橈骨神経 | 後 | 後 | 後 | 後 | 後 | |||
尺骨神経 | 内 | 内 |
損傷レベル | 主な動作筋 | 運動機能 |
C1-C3 | 胸鎖乳突筋 | 頭部の前屈、回転 |
C4 | 横隔膜(C3-C5)、僧帽筋 | 呼吸、肩甲骨挙上 |
C5 | 三角筋、上腕二頭筋 | 肩関節屈曲・外転・伸展、肘関節屈曲・回外 |
C6 | 大胸筋、橈側手根伸筋 | 肩関節内転、手関節背屈 |
C7 | 上腕三頭筋、橈側手根屈筋 | 肘関節伸展、手関節掌屈 |
C8-T1 | 指の屈筋群、手内筋 | 指の屈曲、手の巧緻運動 |
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
肺機能検査 呼吸生理から臨床応用まで 第1版第1刷 MEDSi p.54
吸気筋 | 横隔膜 | 横隔神経が支配 |
頚神経から出て頚部より胸腔に入り、胸腔内では心嚢に沿って下行し、多くの枝に分かれて横隔膜ドームに至る。 | ||
横隔膜の作用:(1)ピストン上にドームを下行させる,(2)胸郭を挙上し、下部胸郭を外側に広げる(腹壁内側面で胸壁と併走する横隔膜領域の作用による)。 | ||
斜角筋 | ||
胸鎖乳突筋 | ||
外肋間筋 | ||
傍胸骨の内肋間筋?? | ||
呼気筋 | 腹壁筋群 | 腹壁筋群の収縮により腹腔内圧が上昇し、上昇した圧は、横隔膜を介して胸腔に伝播、胸腔内圧が陽圧になる。 |
内肋間筋 | ある程度作用 | |
胸筋 | 肩が固定されている条件下のみ |
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