UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
- 1. 先天性横隔膜ヘルニア：出生前診断およびマネージメント congenital diaphragmatic hernia prenatal diagnosis and management
- 2. 新生児における先天性横隔膜ヘルニア congenital diaphragmatic hernia in the neonate
- 3. 成人における胃捻転 gastric volvulus in adults
- 4. 新生児における胸水の病因、臨床症状、診断および評価 etiology clinical manifestations diagnosis and evaluation of pleural effusions in the neonate
- 5. 小児および思春期における有酸素運動試験の概要 overview of aerobic exercise testing in children and adolescents
Japanese Journal
- 高度肥満高校生のBochdalek孔ヘルニア嵌頓の一例
- 山？ 穂高,清水 尚,佐藤 弘晃
- 北関東医学 62(4), 399-403, 2012-11
- … Bochdalek孔ヘルニアは先天性横隔膜ヘルニアの中で最も頻度の高い疾患であるが,その大部分は新生児期に発症し,それ以降の発症はまれである.今回,高度肥満高校生のBochdalek孔ヘルニアの一手術例を経験したので報告する.症例は15歳の高度肥満男性(BMI 35),2011年10月,嘔吐,腹痛が出現し近医を受診した.CTで胸腔内に胃,横行結腸,大網の脱出が確認され当院紹介受診となった. …
- NAID 40019485858
- 妊娠中に成人Bochdalek孔ヘルニアを発症した1例
- 山本 円,松岡 俊英,矢田 千枝,小林 彩,谷崎 優子,北野 玲,馬淵 泰士,八木 重孝,岩橋 正明,南 佐和子,井箟 一彦
- 産婦人科の進歩 64(3), 2012
- … 横隔膜ヘルニアは妊娠中の成人が発症することはまれであるが，発症した場合には治療を行わなければ致死率の高い疾患であるとされている．今回，妊娠中に成人Bochdalek孔ヘルニアを発症したが正確な診断および迅速な対応により，妊婦と児の重篤な合併症を防ぎ，健常児を得ることができた症例を経験したので報告する．症例は26歳の初産婦で，妊娠26週時に排便時の怒責後より強い心窩部痛と左背部痛を認め，嘔吐 …
- NAID 130001890045
Related Links
- 1. 小児横隔膜 疾患（図1）. 横隔膜ヘルニア. 先天性. Bochdalek孔ヘルニア（図2）： 狭義の先天性横隔膜ヘルニア; 胸骨後（Morgagni／Larrey孔）ヘルニア（図3）; 食道 裂孔ヘルニア（図4）. 後天性：外傷性. 横隔膜弛緩症; 横隔神経麻痺（図5）; 横隔膜原発 腫瘍 ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
| 国試過去問 | 「095B029」「111D016」「101F029」「086B036」 |
| リンク元 | 「胸腹裂孔ヘルニア」「縦隔腫瘍」 |
| 関連記事 | 「ヘルニア」 |
「095B029」
- 正しいのはどれか。
- a. Bochdalek孔ヘルニアは右側に多い｡
- b. 臍帯ヘルニアは多臓器に奇形を合併しやすい。
- c. 肥厚性幽門狭窄症は進行性アシドーシスをきたす。
- d. 新生児消化管穿孔は結腸に多い。
- e. Hirschsprung病は低出生体重児に多い。
※国試ナビ4※ ［095B028］←［国試_095］→［095B030］
「111D016」
- 嘔吐の後に急に発症するのはどれか。2つ選べ。
- a 食道アカラシア
- b 特発性食道破裂
- c Bochdalek孔ヘルニア
- d 機能性ディスペプシア
- e Mallory-Weiss症候群
※国試ナビ4※ ［111D015］←［国試_111］→［111D017］
「101F029」
- 前縦隔に発生する頻度が高いのはどれか。2つ選べ。
- a. 胸腺腫
- b. 奇形腫
- c. 神経原性腫瘍
- d. 気管支性嚢胞
- e. Bochdalek孔ヘルニア
※国試ナビ4※ ［101F028］←［国試_101］→［101F030］
「086B036」
- 横隔膜ヘルニアについて誤っているのはどれか
- a. Morgagni孔ヘルニアは真性ヘルニアである。
- b. Bochdalek孔ヘルニアは新生児呼吸障害を起こす。
- c. 食道裂孔ヘルニアは滑脱型が多い。
- d. 外傷性ヘルニアは左側に多い。
- e. Larrey孔ヘルニアは右側胸骨後ヘルニアのことである。
「胸腹裂孔ヘルニア」
- 英
- pleuroperitoneal diaphragmatic hernia
- 同
- 胸腹膜裂孔ヘルニア、ボホダレック孔ヘルニア Bochdalek孔ヘルニア Bochdalek hernia、ボホダレクヘルニア、Bochdalekヘルニア
- 関
- 先天性横隔膜ヘルニア、横隔膜ヘルニア、横隔膜
- 腰肋三角、ヘルニア
概念
- 胸腹裂孔の閉鎖障害により、ヘルニア門を通じて、腸管、脾臓、肝臓が胸腔に脱出する。左に多く(右2:左8)、ヘルニア嚢を欠く。
- 患側肺、時に両側肺の低形成を伴う。
- 治療成績は悪い
- 成人に至ってから発症するものもある（遅発型胸膜裂孔ヘルニア）
疫学
- 1/2000 (L.197)
病因
病変形成＆病理
症状
- 主訴：呼吸困難、チアノーゼ
- 呼吸循環障害
- 新生児遷延性肺高血圧(PPHN)、遷延性胎児循環(PFC)
- 圧排による肺低形成
合併奇形
- 腸回転異常が多い
診断
検査
治療
- 早期手術、ECMO(extracorporeal membrane oxygenation)
- 手術によりPFCを悪化させなくなる数日間待つ
予後
- 出生後24時間以内に緊急手術が必要な症例では予後不良
- 生後24時間以降にまで手術を待機できるような症例は予後良好。
- 遷延性胎児循環(persistent fetal circulation, PFC)が存在する場合は予後不良？
予防
「縦隔腫瘍」
- 英
- mediastinal tumor, tumor of the mediastinum
- 関
- 縦隔
疫学
- 胸腺腫40%、先天性嚢胞15%、神経原性腫瘍15%、奇形腫5%、胸腺癌・悪性リンパ腫・悪性胚細胞腫数% (医学事典 SSUR.436)
前縦隔腫瘍の４つのＴ
縦隔腫瘍の鑑別疾患
- 神経原性腫瘍
- 傍脊椎病変
- 血管病変
- 食道病変
- リンパ節腫大
- 神経腸管嚢胞
- Bochdalek孔ヘルニア
疾患別の好発部位
- SRA.292-改変
頻度
- 前縦隔腫瘍：50%
- 中縦隔腫瘍：25%
- 後縦隔腫瘍：25%
参考
- 1. lymphoma
- 2. 縦隔腫瘍 - 日本呼吸器学会
「ヘルニア」
- 英
- hernia
- 同
- 脱腸
- 関
- 真性ヘルニア true hernia
- 鼡径部ヘルニア
- 十二指腸傍ヘルニア 傍十二指腸窩ヘルニア
- 盲腸周囲ヘルニア
- S状結腸間膜窩ヘルニア
- 網嚢孔ヘルニア
- 腸間膜裂孔ヘルニア
- 横隔膜ヘルニア