- 英
- clonazepam, CZP
- 化
- [[]]
- 商
- リボトリール、ランドセン, Klonopin, Rivotril
- 関
- 抗てんかん薬、抗痙攣薬
適応
- リボトリール、ランドセン
- 小型(運動)発作〔ミオクロニー発作、失立発作/無動発作、点頭てんかん(幼児痙縮発作、BNSけいれん等)〕
- 精神運動発作
- 自律神経発作
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/02/26 16:06:09」(JST)
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クロナゼパム
|
|
IUPAC命名法による物質名 |
5-(2-chlorophenyl)-7-nitro-2,3-dihydro-1,4-benzodiazepin-2-on |
臨床データ |
胎児危険度分類 |
C(AU) D(US) |
法的規制 |
Prescription Only (S4) (AU) Schedule IV (US) |
投与方法 |
経口、I.M.、I.V、舌下 |
薬物動態的データ |
生物学的利用能 |
90% |
血漿タンパク結合 |
~85% |
代謝 |
肝臓 CYP3A4 |
半減期 |
18–50 時間 |
排泄 |
腎臓 |
識別 |
CAS登録番号 |
1622-61-3 |
ATCコード |
N03AE01 |
PubChem |
CID 2802 |
DrugBank |
APRD00054 |
ChemSpider |
2700 |
UNII |
5PE9FDE8GB |
KEGG |
D00280 |
ChEMBL |
CHEMBL452 |
化学的データ |
化学式 |
C15H10ClN3O3 |
分子量 |
315.715 |
SMILES
- [O-][N+](=O)c3cc\1c(NC(=O)C/N=C/1c2ccccc2Cl)cc3
|
InChI
-
InChI=1S/C15H10ClN3O3/c16-12-4-2-1-3-10(12)15-11-7-9(19(21)22)5-6-13(11)18-14(20)8-17-15/h1-7H,8H2,(H,18,20)
Key:DGBIGWXXNGSACT-UHFFFAOYSA-N
|
クロナゼパム (Clonazepam) は、ベンゾジアゼピン系の抗てんかん薬、筋弛緩薬、非常に強力な抗不安薬。[1]分子式は C15H10ClN3O3 。日本国内では大日本住友製薬から「ランドセン」、中外製薬から「リボトリール」という商品名で発売されている。1981年に開発。
目次
- 1 適用
- 2 応用
- 3 禁忌
- 4 副作用
- 5 用法・用量
- 6 剤形
- 7 出典
- 8 関連項目
|
適用
応用
神経発作を鎮める作用があることから、レストレスレッグ症候群やパニック障害などの神経症、他にうつ病等に使用されることもある。抗不安作用、抗痙攣作用がほかのベンゾジアゼピン系薬剤と比して明らかに強い。また、上市から数十年経過しているいわゆる"枯れた"薬であり、ベネフィット、リスクともに良く知られている。近年はパニック障害に対して処方される例が増える傾向にある。
禁忌
副作用
眠気、倦怠感、頭痛、集中力低下、体重増加、体重減少、いらいら、ふらつき、脱力感、失禁、性欲減退など
また服用が長期に及ぶ場合や、服用量によっては依存症を生じる場合がある。
「ベンゾジアゼピン離脱症候群」も参照
用法・用量
- 成人
- 0.5〜1mgを分割経口投与する。症状に応じ増量し、2〜6mgを維持量とする。
- 幼児
- 幼児の体重1kgに対し0.025mgを分割経口投与する。症状に応じ増量し、体重1kgに対し0.1mgを維持量とする。
剤形
- 錠剤: 0.5mg, 1mg, 2mg
- 細粒: 0.1%, 0.5%
出典
- ^ Cowen PJ; Green AR, Nutt DJ (March 1981). “Ethyl beta-carboline carboxylate lowers seizure threshold and antagonizes flurazepam-induced sedation in rats”. Nature 290 (5801): 54?5. doi:10.1038/290054a0. PMID 6259533.
関連項目
|
ウィキメディア・コモンズには、クロナゼパムに関連するカテゴリがあります。 |
- スティーヴィー・ニックス - クロノピン(米国での商品名)の薬物依存に苦しんだ"Klonopin is a horrible, dangerous drug," says Stevie Nicks
抗不安剤 (N05B) |
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GABAA PAMs |
ベンゾジアゼピン
|
Adinazolam アルプラゾラム Bretazenil ブロマゼパム Camazepam クロルジアゼポキシド クロバザム クロナゼパム クロラゼプ酸 クロチアゼパム クロキサゾラム ジアゼパム ロフラゼプ酸エチル エチゾラム フルジアゼパム Halazepam Imidazenil Ketazolam ロラゼパム メダゼパム Nordazepam Oxazepam Pinazepam プラゼパム トフィソパム
|
|
カルバミン
|
Emylcamate Mebutamate メプロバメート (Carisoprodol, Tybamate) Phenprobamate Procymate
|
|
非ベンゾジアゼピン
|
Abecarnil Adipiplon Alpidem CGS-9896 CGS-20625 Divaplon ELB-139 Etifoxine GBLD-345 Gedocarnil ICI-190,622 L-838,417 NS-2664 NS-2710 Ocinaplon Pagoclone Panadiplon Pipequaline RWJ-51204 SB-205,384 SL-651,498 TP-003 TP-13 TPA-023 Tracazolate Y-23684 ZK-93423
|
|
その他
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クロルメザノン Etazolate エタノール (アルコール) Kavalactones (カヴァカヴァ) タツナミソウ属 吉草酸 (セイヨウカノコソウ)
|
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α2δ VDCC Blockers |
Gabapentin Pregabalin
|
|
5-HT1A作動薬 |
アザピロン系: Buspirone Gepirone タンドスピロン; Others: Flesinoxan Oxaflozane
|
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H1 拮抗薬 |
Diphenylmethanes: Captodiame ヒドロキシジン; Others: Brompheniramine クロルフェニラミン Pheniramine
|
|
CRF1 拮抗薬 |
Antalarmin CP-154,526 Pexacerfont Pivagabine
|
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NK2 拮抗薬 |
GR-159,897 Saredutant
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|
MCH1 拮抗薬 |
ATC-0175 SNAP-94847
|
|
mGluR2/3 作動薬 |
Eglumegad
|
|
mGluR5 NAMs |
Fenobam
|
|
TSPO 作動薬 |
DAA-1097 DAA-1106 Emapunil FGIN-127 FGIN-143
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σ1 作動薬 |
Afobazole Opipramol
|
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Others |
Benzoctamine Carbetocin Demoxytocin Mephenoxalone オキシトシン Promoxolane Trimetozine WAY-267,464
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 部分てんかんとして治療を受けていたUnverricht-Lundborg病の一例
- 高木 俊輔,永井 達哉,斉藤 聖,坂田 増弘,渡辺 裕貴,渡辺 雅子
- てんかん研究 28(3), 427-433, 2011
- … PHTをクロナゼパム及びピラセタムに変更したところ症状に改善が得られた。 …
- NAID 130000420320
- カルバマゼピンで抗利尿ホルモン不適合分泌症候群を引き起こしたと考えられた、2次性徴未発来の中隔視神経異形成症の成人男性例
- 平山 恒憲,武田 佳子,西條 晴美,岡田 真由美,江添 隆範,荒木 克仁,浜口 弘,曽根 翠,鈴木 文晴,倉田 清子
- てんかん研究 28(3), 409-415, 2011
- … 年数回全身性強直間大発作及びミオクロニー様発作があり、バルプロ酸(VPA)とクロナゼパム(CZP)で治療されていた。 …
- NAID 130000420317
- 臨床睡眠薬理の豆知識(第11回)クロナゼパムの睡眠に対する作用
Related Links
- リボトリール,ランドセンとは?クロナゼパムの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。 すべての副作用を掲載しているわけでは ...
- リボトリール、ランドセン(クロナゼパム)の作用機序:抗てんかん薬 けいれんや意識障害を引き起こす病気として、てんかんが知られています。てんかんは脳に存在する神経細胞の異常によって起こります。 そこで、てんかんに ...
- 1.クロナゼパムの効果と特徴 クロナゼパムは、脳の活動を抑えることで落ち着かせてくれるお薬です。4つの作用の強さは、 抗不安作用「強」 催眠作用「強」 筋弛緩作用「中」 抗けいれん作用「強」 となっています。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ランドセン錠0.5mg
組成
有効成分
添加物
- 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、タルク、ステアリン酸マグネシウム
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 急性狭隅角緑内障の患者〔抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状が悪化するおそれがある。〕
- 重症筋無力症の患者〔筋弛緩作用により症状が悪化するおそれがある。〕
効能または効果
小型(運動)発作〔ミオクロニー発作、失立(無動)発作、点頭てんかん(幼児けい縮発作、BNSけいれん等)〕
精神運動発作
自律神経発作
- 通常成人、小児は、初回量クロナゼパムとして、1日0.5〜1mgを1〜3回に分けて経口投与する。以後、症状に応じて至適効果が得られるまで徐々に増量する。通常、維持量はクロナゼパムとして1日2〜6mgを1〜3回に分けて経口投与する。
乳、幼児は、初回量クロナゼパムとして、1日体重1kgあたり0.025mgを1〜3回に分けて経口投与する。以後、症状に応じて至適効果が得られるまで徐々に増量する。通常、維持量はクロナゼパムとして1日体重1kgあたり0.1mgを1〜3回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状に応じて適宜増減する。
慎重投与
- 心障害のある患者〔症状が悪化するおそれがある。〕
- 肝障害、腎障害のある患者〔排泄が遅延するおそれがある。〕
- 脳に器質的障害のある患者〔作用が強くあらわれるおそれがある。〕
- 呼吸機能の低下している患者〔症状が悪化するおそれがある。〕
- 高齢者〔「高齢者への投与」の項参照〕
- 衰弱患者〔副作用があらわれやすい。〕
重大な副作用
依存性(頻度不明)
- 大量連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量を超えないよう慎重に投与すること。また、大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、けいれん発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行うこと。
呼吸抑制、睡眠中の多呼吸発作(0.1%未満)
- 観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。なお、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行うこと。
刺激興奮、錯乱等(頻度不明)
- 精神障害を合併している患者に投与すると逆に刺激興奮、錯乱等があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には適切な処置を行うが、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行うこと。
肝機能障害、黄疸(頻度不明)
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗けいれん作用
- 抗pentetrazolけいれん作用(マウス、ラット)、4)〜6) 抗bemegrideけいれん作用(マウス)、5) 抗bicucullineけいれん作用(マウス)、4) 抗strychnineけいれん作用(マウス)、6) 抗picrotoxinけいれん作用(マウス)6) 並びに抗電撃けいれん作用(マウス)4)〜6) があり、特に抗pentetrazolけいれん作用が著明である。
脳波に対する作用
- 海馬及び扁桃核刺激による脳波後発射(ラット、ネコ)、6) pentetrazol誘発脳波発作波(ラット)6)並びにpenicillin誘発けいれん波(ネコ)7)に対し抑制作用を示す。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 5-(2-Chlorophenyl) -7-nitro-1,3-dihydro-2H-1,4-benzodiazepin-2-one
分子式(分子量)
性状
- 白色〜淡黄色の結晶又は結晶性の粉末である。
無水酢酸又はアセトンにやや溶けにくく、メタノール又はエタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくく、水にほとんど溶けない。光によって徐々に着色する。
融点
★リンクテーブル★
[★]
- 23歳の男性。行動の異常を心配した家族に連れられて来院した。6か月前に大学を卒業し就職した。3か月前から遅刻が目立つようになり、休みがちとなった。1か月前からは、1日中自室に閉じこもるようになった。1週前から誰かと話しているような独り言がみられ、さらに「誰かに見張られている」「数人が自分の悪口を言い合っている」とおびえるようになった。夜間眠らず、部屋の中を動き回るようになったため家族に連れられて受診した。意識は清明。神経学的所見に異常を認めない。血液生化学所見に異常を認めない。
- 治療薬として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110D043]←[国試_110]→[110D045]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [105I016]←[国試_105]→[105I018]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101F056]←[国試_101]→[101F058]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108D005]←[国試_108]→[108D007]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[★]
- 英
- antiepileptic drug, antiepileptic antiepileptics
- 関
- てんかん、薬理学
抗てんかん薬
*1 第一選択薬ではない
*2 他薬が無効な精神運動発作のみに使用
*3 てんかん重積の第一選択薬
*4 第一選択薬
新規の抗てんかん薬
抗てんかん薬の選択
- 部分発作:カルバマゼピン、バルプロ酸
- 全般発作:バルプロ酸、フェニトイン
- ミオクローヌス発作:クロナゼパム
[★]
- 英
- REM sleep behavior disorder, RBD
- 同
- レム睡眠行動異常症
- 関
- 睡眠障害、睡眠時随伴症
[show details]
概念
- 主に男性に見られる慢性かつ進行性の疾患であり、レム睡眠における筋弛緩の欠如と粗暴な行動の出現が特徴的である。
疫学
病因
- 出典無し
症状
- 日中には問題はない。
- レム睡眠中に筋弛緩を欠いており、夢の内容をそのまま行動に移す結果、殴る、蹴る、跳ねる、ベッドから飛び出すなどの粗暴な行動が起き、自分自身あるいは家族を傷害することがある。
- 声をかけると覚醒し、目覚めたときの意識と見当識は正常で、異常行動を呈した場面を想起できることが多い。 ⇔ 譫妄、夜驚
診断基準
- 睡眠障害国際分類第2版(ICSD-2)
-
- けがをしてしまうか,あるいはけがをしてもおかしくないような睡眠時の荒々しい行動.
- 睡眠ポリグラフ検査中に記録されたREM睡眠時の異常行動.
- 筋抑制を欠いたREM睡眠(REM sleep without atonia)が存在する:持続的または間欠的な頤筋活動
の亢進や,頤筋または四肢の相動的な収縮(phasic EMG twitching).
- REM 睡眠中に,てんかん性脳波活動がみられない(RBDと他のREM 睡眠関連性けいれんの併発とを,明瞭に区別
できる場合を除く).
- 他の睡眠異常症では十分説明できない睡眠障害である(内科疾患や神経疾患,精神疾患,薬剤性や薬物乱用による疾患)
治療
[★]
- 英
- Lennox-Gastaut syndrome
- 同
- レンノックス・ガストー症候群、レンノックス-ガストー症候群、Lennox-Gastaut症候群、レンノックス症候群 レノックス症候群 Lennox症候群 Lennox syndrome
- 関
- てんかん、ウェスト症候群 West症候群
[show details]
概念
- 強直発作を中心とするてんかん重積をきたす病態であり、脳波が特徴的である難治性の病態。
疫学
- 発症:1-8歳。1-4歳が特に多い。(PED.1427) 好発年齢:2-8歳(ピーク:3-5歳、10歳以降はまれ)(出典不明)
病因
- ウエスト症候群
- 遺伝疾患、神経皮膚症候群(結節性硬化症など)、あるいは続発性の脳症(低酸素、虚血、髄膜炎、頭部外傷)
- 原因不明:多い(約40%)。遺伝的異常(特に染色体異常(chromosomal syndrome))あることがわかってきている。(参考1)
- 参考1
症状
- PED.1427 YN.J-179
- てんかん発作:強直発作(中核発作型)、非定型欠神発作、脱力発作、ミオクロニー発作、強直間大発作。
- → 様々なてんかん発作が混在、頻回に起こる。
合併症
検査
- 両側性同時性の1-2.5Hzのslow spike & wave complex(非発作時)(YN. J-179), 1.5-2.5c/s偽律動的全般性局徐波複合
- 強直発作(tonic seizure)を伴う10-20Hzの多棘速波(fast polyspike pattern) =? 速律動(rapid rhythm)(睡眠時に増強 or 睡眠時のみ)(参考1)
治療
予後
- 予後不良。管理は困難であり、てんかん・神経学的予後は不良である。死亡率は高い(SMR = 14)。(参考1)
参考
- 1. [charged] 小児におけるてんかん症候群 - uptodate [1]
]
[★]
- 英
- sleep bruxism
- 関
- 睡眠時ブラキシズム、sleep-related bruxism。覚醒時歯ぎしり wakeful bruxism
- 睡眠時に咀嚼筋の運動が活発になり、歯の食いしばりと歯の摩耗を生じる(いわゆる歯ぎしり)。
- 睡眠時歯ぎしりの有病率は小児期に最も多く、その後年齢とともに次第に減少する。有病率としては子供では15-40%、成人では8-10%といわれている。
- 睡眠障害(閉塞性睡眠時無呼吸、睡眠時随伴症)を有するときに認められやすい。
- リスク因子は閉塞性睡眠時無呼吸(OR 1.8)、アルコール多飲(OR 1.8)、イビキ(OR 1.4)、カフェイン摂取(OR 1.4)、喫煙(OR 1.4)、不安(OR 1.3)、ストレス環境下(OR 1.3)とされている。
- 薬剤により誘発されるものとしても報告がある;アンフェタミン、抗精神病薬、SSRI、SNRI、MDMA
- 精神・神経疾患との関連も報告あり;ダウン症候群、レット症候群、脳性麻痺、注意欠陥多動性障害
- 多くの場合治療の必要はない。
- 小児発症の場合は成長に伴い消失する場合がある。
- 歯の摩耗を伴うような場合には、マウスピースで歯を保護する必要があります。
- 薬物が原因の場合には薬物の調節により改善する場合がある。
- 難治例に対しての薬物療法の報告がなされているが括弧としたものはなさそう;クロナゼパム、ジアゼパムなどのベンゾジアゼピン系薬。アミトリプチリン、ブロモクリプチン、クロニジン、プロプラノロール、レボドパ、トリプトファン
[★]
- 英
- seisure, epileptic stroke, epileptic seizure
- 関
- てんかん epilepsy
分類
新規発生したてんかん発作の原因
- ICU.805-806
- 薬物中毒(テオフィリンなど)
- 薬物からの離脱(アルコールなど)
- 感染症(髄膜炎、膿瘍など)
- 頭部外傷
- 虚血障害(虚血あるいはびまん性)
- 占拠性病変(腫瘍あるいは血腫)
- 代謝性障害(肝性脳症、尿毒症性脳症、敗血症、低血糖、低ナトリウム血症、低カルシウム血症など)
合併症
- ICU.805-806
- 全身性てんかん発作の場合:高血圧、乳酸アシドーシス、高体温、呼吸障害、誤嚥、肺水腫、横紋筋融解、自傷、不可逆性の神経学的障害(30分間以上てんかん発作が持続した場合)
国試