- 24歳の初妊婦。妊娠14週。子宮頸部細胞診の異常と外陰部腫瘤とを指摘され来院した。細胞診はクラスIIIa。視診では、腟壁および外陰部に鶏冠状外観を呈する腫瘤を認める。外陰部の写真を以下に示す。
- 正しいのはどれか。3つ選べ。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 4歳の男児。咳嗽を主訴に入院した。今朝から37.6℃の発熱と軽い乾性咳嗽とが出現し、午後からはのどの奥から絞り出すような咳嗽となった。声もかすれてきた。嚥下困難はなく、食物・水分の摂取はできていた。午後10時になって吸気性の喘鳴が聞かれるようになり、機嫌も悪くなった。意識は清明。身長98cm、体重14.8kg。体温38.1℃。呼吸数30/分。脈拍112/分、整。心音に異常を認めない。全肺野で上気道から放散する吸気性のrhonchi(いびき様音)を聴取するが、cracklesは聴取しない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)は90%である。頸部エックス線写真(正面像)を以下に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
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[★]
- 30歳の男性。記憶の欠損を主訴に妻に伴われて来院した。数年前から数秒間口をもぐもぐさせることがあり、妻は気になっていた。本人は全く気付いていない。昨日妻を助手席に乗せて運転中、急に動作が止まり、車を壁に衝突させてしまった。意識は清明。身長175cm、体重69kg。血圧130/76mmHg。本人は昨日の事故で負った顔面の傷を示しながら、「全く記憶にないのです。怖くてもう車の運転ができません」と答えるのみである。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
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[★]
[★]
- 英
- condyloma acuminatum, condylomata acuminata
- 同
- 陰部疣贅 genital wart、性病疣贅 venereal wart、尖圭コンジローム
- 関
- ヒトパピローマウイルス、ウイルス。性感染症
- ヒトパピローマウイルスによる感染症
- 潜伏期:3週-8ヶ月間(平均2-3週間) (G9M.72)
- 外陰部に鶏冠状外観を呈する腫瘤を形成する。
- 子宮頚部や腟内に鶏冠状外観を有する腫瘤を形成しうる。
- 産道感染により新生児に多発性咽頭乳頭腫や若年性再発性気管乳頭腫症を来しうる。
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