- 英
- cavernous hemangioma cavernous angioma
- 関
- イチゴ状血管腫、母斑、無症候性脳血管障害
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 第四脳室と橋・延髄の解剖と外科治療(<特集>脳室・脳幹病変の外科治療)
- 斉藤 延人,金 太一
- 脳神経外科ジャーナル 20(6), 438-445, 2011-06-20
- … 第四脳室と橋・延髄下半分の病変には,髄芽腫,脳室上衣腫,星細胞腫,脈絡叢乳頭腫,脳幹海綿状血管腫,血管芽腫,外向発育性グリオーマなどがある.第四脳室を露出するには小脳延髄裂アプローチが有用である.小脳扁桃の裏で延髄に付着している脈絡膜と脈絡紐を切開して小脳扁桃を牽引する方法である.脳幹内部へは,病変が最も表面に近い部分から進入するのが基本である.第四脳室底には正中溝,閂,第四脳室線条,外側陥凹 …
- NAID 110008662231
- 3. 脳幹部海綿状血管腫の手術(ES2 ビデオで学ぶ手術手技:発展編,プレコングレスイブニング教育セミナー,脳神経外科医のProfessional SpiritとResearch Mind,第31回日本脳神経外科コングレス総会)
Related Links
- ... 内を検索. 海綿状血管腫 cavernous hemangiomaについて.
- 海綿状血管腫は、病名に「腫」という漢字が付きますが、腫瘍ではなく血管奇形の一種と 考えられています.ですから、より正確に病気を表すために海綿状血管奇形とも呼ばれ ています.cavernous angioma, cavernous malformation, cavernomaと書きます.
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 44歳の女性。上腹部不快感を主訴に来院した。心窩部に肝を1cm触知する。血液所見:赤血球350万、Hb 10.0 g/dl、白血球4,400。血清生化学所見:GOT38単位(基準40以下)、GPT32単位(基準35以下)、γ-GTP48単位(基準8~50)。AFP18ng/ml(基準20以下)、CEA4ng/ml(基準5以下)、CA19-9 25 U/ml(基準37以下)。腹部ダイナミックCTを以下に示す。考えられる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095D026]←[国試_095]→[095D028]
[★]
- 2歳の女児。右頬の腫れを主訴に来院した。生下時から頬部の腫れに気付いていた。最近になって右耳前部から頬部にかけて腫れが目立つようになってきた。皮下に境界不鮮明なびまん性の軟らかい腫瘤を触れる。この部位を穿刺すると淡黄色調の透明な液体を認めた。女児の顔の写真を以下に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [101A006]←[国試_101]→[101A008]
[★]
- 90歳の男性。頭部の皮疹を主訴に来院した。7か月前に頭部に紫紅色斑が出現し、次第に拡大・隆起し、出血するようになった。頭部の写真と同部の病理組織H‐E染色標本とを以下に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103D046]←[国試_103]→[103D048]
[★]
- 63歳の女性。幼少時から体幹や四肢に色素斑が多発していた。思春期ころから体幹と四肢とに軟らかい皮膚腫瘍が出現し、次第に数が増えてきた。体幹の写真を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [098A005]←[国試_098]→[098A007]
[★]
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
[★]
- 同
- magnetic resonance imaging、核磁気共鳴画像、磁気共鳴撮像、磁気共鳴断層撮影 magnetic resonance computed tomography MR-CT、磁気共鳴映像法、磁気共鳴画像法、核磁気共鳴画像診断法
頭部MRIにて使用するシークエンス
-
-
- 流入してくるプロトンの量を強調→流入する血流のみを高信号に描出
- MRDSA(MR digital subtraction angiography)
- 造影剤の急速注入→適応:動静脈病変、血行動態、例えば脳動静脈奇形
- T2*強調画像:出血性病変
- ダイナミックMRI:下垂体、vascularity
- Perfusion imaging:vascularity
- 頭蓋内スクリーニング(T2より病変がわかりやすい)
MRIの撮像条件と信号強度
基本的な物質のMRI画像
- 参考2 SOR.122
T2 強 調 画 像
|
高信号
|
|
水
|
|
|
|
|
出 血 「 メ ト ヘ モ グ ロ ビ ン 」
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
脂肪
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
線維組織
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
皮質骨 空気 血流
|
|
|
|
|
|
|
低信号
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
低 信 号
|
.
|
.
|
.
|
.
|
.
|
.
|
高 信 号
|
|
|
T1強調画像
|
YN.J-60
- MRIの組織間信号強度
- MRIの血液信号の強度 経時的変化(脳出血)
整形外科分野でのMRI信号強度(SOR.122)
|
CT
|
MRI
|
T1
|
T2
|
灰白質
|
high
|
low
|
high
|
白質
|
low
|
high
|
low
|
CSF
|
low
|
low
|
high
|
血液
|
high
|
void
|
void
|
疾患とMRI
- wiki_jaを引用改変
- CTでは発症早期の所見は取りづらく(early CT signは除く)、12-24時間後に低吸収が出現するため、拡散強調画像(DWI)による発症1-3時間後の高信号をとらえるのが早期診断に有用である。
肝臓
- SRA.482
- 正常:T1 >筋肉、脾臓、T2 脾臓、腎臓> >筋肉。
- 病変:T1 軽度低信号、T2 軽度高信号
- T1強調画像で高信号:脂肪沈着を伴う病変(脂肪肝、肝細胞癌、線種様過形成)、高蛋白貯留液を含む嚢胞性病変(粘液性嚢胞、感染後の嚢胞)、線種様過形成、常磁体物の沈着(亜急性期メトヘモグロビン)、メラニン、ガドリニウム
- T2強調画像で著明な高信号:液体の貯留 → 肝嚢胞、海綿状血管腫
- T2強調画像で低信号:水分減少を伴う病変(凝固壊死、線種様過形成)、メラニン、デオキシヘモグロビン、ヘモジデリン
DWI
- 肝臓では占拠性病変が高信号として描出される。悪性腫瘍では細胞密度が増加し水分子の拡散が制限された結果、高信号を示すと考えられている。
ADC
- 各肝腫瘍における見かけの拡散係数(ADC:apparent diffusion coefficient)を比較し、血管腫では高ADC、悪性腫瘍では低ADCであった。
- 参考5改変
T1とT2
造影
- ガドリニウム:MRIで造影といえばこれ。
- 超磁性体酸化鉄粒子 SPIO:肝網内系をターゲットとした造影剤である。SPIOはKupffer細胞に貪食されリソソームにクラスター化される家庭でT2*緩和時間およびT2緩和時間を短縮させる。ゆえにKupffer細胞を含む正常肝組織の信号が低下し、含まない腫瘍とのコントラストを強調することができる。(参考1)
磁場
- 参考3 参考4
- 2010年現在、臨床で主流となっているMRIは1.5Tが主流。3Tも入り始めている、らしい。
- 臨床で使用可能な磁場強度の上限は厚労省が決めているらしい。
参考
- 1. 多様化する肝転移治療の選択|肝転移の画像診断:Cancer Therapy.jp:コンセンサス癌治療
- http://www.cancertherapy.jp/liver_metastasis/2007_autumn/02.html
- 2. C.産婦人科検査法 9.婦人科疾患のMRI 診断 - 日産婦誌59巻5号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5905-113.pdf
- http://www.hosp.keio.ac.jp/kensa/hoshasen/m0.htm
- 4. MRI開発史と科学者たち 物理学専攻 M1 24B07054 森尾豊
- http://www-het.phys.sci.osaka-u.ac.jp/~higashij/lecture/coe07/4hanmorio.pdf
- 5. B.産婦人科検査法 9.婦人科疾患のMRI 診断 - 日産婦誌53巻6号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/53/5306-099.pdf
[★]
- 英
- hematemesis, vomiting of blood, hematoemesis
- 関
- ヘマチン
喀血と吐血
|
喀血
|
吐血
|
前兆
|
喉頭の違和感・熱感、 生臭い味がする
|
悪心
|
色
|
鮮紅色が多い
|
暗赤色
|
性状
|
泡沫状、凝固せず
|
塊状、凝固する
|
出方
|
咳による
|
嘔吐による
|
量
|
吐血より少ない
|
大量
|
pH
|
アルカリ性
|
酸性
|
植物残渣
|
なし
|
あり
|
発熱
|
あり
|
なし
|
糞便
|
黒色便無し
|
黒色便、タール便
|
既往歴
|
肺・心疾患
|
消化器症状
|
所見
|
胸部所見有り
|
腹部所見有り
|
期間
|
しばらく続く
|
一般に短期間
|
病因
- (頻度順)消化性潰瘍、食道静脈瘤、胃癌、出血性胃炎、マロリーワイス症候群。 消化性潰瘍、AGML、胃・食道静脈瘤破裂、悪性腫瘍、マロリーワイス症候群、全身性疾患・血液疾患・血管疾患 (IMD)
吐血・下血をきたす全身疾患 IMD.383
鑑別診断 Differential Diagnosis in Primary Care 4th
|
V
|
I
|
N
|
D
|
I
|
C
|
A
|
T
|
E
|
|
Vascular
|
Inflammatory
|
Neoplasm
|
Degenerative and Deficiency
|
Intoxication
|
Congenital
|
Autoimmune
|
Trauma
|
Endocrine Allergic
|
|
食道
|
食道静脈瘤 大動脈瘤
|
逆流性食道炎 潰瘍 クルーズ・トリパノソーマ
|
食道と肺の癌
|
アルカリ液や他の刺激物 外来異物
|
食道裂孔ヘルニア 食道炎
|
強皮症
|
外来異物 経鼻胃管 マロリーワイス症候群
|
|
胃
|
噴門部静脈瘤 破裂動脈瘤
|
胃炎 胃潰瘍
|
癌
|
萎縮性胃炎
|
アルコール性胃炎 アスピリンやその他の薬品(ヒ素など)
|
hereditary telangiectasis(遺伝性出血性毛細血管拡張症?)
|
外科手術による穿孔と裂傷
|
ゾリンジャー・エリソン症候群
|
|
十二指腸
|
潰瘍
|
区域的な回腸炎
|
外科手術による穿孔と裂傷
|
ゾリンジャー・エリソン症候群
|
|
膵臓
|
急性膵炎(出血性)
|
血液
|
白血病 多血症
|
再生不良性貧血 ビタミンK欠乏症
|
ワーファリン ヘパリン その他の薬品
|
血友病 その他遺伝性の凝固障害疾患
|
特発性血栓性紫斑コラーゲン病 その他の血小板減少の原因となる疾患
|
|
診断
[★]
- 英
- hepatic hemangioma, hemangioma of the liver
- 関
- カサバッハ・メリット症候群
誘因
組織学的分類
検査
超音波エコー
CT
- ダイナミック造影CTにおいて、経時的に周辺から造影効果が出現。 造影効果が長く続く ⇔ 肝細胞癌:造影効果は動脈相で最強となった以降は低下する。
- 均一に造影効果が現れる。
MRI
- T1
- T2:著しい強信号(腫瘍内に酸素化された血液が長時間停滞するため(YN.B-55))
- 造影:+
国試
国試
[★]
- 英
- multiple cavernous hemangioma
- 関
- 海綿状血管腫
[★]
- 英
- nerve angioma
- 関
- 血管、海綿状血管腫
[★]
- 英
- cavernous hemangioma of the liver, hepatic cavernous angioma, hepatic cavernous hemangioma
- 関
- 血管腫、肝腫瘍
概念
- 腫瘍の発育には女性ホルモンが関与しており、成人女性に多い。
症状
検査所見
- なお肝生検は大出血の危険があるので本症では禁忌である。
腹部エコ
- 全体として辺縁が線状に増強される marginal strong echo と呼ばれる高エコー像を呈し、内部は溶血塊として明瞭でない。
- 肝海綿状血管腫は内部構造が胞巣状を呈するので、腫瘤内でエコーの反射が増強し、高エコーを示すのが特徴的である。(SRA.472)
- 時に内部が低エコーで周囲がリング状の高エコーを示すものや、高エコーと低エコーが混在した混合型を呈するものもある。(SRA.472)
血管造影
- 綿花状 cotton wool appearance
- 動脈相から毛細血管相にかけて、腫瘍内に造影剤が斑状に貯留 pooling している所見である。
MRI
- SRA.482
- T1:低信号
- T2:高信号 ← 液体やから。肝嚢胞もそうや。
合併症
- 血管腫が巨大な場合に腫瘍内に血栓を形成してDICを招いたもの。
治療
- 巨大なものや圧迫症状が出現したものは肝切除の適応となる。
参考
- http://www.jcr.or.jp/guideline/2007/pdf/410.pdf
- http://www.d9.dion.ne.jp/~atmtrenn/abdomen/aaacneuaaaeo.html
- http://akimichi.homeunix.net/~emile/aki/html/medical/liver/node62.html
[★]
- 英
- cavernous hemangioma cavernous angioma
[show details]
[★]
- 英
- cavernomatous transformation
- 関
- 肝門部門脈閉塞
[★]
- 英
- central nervous system cavernous hemangioma
[★]
- 英
- blood vessel, blood vessels
構造
- 内皮細胞(単層扁平上皮細胞)
- 基底板
- 内皮下結合組織(内皮下層 subendothelial layer):疎性結合組織、縦走平滑筋
- 内弾性板
分類
[★]
- 英
- angioma, hemangioma
- 同
- アンジオーマ、アンギオーマ
表在性の脈管系腫瘍(皮膚所見が見られるもの) NDE.369
参考
[★]
- 英
- spongiform、sponge、spongy、cancellous
- 関
- 海綿、海綿質、海綿体、スポンジ
[★]
- 関
- がん、腫瘍、腫瘤、良性新生物
[★]
- 英
- sponge
- 関
- 海綿質、海綿状、海綿体、スポンジ