- 70歳の男性。2週前から続く発熱を主訴に来院した。糖尿病で通院中である。体温38.2℃。呼吸数24/分。脈拍96/分、整。呼吸音に異常を認めない。赤沈45mm/1時間。血液所見:赤血球510万、Hb 14.5g/dl、白血球12,000(桿状核好中球8%、分葉核好中球72%、好酸球2%、好塩基球1%、単球2%、リンパ球15%)。CRP 9.7mg/dl。胸部エックス線写真と胸部単純CTとを以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [103A026]←[国試_103]→[103A028]
★リンクテーブル★
[★]
- 30歳の女性。不妊と月経異常とを主訴に来院した。初経は13歳で、月経周期は60~90日と不順であった。身長158cm、体重70kg。両下肢に多毛を認める。基礎体温は低温一相性。子宮卵管造影と夫の精液検査とに異常を認めない。左右卵巣の経腟超音波写真を以下に示す。
- a. 高FSH血症である。
- b. 男性化徴候を認める。
- c. クロミフェンは無効である。
- d. 卵巣楔状切除術が第一選択である。
- e. ゴナドトロピンで卵巣過剰刺激症候群を起こしやすい。
[正答]
※国試ナビ4※ [103A025]←[国試_103]→[103A027]
[★]
- 19歳の女性。半年前から出現した右眼の視力低下と1週前から続く易疲労感とを主訴に来院した。意識レベルはJCS I-3。身長162cm、体重47kg。体温36.2℃。脈拍72/分、整。血圧 100/64mmHg。頭部造影MRIのT1強調冠状断像と矢状断像とを以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [103A027]←[国試_103]→[103A029]
[★]
[★]
- 英
- miliary tuberculosis
- ラ
- tuberculosis miliaris
- 同
- 粟粒結核症?
- 関
- 結核、粟粒結核結節
[show details]
概念
- 結核が血行性に全身播種感染を起こし、複数の臓器に結核散布巣を作った病態
病因
- 高齢者、悪性腫瘍、糖尿病、副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)、免疫抑制薬、AIDS
検査
理学所見
- 次の4項目が診断に有用
- 眼底検査:肉芽結節
- 肝生検:結核結節
- 骨髄生検:結核菌の検出
- 経気管支肺生検:結核の病理組織
治療
- 結核と同じ
国試