- 48歳の男性。下血を主訴に来院した。精査にて大腸癌が発見され、手術目的で外科病棟に入院した。20歳で統合失調症を発症し、作業所に通所中であった。患者が手術を嫌がり同意が得られないため精神科医師がコンサルテーションを受けた。
- a. 医療保護入院の手続きをとる。
- b. 手術の説明と同意の取得に協力する。
- c. 外科スタッフに精神医学的説明を行う。
- d. 社会福祉士と協力して家族との連携を図る。
- e. 外科スタッフとともに周術期の精神科薬物療法を計画する。
[正答]
※国試ナビ4※ [103F019]←[国試_103]→[103F021]
★リンクテーブル★
[★]
- 80歳の女性。食欲低下を主訴に入院していた。3日前に風邪をひいたことを契機に、食事がとれなくなった。肝転移を伴う胃癌があるが、患者も家族も積極的な治療は望んでいない。家族は娘夫婦が車で30分の距離に住んでいる。10年前に心筋梗塞の既往があり、ステント留置術を受けている。
- 午前3時の検温時に呼吸していることを看護師が確認していたが、脈拍は測定しなかった。午前6時05分の検温時に、ベッド上で心肺停止状態であるのを看護師が発見し、医師と家族とに連絡した。先に到着した研修医がモニター心電図を装着して自己心拍を認めないことを確認した。午前6時15分に指導医が到着し一緒に診察を開始した。体温35.0℃(直腸温)。自己心拍と自発呼吸とは認めず、瞳孔は左右同大で散大していた。午前6時20分に診察を終了し、心肺蘇生は行わなかった。
- 午前6時45分に娘夫婦が到着した。状況の説明後、死因の特定のために病理解剖の同意を求めたが了解を得られず、死亡診断書を記載することになった。
- 死亡診断書に記載する死亡時刻で正しいのはどれか。
- a. 午前3時00分
- b. 午前6時05分
- c. 午前6時15分
- d. 午前6時20分
- e. 午前6時45分
[正答]
※国試ナビ4※ [103F018]←[国試_103]→[103F020]
[★]
- 30歳の女性。右眼の痛みを主訴に来院した。3日前から右眼の充血と違和感とがあり改善しない。右眼の眼瞼皮膚に発赤と腫脹とを認めず、眼球結膜に充血を認める。右角膜中央に直径約2mmの白色円形病変を認め、病変の中央はフルオレセインナトリウムで染色される。前房に炎症細胞を認めない。左眼に異常を認めない。
- a. 涙液
- b. 前房水
- c. 硝子体液
- d. 眼瞼皮膚擦過物
- e. 角膜病巣擦過物
[正答]
※国試ナビ4※ [103F020]←[国試_103]→[103F022]
[★]