- 出生直後の新生児。在胎37週、体重3,120gで出生した。啼泣と自発呼吸とは弱々しく、マスクで酸素を投与したが全身チアノーゼが強いため気管挿管された。挿管後100%酸素を投与してもチアノーゼは改善しない。胸腹部エックス線写真(臥位)を以下に示す。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 60歳の男性。腎機能の低下について他科からのコンサルテーションを受けた。5年前から年に数回胸痛を訴えており、最近頻度が増加したので、1週前に精査のため入院した。6日前に心臓カテーテル検査で1枝病変が確認された。3日前から血清クレアチニンの上昇が認められ、徐々に悪化している。昨日から第2趾先端部に疼痛を伴う紫色の変色が認められた。30歳から高血圧で降圧薬の投与を受けている。40歳から糖尿病で経口糖尿病薬の投与を受けている。喫煙は30本/日を30年間。飲酒はビール大瓶2本/日を25年間。意識は清明。身長170cm、体重95kg。体温37.2℃。脈拍72/分、整。血圧 160/90mmHg。尿所見:蛋白1+、糖1+、潜血3+。血液所見:赤血球420万、Hb 14g/dl、Ht 42%、白血球 7,000、血小板 14万。血液生化学所見:血糖 180mg/dl、HbA1C 7.5%、総蛋白 7.0g/dl、アルブミン 4.5g/dl、尿素窒素 70mg/dl、クレアチニン5.2mg/dl、尿酸 8.0mg/dl、総コレステロール 310mg/dl、トリグリセリド 220mg/dl、総ビリルビン 1.0mg/dl、直接ビリルビン 0.5mg/dl、AST 32IU/l、ALT 25IU/l、LD <LDH> 480IU/l(基準176~353)、ALP 250IU/l(基準115~359)、Na 141mEq/l、K 5.2mEq/l、Cl 102mEq/l、Ca 9.0mg/dl、P 5.1mg/dl。CRP 1.2mg/dl。
[正答]
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[★]
- 50歳の男性。眼底検査を勧められ来院した。15年前に糖尿病と診断された。視力は両眼ともに1.2(矯正不能)。眼底に出血が散在し、蛍光眼底造影検査で、両眼の眼底周辺部に広範囲な無血管野と網膜新生血管を認める。
- a. 経過観察
- b. 止血薬内服
- c. 硝子体手術
- d. 網膜レーザー光凝固
- e. 副腎皮質ステロイドのテノン嚢下注射
[正答]
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[★]
[★]
- 英
- congenital diaphragmatic hernia, CDH
- 関
- 横隔膜ヘルニア
分類
病態
- 胎児期に胸腔に突出した腸管により肺の形成が妨げられ、肺低形成を来す。
- 腸管は胸腔に脱出するために、出生後腹部の陥凹(scaphoid abdomen)を認める。
検査
- 胸腹部単純X線写真:腸管ガス像が胸部に認められる。
[show details]
参考
- 1. [charged] 新生児における先天性横隔膜ヘルニア - uptodate [1]
- 2. [charged] 先天性横隔膜ヘルニア:出生前診断および管理 - uptodate [2]
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