- 44歳の女性。両下腿の静脈怒張と色素沈着とを主訴に来院した。7年前、第2子出産後から下肢の静脈怒張に気付いていた。2年前から色素沈着を伴うようになり疲れやすくなった。実家が美容院を経営し、週に3日手伝っている。身長150cm、体重62kg。脈拍72/分、整。血圧122/74mmHg。両下腿の表在静脈の拡張と蛇行とを認め、茶褐色の色素沈着と硬結とを認める。仰臥位で下肢を挙上すると表在静脈は虚脱する。虚脱させた状態で大腿上部を圧迫し、起立させても静脈の拡張はない。
- 対応として誤っているのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 6歳の男児。5日前からの発熱と全身倦怠感とを主訴に来院した。心音と呼吸音とに異常を認めない。左右の頸部リンパ節を1cm触知する。右肋骨弓下に肝を6cm、左肋骨弓下に脾を3cm触知する。血液所見:赤血球285万、Hb 9.1g/dl、白血球2,000、血小板8.1万、プロトロンビン時間60%(基準80~120)、APTT 42秒(基準対照32.2)。血液生化学所見:フェリチン12,400 ng/ml(基準20~120)、AST 384IU/l、ALT 28IU/l、LD <LDH> 1,883IU/l (基準260~530)。CRP 2.4mg/dl。骨髄塗抹May-Giemsa染色標本を以下に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103D053]←[国試_103]→[103D055]
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- 36歳の女性。顔面の紅斑と発熱とを主訴に来院した。5日前から顔面と下肢とに圧痛のある浸潤性紅斑と38℃台の発熱とを生じた。皮膚生検の病理組織像では真皮に好中球の強い浸潤を認める。顔面の写真を以下に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103D051]←[国試_103]→[103D053]
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- 英
- varicose vein of lower extremity
- 関
- 末梢静脈疾患、一次性静脈瘤 primary varicose vein
疫学
分類
徴候
- 立位で大腿下部から下腿に多数の怒張・屈曲した静脈瘤を触知する
- 慢性化した例では皮膚の色素沈脈、難治性潰瘍が認められる。
症状
身体診察
- 下肢の静脈弁における不全の有無と部位を特定するための検査。
検査
治療
- 弾性ストッキング、包帯。
- 血栓摘除術、血栓溶解術:発症7日以内
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