- 30歳の女性。発作性に起こる頭痛と右下肢のしびれ感とを主訴に来院した。神経学的には異常を認めない。頭部単純MRIのT1強調像と左頸動脈造影写真側面像とを以下に示す。診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103D037]←[国試_103]→[103D039]
★リンクテーブル★
[★]
- 1歳の男児。発熱と頸部の腫脹とを主訴に来院した。3日前から38℃台の発熱が続き、今朝から頸部の腫脹に気付いた。体温38.7℃。脈拍144/分、整。前胸部に紅斑を認める。眼球結膜に充血を認める。左頸部に径3cmのリンパ節を1個、径2cmのリンパ節を1個触知する。心音と呼吸音とに異常を認めない。右肋骨弓下に肝を2cm、左肋骨弓下に脾を1cm触知する。血液所見:赤血球394万、Hb 10.5g/dl、Ht 33%、白血球 17,400(桿状核好中球 8%、分葉核好中球 71%、好酸球 2%、好塩基球 0%、単球 4%、リンパ球 15%)、血小板 43万。血液生化学所見:総蛋白6.2g/dl、AST 35 IU/l、ALT 83 IU/l、LD(LDH) 287 IU/l(基準176~353)。CRP 8.7mg/dl。顔面下部の写真を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [103D038]←[国試_103]→[103D040]
[★]
- 17歳の女子。下痢と肛門部痛とを主訴に来院した。6か月前から37℃前後の発熱と軟便とを認めた。2週前から6、7回/日の下痢を認めた。体温37.6℃。肛門周囲に瘻孔と腫脹とを認める。血液所見:赤血球310万、Hb 9.1g/dl、白血球9,800。CRP 6.8mg/dl。小腸造影写真を以下に示す。
- この疾患の下部消化管内視鏡検査でみられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [103D036]←[国試_103]→[103D038]
[★]
[★]
- 英
- cerebral arteriovenous malformation, cerebral AVM
- 関
- 頭蓋内動静脈奇形
病因
- 胎生早期(第3週)に見られる先天異常。この時期に原始動脈、毛細血管、静脈に分化する。
疫学
- SCN.216
- 発見率:0.94-1.24/10万人
- 男女比=1.1-2.0:1
- 好発年齢:20-40歳。30歳が最多
症状
- SCN.216
- 出血(66%):出血
- 痙攣(25%):けいれん
- その他(9%):神経脱落症状、頭痛
検査
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治療
予後
- 出血率:2-3%
- 初回出血による死亡率10%、生存例の10-20%に後遺症。
国試