- 65歳の男性。人間ドックの腹部超音波検査で異常を指摘され来院した。身体所見に異常を認めない。腹部造影CTを以下に示す。
最も考えられるのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 生後3時間の新生児。在胎38週、体重2,550gで出生した。出生直後から泡沫状の唾液が口腔内から出ている。5%糖液を飲ませたら咳込んで嘔吐し、チアノーゼを呈した。体温35.8℃。呼吸数60/分。心拍数140/分、整。
[正答]
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[★]
- 多臓器不全を併発する劇症型壊死性筋膜炎の起炎菌はどれか。
[正答]
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[★]
[★]
- 英
- gallbladder cancer, carcinoma of the gallbladder
- 関
- 胆道癌、胆管癌
疫学
リスクファクター(ガイドラインより)
- 胆管拡張をともなわない膵・胆管合流異常は胆嚢癌のハイリスクファクターである。
- 膵・胆管合流異常の胆嚢において粘膜過形成,K-ras遺伝子変異,p53蛋白過剰発現が高頻度に認められる
- 胆嚢癌の発生母地病変として腺腫や異型上皮,腸上皮化生が関与する可能性が報告されている
- 胆嚢ポリープが10mm以上で,かつ増大傾向を認める場合,または大きさにかかわらず広基性病変では胆嚢癌の頻度が高いと考えられる。
不明
- 現時点では胆嚢結石と胆嚢癌との直接的因果関係は証明されておらず,無症候性胆嚢結石の場合,長期間経過観察しても胆嚢癌が発生する危険は少ないといえる。
- 胆嚢壁の石灰化や陶器様胆嚢と胆嚢癌との因果関係は現段階では統一見解がない。
- 現時点で胆嚢腺筋腫症が胆嚢癌のリスクファクターであるか否かの結論は得られていない。
早期癌
- 早期胆嚢癌:組織学的深達度が粘膜(m)・固有筋層(mp)にとどまるもの。リンパ節転移の有無は問わない。癌の先端部がRokitansky-Aschoff sinusに限局していれば、深達度に寄らず粘膜内癌 (YN.B-74)
症状
- 初期には無症状
- 腹痛(72%)、黄疸(58%)、体重減少(47%)
検査
[show details]
予後
- 早期癌:op後の累積5年生存率は80%。
- 進行癌:漿膜下層限局で5年生存率は50%。漿膜波及で10%。
ガイドライン
国試