- 36歳の男性。前頸部腫瘤を主訴に来院した。2か月前に初めて自覚したが、その後、腫瘤の大きさに変化はない。前頸部傍正中の舌骨付近に半球状、単発の25×25mmの柔らかい腫瘤を触れる。嚥下時にこの腫瘤は挙上する。頸部造影CT(別冊No. 16)を別に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114A042]←[国試_114]→[114A044]
★リンクテーブル★
[★]
- 35歳の女性。摂食早期の満腹感と心窩部痛を主訴に来院した。6か月前から摂食早期の満腹感を自覚し、特に脂っぽいものを食べると心窩部痛が出現するため受診した。便通異常はない。既往歴に特記すべきことはない。身長 158cm、体重 46kg(6か月間で3kgの体重減少)。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 408万、Hb 12.8g/dL、Ht 39%、白血球 5,300、血小板 20万。血液生化学所見:アルブミン 4.1g/dL、総ビリルビン 0.8mg/dL、AST 21U/L、 ALT19U/L、LD 194U/L(基準 120~245)、ALP 145U/L(基準 115~359)、γ-GT 14U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 89U/L(基準 37~160)、尿素窒素 15mg/dL、クレアチニン 0.7mg/dL、尿酸 3.9mg/dL、血糖 88mg/dL、HbA1c 5.6%(基準 4.6~6.2)、総コレステロール 176mg/dL、トリグリセリド 91mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.3mEq/L、Cl 101mEq/L。上部消化管内視鏡検査および腹部超音波検査に異常を認めない。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114A043]←[国試_114]→[114A045]
[★]
- 34歳の男性。頭痛、顔つきの変化および手足の容積増大を主訴に来院した。2年前から家人に顔貌の変化を指摘されている。1年前から頭痛を自覚するようになった。身長 182cm、体重 98kg。脈拍 80/分、整。血圧 156/90mmHg。顔面は眉弓部の膨隆、鼻と口唇の肥大、巨舌を認める。胸部と腹部とに異常は認めない。内分泌検査所見:GH 8.5ng/mL(男性の基準 2.5以下)、IGF-1 780ng/mL(34歳男性の基準 102~283)、ACTH 35pg/mL(基準 7.2~63.3)、プロラクチン 62.0ng/mL(基準 3.6~12.8)、コルチゾール 14μg/dL(基準 6.24~18.0)。頭部単純エックス線写真(別冊No. 15)を別に示す。
- この患者でみられないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114A041]←[国試_114]→[114A043]
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