- 78歳の男性。食欲不振、体重減少と全身倦怠感を主訴に来院した。2年前に膵頭部癌で切除術を受けたが、1年前に肝と肺への多発転移を指摘された。本人および家族ともにこれ以上の抗癌治療を望まず、通院していなかったという。1か月前から食欲不振と5kgの体重減少をきたし、1週前から全身倦怠感も認めるようになったため再度受診した。悲痛や不眠を認めない。身長 167cm、体重 38kg。体温 36.0℃。脈拍80/分、整。血圧 100/68mmHg。呼吸数 14/分。癌悪液質と診断した。
- この時点での対応として正しいのはどれか。
- a NSAIDを投与する。
- b 抗うつ薬を投与する。
- c 抗癌治療を実施する。
- d 直ちに高カロリー輸液を行う。
- e 在宅ケアに関する患者の意向を聞く。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 55歳の男性。両足の浮腫を主訴に来院した。10日前に両足の浮腫が出現し増悪したため受診した。身長 170cm、体重 75kg(10日前は65kg)。脈拍100/分、整。血圧 92/56mmHg。両下肢に浮腫を認める。尿所見:蛋白3+、潜血(-)。随時尿の尿蛋白/Cr比は8.7g/gCr(基準 0.15未満)。血液所見:赤血球 485万、Hb 18.1g/dL、Ht 48%、白血球 7,800、血小板 23万。フィブリノゲン 677mg/dL(基準 186~355)、Dダイマー 3.1μg/mL(基準 1.0以下)。血液生化学所見:総蛋白 4.0g/dL、アルブミン 1.5g/dL、尿素窒素 56mg/dL、クレアチニン 1.3mg/dL、血糖 84mg/dL、HbA1c 6.0%(基準 4.6~6.2)、総コレステロール 310mg/dL、トリグリセリド 120mg/dL。腎生検にて微小変化型ネフローゼ症候群と診断された。
- この患者において注意すべき合併症はどれか。
[正答]
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[★]
- 32歳の女性。自転車を運転中に転倒し救急車で搬入された。意識レベルはJCSⅠ-1で、視野全体が暗く感じると訴えている。対光反射の瞳孔の写真(別冊No. 4)を別に示す。
- 障害部位はどれか。
[正答]
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