- 82歳の男性。胃癌の終末期のため自宅で最期を迎えたいという本人と家族の意向に従って在宅で緩和医療を受けていた。前日の主治医による診察時には傾眠状態であり、かろうじて呼名に反応がみられた。今朝、妻から「息をしていないようだ」と訪問看護ステーションに連絡があり、主治医が看護師とともに自宅を訪問した。呼吸は停止しており、心拍は確認できない。対光反射はなく瞳孔は散大している。他の身体所見に不審な点は認めない。
- 対応として適切なのはどれか。
- a 救急車を呼ぶ。
- b 警察に通報する。
- c 心肺蘇生を行う。
- d 自家用車で病院に搬送する。
- e 死亡確認し、死亡診断書を作成する。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 13歳の男子。学校心臓検診で心電図異常を指摘され、父親に連れられて受診した。自覚症状はない。脈拍76/分、不整。血圧 110/74mmHg。心エコー検査所見に異常を認めない。心電図(別冊No. 6)を別に示す。この心電図にみられる期外収縮は運動により消失した。Holter心電図検査において期外収縮の連発を認めなかった。
- 患児および父親への説明として正しいのはどれか。
- a 「不整脈の薬を飲みましょう」
- b 「心臓カテーテル検査を行います」
- c 「体育の実技は見学してください」
- d 「心配はないので経過をみていきましょう」
- e 「カテーテルアブレーションという治療を行います」
[正答]
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- 62歳の女性。突然の激しい頭痛のため救急車で搬入された。悪心および嘔吐を伴う強い頭痛があり、救急車を要請した。意識レベルはJCSⅠ-1。体温 36.9℃。心拍数 92/分、整。血圧 150/88mmHg。呼吸数 14/分。SpO2 100%(鼻カニューラ 1L/分酸素投与下)。神経診察では片麻痺を認めないが、右の眼瞼下垂を認める。瞳孔径は右6mm、左3mm。対光反射は左で迅速だが右で消失している。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
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