- 78歳の男性。労作時呼吸困難を主訴に来院した。半年前から労作時呼吸困難を自覚し、2週前から増悪しているという。意識は清明。体温 37.0℃。脈拍 100/分、整。血圧 146/84mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 88%(room air)。心音に異常を認めない。両側の背部にfine cracklesを聴取する。下腿に浮腫を認めない。胸部エックス線写真(別冊No.20A)及び胸部CT(別冊No.20B)を別に示す。
- 認められる可能性が高いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114A048]←[国試_114]→[114A050]
★リンクテーブル★
[★]
- 56歳の女性。気が遠くなるようなめまいを主訴に来院した。1年前に鼻翼に丘疹が出現した。皮膚サルコイドーシスと診断され、副腎皮質ステロイド外用薬の塗布により、3か月程度で皮疹は改善した。今朝から気が遠くなるようなめまいが出現したため受診した。体温 36.7℃。脈拍 40/分、整。血圧 132/72mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:赤血球 414万、Hb 12.6g/dL、白血球 5,400、血小板 27万。血液生化学所見:総蛋白 7.4g/dL、アルブミン 4.3g/dL、AST 21U/L、ALT 22U/L、LD 261U/L(基準 120~245)、CK 78U/L(基準 30~140)、クレアチニン 0.5mg/dL。CRP 0.1mg/dL。胸部エックス線写真で異常を認めない。心電図で完全房室ブロックを認める。心エコー図(別冊No. 21)を別に示す。左室駆出率は45%であった。完全房室ブロックに対して一時的ペースメーカーを挿入した。
- 適切な治療はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114A049]←[国試_114]→[114A051]
[★]
- 70歳の男性。嚥下困難を主訴に来院した。2か月前から食物の飲み込みにくさを自覚するようになった。徐々に食事摂取が困難となり、体重は1か月で4kg減少した。身長 170cm、体重 59kg。体温 36.5℃。脈拍 76/分、整。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 334万、Hb 10.8g/dL、Ht 31%、白血球 7,200、血小板 18万。血液生化学所見:総蛋白 6.3g/dL、アルブミン 3.3g/dL、AST 36U/L、ALT 40U/L、尿素窒素 19mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、CEA 14ng/mL(基準5以下)、SCC 7.8ng/mL(基準1.5以下)。上部消化管内視鏡像(別冊No.19A)、生検組織のH-E染色標本(別冊No.19B)及び腹部造影CT(別冊No.19C)を別に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114A047]←[国試_114]→[114A049]
[★]