- 63歳の女性。頭痛と行動異常を主訴に来院した。3か月前から起床時の頭痛を自覚し、徐々に悪心を伴うようになってきたため受診した。2か月前から約束を間違える、着衣がうまくできないなどの異常に家族が気付いていたという。意識レベルはJCSⅠ-2。脈拍 68/分、整。血圧 142/88mmHg。神経診察で左不全片麻痺を認める。頭部造影MRI(別冊No.19A)を別に示す。入院し、開頭腫瘍摘出術を施行した。病変部のH-E染色標本(別冊No.19B)を別に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
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[★]
- 78歳の女性。右膝の痛みと腫れを主訴に来院した。2日前から誘因なく同部に痛みと腫れがあるため受診した。体温 37.6℃。脈拍 88/分、整。血圧 130/70mmHg。呼吸数 14/分。右膝に膝蓋跳動があり、自発痛、発赤および熱感を認める。右膝関節単純エックス線写真で異常を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)、細菌(-)、沈渣に白血球を認めない。血液所見:赤血球 456万、Hb 12.6g/dL、Ht 41%、白血球 12,300(分葉核好中球 76%、好酸球 2%、好塩基球 1%、単球 8%、リンパ球 13%)、血小板 16万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 3.2g/dL、総ビリルビン 1.0mg/dL、AST 20U/L、ALT 15U/L、LD 220U/L(基準 120~245)、ALP 290U/L(基準 115~359)、尿素窒素 20mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL、尿酸 4.7mg/dL、血糖 112mg/dL。CRP 8.6mg/dL。
- 次に行うべき対応はどれか。
- a 関節液検査
- b 膝関節造影CT
- c 下肢ギプス包帯固定
- d 広域抗菌薬の点滴静注
- e 副腎皮質ステロイドの関節内投与
[正答]
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- 20歳の女性。右胸痛を主訴に来院した。昨日夕方、急に右胸痛と呼吸困難を自覚し本日増悪したため受診した。呼吸数 22/分。SpO2 95%(room air)。右胸部の呼吸音が対側と比べ減弱している。胸部エックス線写真(別冊No. 20)を別に示す。
- 次に行うべき検査はどれか。
[正答]
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