- 65歳の女性。発熱と悪寒を主訴に来院した。意識レベルはJCSⅡ-10。身長 155cm、体重 68kg。体温 38.8℃。脈拍 96/分、整。血圧 92/52mmHg。呼吸数 28/分。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。右背部叩打痛を認める。尿所見:蛋白1+、糖(-)、ケトン体(-)、潜血1+、沈渣は赤血球 10~50/HPF、白血球 50~99/HPF。血液所見:赤血球 434万、Hb 11.8g/dL、Ht 37%、白血球 2,200、血小板 22万。血液生化学所見:総蛋白 6.5g/dL、アルブミン 2.8g/dL、AST 19U/L、ALT 19U/L、尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL。CRP 21mg/dL。血液培養と尿培養の検体を採取し、生理食塩液による輸液を行ったが、血圧低下の改善はみられず、カテコラミンと抗菌薬の投与を開始した。腹部CT(別冊No.25A、B)を別に示す。
- 直ちに行うべき処置はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 42歳の男性。喘鳴を主訴に来院した。幼児期に気管支喘息を発症したが、12歳以降は喘息発作もなく過ごしていた。半年前から再び発作が生じるようになったため受診した。アレルギー性鼻炎の既往はない。吸入副腎皮質ステロイド薬、吸入長時間作用性β2刺激薬、吸入長時間作用性抗コリン薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、テオフィリン徐放薬で治療したところ最近症状が落ち着き、減薬を考慮している。血液所見:赤血球 430万、Hb 14.5g/dL、白血球 7,800(分葉核好中球 63%、好酸球 10%、好塩基球 1%、単球 5%、リンパ球 21%)、血小板 25万。特異的IgE抗体は全て陰性。
- 治療方針として、中止すべきでないのはどれか。
- a テオフィリン徐放薬
- b 吸入副腎皮質ステロイド薬
- c 吸入長時間作用性β2刺激薬
- d 吸入長時間作用性抗コリン薬
- e ロイコトリエン受容体拮抗薬
[正答]
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[正答]
※国試ナビ4※ [114D057]←[国試_114]→[114D059]
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