- 32歳の経産婦(2妊1産)。妊娠12週。出生前診断について相談するため、遺伝カウンセリング外来に夫婦で来院した。これまでの妊娠経過に異常を認めない。28歳の時に出産した子供がDown症候群であった。無侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)について知りたいという。
- 説明として適切なのはどれか。
- a 「羊水を使って検査を行います」
- b 「検査のために流産する確率は0.3%です」
- c 「検査で先天性疾患の80%が診断できます」
- d 「検査の結果が陽性であっても確定診断にはなりません」
- e 「妊娠16週以降にならないと検査することができません」
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 42歳の男性。健康診断で異常を指摘されたため受診した。既往歴、家族歴に特記すべきことはない。喫煙歴は20本/日を13年間。飲酒はビールを500mL/日。身長 167cm、体重 78kg、腹囲 104cm。体温 36.4℃。脈拍 68/分、整。血圧 138/76mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液生化学所見:総蛋白 7.5g/dL、アルブミン 4.2g/dL、総ビリルビン 0.6mg/dL、AST 45U/L、ALT 52U/L、γ-GT 130U/L(基準 8.50)、尿素窒素 28mg/dL、クレアチニン 1.0mg/dL、尿酸 7.9mg/dL、空腹時血糖 130mg/dL、HbA1c 6.8%(基準 4.6~6.2)、トリグリセリド 250mg/dL、HDLコレステロール 33mg/dL、LDLコレステロール 142mg/dL。
- まず行うべきなのはどれか。
- a 降圧薬投与
- b ニコチン補充療法
- c 75g経口ブドウ糖負荷試験
- d 生活習慣に関する詳細な聴取
- e 週3回以上のジョギングの推奨
[正答]
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[★]
- 84歳の女性。腹痛のため救急車で搬入された。2日前から排便がなく腹痛と腹部膨満感を自覚するようになった。今朝から症状が強くなったため救急車を要請したという。意識は清明。体温 37.5℃。心拍数 98/分、整。血圧 148/94mmHg。呼吸数 22/分。SpO2 97%(鼻カニューラ 3L/分酸素投与下)。腹部は膨隆し腸雑音はやや亢進し、打診で鼓音を認める。左腹部に圧痛を認めるが反跳痛はない。腹部エックス線写真(別冊No. 7)を別に示す。
- まず行うべき対応はどれか。
[正答]
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