- 次の文を読み、45、46の問いに答えよ。
- 75歳の女性。発熱を主訴に来院した。
- 現病歴:昨日からわずかな排尿痛を自覚していた。今朝から悪寒戦慄を伴う発熱が出現したため、家族に付き添われて受診した。
- 既往歴:高血圧症のため、自宅近くの診療所で投薬を受けている。胆石症のため、同じ診療所で年1回の腹部超音波検査を実施している。
- 生活歴:60歳まで小学校の教諭をしていた。夫は5年前に死去し、現在は長男夫婦および中学生の孫と同居している。
- 家族歴:父が胃癌、母が大腸癌。
- この患者の診察にあたり必要な感染予防策はどれか。
- a 標準予防策
- b 空気感染予防策
- c 接触感染予防策
- d 飛沫感染予防策
- e 診察に用いたディスポーザブル物品の焼却
[正答]
※国試ナビ4※ [114B044]←[国試_114]→[114B046]
★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、43、44の問いに答えよ。
- 65歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。
- 現病歴:午前8時に農作業に行くと家族に伝えて外出した。昼食の時間になっても帰宅しないため家族が様子を見に行ったところ、ビニールハウス内で倒れているのを発見し、救急車を要請した。
- 現症:救急車からの予備情報によると、意識レベルはJCSⅢ-200。体温 39.2℃。心拍数 144/分、整。血圧 82/40mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 100%(リザーバー付マスク 10L/分酸素投与下)。
- 家族への病歴聴取や身体診察、検査を行った結果、以下の結果が得られた。
- 現病歴:作業に出かけるまでは、特に普段と変わりがなかった。朝食も普段通り摂取していた。家族が様子を見に行った際には、ビニールハウスの中はかなり暑くなっていた。
- 既往歴:50歳時から2型糖尿病と高血圧症で通院して投薬を受けている。
- 生活歴:喫煙は20本/日を40年間。飲酒はビール350mL/日を40年間。
- 家族歴:父が心筋梗塞。
- 現症:意識レベルはJCSⅢ-200。体温 39.0℃。心拍数 138/分、整。血圧 84/46mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 99%(鼻カニューラ 3L/分酸素投与下)。瞳孔は両側3mmで対光反射は両側とも迅速。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔内は乾燥している。頸部リンパ節は触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。浮腫を認めない。腱反射に異常を認めない。
- 検査所見:尿所見:蛋白1+、糖(-)、ケトン体(-)。血液所見:赤血球 610万、Hb 17.2g/dL、Ht 60%、白血球 10,800(分葉核好中球 80%、好酸球 1%、好塩基球 1%、単球 8%、リンパ球 10%)、血小板 42万。血液生化学所見:総蛋白 9.0g/dL、アルブミン 5.2g/dL、総ビリルビン 0.8mg/dL、AST 20U/L、ALT 13U/L、LD 350U/L(基準 120~245)、尿素窒素 53mg/dL、クレアチニン 1.8mg/dL、血糖 153mg/dL、Na 166mEq/L、K 4.8mEq/L、Cl 120mEq/L。CRP 0.2mg/dL。
- まず投与すべきなのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114B043]←[国試_114]→[114B045]
[★]
- 次の文を読み、45、46の問いに答えよ。
- 75歳の女性。発熱を主訴に来院した。
- 現病歴:昨日からわずかな排尿痛を自覚していた。今朝から悪寒戦慄を伴う発熱が出現したため、家族に付き添われて受診した。
- 既往歴:高血圧症のため、自宅近くの診療所で投薬を受けている。胆石症のため、同じ診療所で年1回の腹部超音波検査を実施している。
- 生活歴:60歳まで小学校の教諭をしていた。夫は5年前に死去し、現在は長男夫婦および中学生の孫と同居している。
- 家族歴:父が胃癌、母が大腸癌。
- 現症:意識は清明。身長 152cm、体重 45kg。体温 38.3℃。脈拍 96/分、整。血圧 114/72mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 95%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。咽頭に異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。甲状腺腫を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。左肋骨脊柱角に叩打痛を認める。四肢に浮腫を認めない。
- 検査所見:尿所見:黄色で混濁、蛋白(±)、糖(-)、潜血1+、沈渣に赤血球を認めず、白血球 100以上/HPF。血液所見:赤血球 382万、Hb 11.2g/dL、Ht 33%、白血球 10,100(桿状核好中球 17%、分葉核好中球 55%、好酸球 2%、好塩基球 0%、単球 10%、リンパ球 16%)、血小板 15万。血液生化学所見:総蛋白 7.5g/dL、アルブミン 3.2g/dL、総ビリルビン 0.7mg/dL、AST 19U/L、ALT 9U/L、LD 220U/L(基準 120~245)、ALP 336U/L(基準 115~359)、γ-GT 36U/L(基準 8~50)、尿素窒素 15mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、血糖 120mg/dL、Na 137mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 100mEq/L。CRP 14mg/dL。
- 尿培養とともにさらに培養のために採取すべき検体はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114B045]←[国試_114]→[114B047]
[★]