- 84歳の女性。腹痛のため救急車で搬入された。2日前から排便がなく腹痛と腹部膨満感を自覚するようになった。今朝から症状が強くなったため救急車を要請したという。意識は清明。体温 37.5℃。心拍数 98/分、整。血圧 148/94mmHg。呼吸数 22/分。SpO2 97%(鼻カニューラ 3L/分酸素投与下)。腹部は膨隆し腸雑音はやや亢進し、打診で鼓音を認める。左腹部に圧痛を認めるが反跳痛はない。腹部エックス線写真(別冊No. 7)を別に示す。
- まず行うべき対応はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 32歳の経産婦(2妊1産)。妊娠12週。出生前診断について相談するため、遺伝カウンセリング外来に夫婦で来院した。これまでの妊娠経過に異常を認めない。28歳の時に出産した子供がDown症候群であった。無侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)について知りたいという。
- 説明として適切なのはどれか。
- a 「羊水を使って検査を行います」
- b 「検査のために流産する確率は0.3%です」
- c 「検査で先天性疾患の80%が診断できます」
- d 「検査の結果が陽性であっても確定診断にはなりません」
- e 「妊娠16週以降にならないと検査することができません」
[正答]
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- 2歳の男児。生来健康であったが、発熱を主訴に母親に連れられて来院した。診察時に母親が離れても啼泣しない。体温 38.2℃。心拍数 110/分、整。血圧 98/62mmHg。呼吸数 30/分。SpO2 98%(room air)。毛細血管再充満時間は2秒以内。自発的に開眼しており光をまぶしがるが、視線が合わず追視をしない。
- この患児に疑われるのはどれか。
[正答]
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