- 51歳の女性。顔面の発汗を主訴に来院した。半年前から疲れやすさを自覚し、発作性の発汗、後頸部の熱感および肩こりが増強してきたという。身長 162cm、体重 56kg。体温 36.0℃。脈拍 72/分、整。血圧 124/76mmHg。1年前から月経はない。身体診察で明らかな異常を認めない。血液所見:赤血球 387万、Hb 12.8g/dL、Ht 39%、白血球 6,300、血小板 21万。血液生化学所見:AST 24U/L、ALT 20U/L、TSH 1.2μU/mL(基準 0.2~4.0)、FT4 1.1ng/dL(基準 0.8~2.2)、FSH 38mIU/mL(閉経後の基準 30以上)。心電図で異常を認めない。
- この病態の原因となっているのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 65歳の男性。言動に不安を感じた妻に伴われて来院した。高血圧症で内服加療中である。朝の散歩を日課としているが、半年前から必ず時刻通りに出かけることにこだわるようになった。また、帰省した息子や孫を突然怒鳴りつけるなど、怒りっぽくなった。食事は同じ内容にこだわるようになり、異なるメニューを供すると怒り出して食事の最中に席を離れてしまうことがあった。趣味のサークルの友人から妻に電話があり、最近、サークルの運営で自分の主張を押し通そうとして困っていると相談された。物忘れはなく、会話の不自由さはない。日常生活動作に支障はみられない。妻は言動変化の原因になるような心当たりはないという。診察室でも本人は受診が不満のようで、妻をなじっている。
- この患者で予想される所見はどれか。
- a 幻視
- b 復唱障害
- c 遂行機能障害
- d 視空間認知能障害
- e エピソード記憶障害
[正答]
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- 42歳の初産婦(1妊O産)。陣痛発来のため入院した。既往歴は35歳で腹腔鏡下子宮筋腫核出術、38歳で子宮鏡下子宮内膜ポリープ摘出術を受けた。入院後8時間で3,450gの男児を経腟分娩し、児娩出の5分後に胎盤はスムーズに娩出された。分娩時出血量は100mLであり、会陰裂傷に対して縫合術を行った。産後20分の時点で軽度の意識混濁が出現した。この時点で脈拍 120/分、整。血圧 72/40mmHg。呼吸数 24/分であり、腹部の疹痛を訴えている。外出血(性器出血)は少量で、腟鏡診でも子宮口からのわずかな血液流出を認めるのみである。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
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