- 3歳の女児。3歳児健康診査で眼位異常を指摘されて来院した。視力は右 0.3(0.5×+3.0D)、左 0.4(0.8×+3.5D)。眼位写真(別冊No. 6)を別に示す。調節麻痺薬点眼後の矯正視力は右(0.5×+6.0D)、左(0.9×+6.0D)であった。
- 治療として適切なのはどれか。
- a 右+6.0D、左+6.0Dの眼鏡処方
- b 右+3.0D、左+3.0Dの眼鏡処方
- c 右+3.0D、左+6.0Dの眼鏡処方
- d 近方注視訓練
- e 斜視手術
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 38歳の初妊婦(1妊0産)。発熱、悪寒および腹部緊満を主訴に来院した。妊娠 30週。妊娠経過は順調で胎児の発育も問題ないと言われていた。既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長 161cm、体重 60kg。体温 38.8℃。脈拍 96/分、整。血圧 120/74mmHg。呼吸数 20/分。胎児心拍数陣痛図で頻脈を認めるが基線細変動は中等度、一過性頻脈を認めるが一過性徐脈は認めなかった。尿所見:色調は黄色、比重 1.010、pH 6.0、蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)、潜血 (-)、沈渣に赤血球 0~1/HPF、白血球 10~19/HPF。血液所見:赤血球 388万、Hb 12.0g/dL、Ht 35%、白血球 13,100(桿状核好中球 17%、分葉核好中球 61%、好酸球 2%、好塩基球 0%、単球 10%、リンパ球 10%)、血小板 25万。血液生化学所見:総ビリルビン 1.0mg/dL、AST 32U/L、ALT 24U/L、尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 0.5mg/dL、血糖 98mg/dL、Na 136mEq/L、K 3.8mEq/L、Cl 100mEq/L。尿培養と血液培養の検体を採取した後にセフトリアキソンの経静脈投与を開始した。翌日、血液培養が2セットとも陽性になったと連絡を受けた。連絡を受けた時点で体温 38.5℃、腹部緊満は持続していた。血液培養ボトル内容の塗抹Gram染色写真(別冊No. 5)を別に示す。
- 適切な抗菌薬治療の方針はどれか。
- a アンピシリンに変更する。
- b 感受性試験結果が出るまでセフトリアキソンを継続する。
- c セフトリアキソンを中止して経過を観察する。
- d メロペネムに変更する。
- e レボフロキサシンに変更する。
[正答]
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- 3歳1か月の男児。3歳児健康診査で低身長を指摘され両親に連れられて受診した。在胎 35週3日、母体妊娠高血圧症候群のため緊急帝王切開で出生した。出生体重 2,160g(>10パーセンタイル)、身長 44.0cm(>10パーセンタイル)。早産と低出生体重児のため2週間NICUに入院した。NICU入院後2日間は哺乳不良を認めた。1歳6か月児健康診査で歩行可能であり、「ママ」などの有意語は数語認められた。低身長、低体重のため6か月ごとの受診を指示されていたが受診していなかった。偏食はなく保育園で他の同年齢の子どもと比較して食事量は変わらない。自分の年齢、氏名を答えることができる。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。外性器異常は認めない。父の身長は 175cm、母の身長は 160cm。患児の成長曲線(別冊No. 7)を別に示す。
- 可能性が高い疾患はどれか。
[正答]
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