- 28歳の男性。一過性の意識消失のため救急車で搬入された。会社で椅子に座っていたところ、突然目の前が真っ暗になり意識を失った。目撃者によるとけいれんはなく、1分ほどで意識が元に戻ったという。心配した会社の同僚が救急車を要請した。家族歴は父親が54歳で突然死している。意識は清明。心拍数 64/分、整。血圧 120/70mmHg。呼吸数 16/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経診察で異常を認めない。心電図(別冊No. 4)を別に示す。
- 意識消失の原因として考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114E037]←[国試_114]→[114E039]
★リンクテーブル★
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- 71歳の男性。6か月前からの排尿困難と夜間頻尿を主訴に来院した。既往歴および家族歴に特記すべきことはない。身長 162cm、体重 60kg。体温 36.4℃。脈拍 72/分、整。血圧 154/82mmHg。呼吸数 14/分。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。直腸指診で横径 40mm程度の前立腺を触知するが硬結を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、沈渣に赤血球と白血球とを認めない。血清PSA 2.5ng/mL(基準 4.0以下)。国際前立腺症状スコア 28点(軽症 0~7点、中等症 8~19点、重症 20~35点)。腹部超音波検査で推定前立腺体積 60mL。尿流測定で排尿量 120mL、最大尿流率 2.5mL/秒、残尿量 240mL。
- 治療薬として適切でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114E038]←[国試_114]→[114E040]
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- 48歳の女性。排便後の出血を主訴に来院した。日頃から硬便であり、時々、排便後に肛門を拭いた紙に鮮血が付着していた。昨日、付着する血液量が多かったため受診した。
- 直腸・肛門指診の手順で誤っているのはどれか。
- a 仰臥位で診察する。
- b 手袋を着用する。
- c 肛門周囲を視診する。
- d 示指に潤滑剤を塗り肛門内に挿入する。
- e 直腸内腔や肛門管内の触診をする。
[正答]
※国試ナビ4※ [114E036]←[国試_114]→[114E038]
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