- 9歳の男児。毎年学校で行われる体力測定において、有酸素運動能力の指標である往復持久走(20mシャトルラン)の折り返し数が7歳時をピークに低下していることが学校医に報告された。6歳:20回(19.2)、7歳:26回(28.6)、8歳:24回(38.5)、9歳:19回(48.0)(括弧内は全国平均回数)。身長の伸びはよく、体重の減少もない。本人に確認したところ毎年全力で走っているとのことである。
- 学校医として適切な対応はどれか。
- a 運動指導を行う。
- b 栄養指導を行う。
- c 体育実技を見学させる。
- d 医療機関への受診を促す。
- e 10歳時の体力測定の結果を待って対応を判断する。
[正答]
※国試ナビ4※ [114C039]←[国試_114]→[114C041]
★リンクテーブル★
[★]
- 82歳の男性。歩行困難を主訴に来院した。IgA腎症による慢性腎不全で14年前から1回4時間、週3回の血液透析を受けている。2年前から歩行速度が低下し、最近は横断歩道を渡りきれないことがある。階段昇降も両手で手すりにつかまらないと困難で、通院以外の外出を控えるようになったという。体重は1年前から5kg減少し、このまま歩けなくなることを心配して受診した。身長 167cm、体重 47kg(透析直後体重 46kg)。脈拍 72/分、整。血圧 138/72mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。浮腫はない。徒手筋力テストで両下肢とも4である。その他、神経診察に異常を認めない。両足背動脈は左右差なく触知する。血液所見:赤血球 338万、Hb 11.0g/dL、Ht 33%、白血球 5,200、血小板 14万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 3.6g/dL、AST 22U/L、ALT 18U/L、LD 178U/L(基準 120~245)、CK 38U/L(基準 30~140)、尿素窒素 72mg/dL、クレアチニン 7.8mg/dL、尿酸 7.4mg/dL、Na 138mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 101mEq/L、Ca 9.2mg/dL、P 5.6mg/dL。CRP 0.1mg/dL。
- 歩行困難の原因として考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114C038]←[国試_114]→[114C040]
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- 59歳の女性。健康診断で便潜血反応陽性を指摘され来院した。下部消化管内視鏡検査が施行され、上行結腸癌と診断された。CT等の画像検査で明らかな転移はなく、右半結腸切除を行うこととなった。身長 156cm、体重 48kg。体温 36.2℃。脈拍 72/分、整。血圧 108/60mmHg。呼吸数 12/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 398万、Hb 12.5g/dL、Ht 39%、白血球 4,900、血小板 14万。血液生化学所見:総蛋白 6.6g/dL、アルブミン 3.8g/dL、総ビリルビン 0.8mg/dL、AST 16U/L、ALT 18U/L、LD 184U/L(基準 120~245)、ALP 202U/L(基準 115~359)、クレアチニン 1.0mg/dL、Na 141mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 101mEq/L。
- 周術期管理で正しいのはどれか。
- a 術前48時間の絶食
- b 術前3時間までの飲水
- c 術中大量輸液
- d 術後3日間のベッド上安静
- e 術後1週間の絶食
[正答]
※国試ナビ4※ [114C040]←[国試_114]→[114C042]
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