- 32歳の男性。発熱、鼻汁および咳嗽を主訴に来院した。夏休みの家族旅行で1週間東南アジアに滞在し、2週前に帰国した。来院時の現症では結膜充血、口腔内に白色斑と全身に癒合性のある紅斑を認めた。
- 誤っているのはどれか。
- a 保健所へ届け出る。
- b ウイルス遺伝子検査を行う。
- c 陰圧個室管理体制で診療する。
- d 患者の受診前の行動を確認する。
- e 感染予防にサージカルマスク着用が有用である。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 43歳の男性。自営業。すぐに機嫌を損ねて怒鳴るようになったため、妻と母親に説得されて来院した。3か月前に父親が急逝してからしばらくの間、元気がなく、家族と話さなくなった。1か月前から店で必要以上にたくさん仕入れをするようになり、従業員に対して大声で怒鳴りつけるようになった。商品陳列の場所を何度も変え、始終移動させているようになった。元来ほとんど飲酒をしなかったが、毎晩飲酒をするようになったという。多弁で、感情の動きが激しく表出され、話題が際限なく広がる。本人は受診について不満であり、精神的なストレスで悲観的な考えに陥っている家族の方に治療を受けさせたいと述べている。これまでに発達上の問題はなかった。血液検査、頭部MRI及び脳波検査に異常を認めない。
- この患者にみられる症状はどれか。2つ選べ。
[正答]
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- 78歳の男性。排尿障害を主訴に来院した。2年前から尿勢の減弱を自覚していたという。3か月前からは頻尿および残尿感が出現し、昨日から症状が強くなり受診した。内服薬はない。意識は清明。身長 165cm、体重 63kg。体温 36.2℃。脈拍 80/分、整。血圧 148/86mmHg。呼吸数 16/分。下腹部に膨隆を認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)、潜血1+、沈渣に赤血球 5~9/HPF、白血球 5~9/HPF。血液所見:赤血球 476万、Hb 13.8g/dL、Ht 39%、白血球 5,200、血小板 24万。血液生化学所見:尿素窒素 28mg/dL、クレアチニン 4.4mg/dL、Na 137mEq/L、K 5.0mEq/L、Cl 114mEq/L。腹部超音波像(別冊 No.11A~C)を別に示す。
- まず行うべきなのはどれか。
[正答]
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