- 6か月の乳児。6か月児健康診査で成長障害、発達遅滞が疑われ、母親とともに受診した。意識は清明。身長 66.2cm(-0.7SD)、体重 6.0kg(-2.0SD)。体温 36.9℃。心拍数 118/分、整。血圧 90/58mmHg。①定頸を認める。②寝返りはかろうじてできるが、③お座りはできない。④顔面、頭部および下腿に新旧混在した皮下出血が散在し、⑤両足底に多数の円形の熱傷痕を認める。
- 下線部のうち虐待を疑う所見はどれか。2つ選べ。
[正答]
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[★]
- 62歳の男性。吐血のため救急車で搬入された。今朝、突然の吐血があり、家族が救急車を要請した。意識レベルは JCSⅠ-2。体温 36.5℃。心拍数 98/分、整。血圧 110/78mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 96%(鼻カニューラ 3L/分酸素投与下)。眼瞼結膜は軽度貧血様で眼球結膜に黄染を認める。腹部は膨満し波動を認める。下腿に浮腫を認める。直腸診で黒色便の付着を認める。血液所見:赤血球 328万、Hb 9.5g/dL、Ht 32%、白血球 4,800、血小板 4万、PT-INR 1.6(基準 0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白 5.6g/dL、アルブミン 2.8g/dL、総ビリルビン 3.1mg/dL、直接ビリルビン 2.2mg/dL、AST 56U/L、ALT 38U/L、LD 234U/L(基準 120~245)、ALP 302U/L(基準 115~359)、クレアチニン 1.0mg/dL、アンモニア 135μg/dL(基準 18~48)、Na 131mEq/L、K 3.5mEq/L、Cl 99mEq/L。CRP 1.1mg/dL。上部消化管内視鏡像(別冊No. 11)を別に示す。
- 治療として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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- 28歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠12週に自宅近くの診療所で実施した血液検査で異常を指摘され、妊娠16週に紹介され受診した。検査結果を表に示す。
- a 「風疹ワクチンを接種しましょう」
- b 「成人T細胞白血病ウイルス感染の精密検査が必要です」
- c 「トキソプラズマの母子感染のリスクはありません」
- d 「梅毒に感染している可能性はありません」
- e 「出産後、赤ちゃんにC型肝炎ウイルスのワクチンを接種しましょう」
[正答]
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