- 35歳の女性。性感染症治療後に病状を説明することになった。患者は帯下の増加と下腹部痛を主訴に4週前に来院した。付属器に圧痛を認め、子宮頸部の性器クラミジアDNA検査が陽性で抗菌薬を投与した。帯下は減少し下腹部痛と圧痛も消失し、性器クラミジアDNA検査も陰性となった。
- 患者に対する説明で適切なのはどれか。
- a 3か月の避妊が望ましい。
- b クラミジア感染症は治癒した。
- c 異所性妊娠のリスクは低下した。
- d 子宮性不妊となる可能性が高い。
- e 今後クラミジア感染症になることはない。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 90歳の男性。散歩の途中で段差につまずいて転倒し歩行不能となり、救急車で搬入された。転倒前の歩行能力は自立し、歩行補助具は不要であった。意識は清明。体温 36.9℃。心拍数 92/分、整。血圧 120/70mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 98%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。頭部や四肢に創傷はない。右股関節に疹痛があり、右下肢を動かすことができない。麻痺はない。両側股関節正面エックス線写真(別冊No. 31)を別に示す。
- この段階で最も適切な対応はどれか。
- a 介護施設への転送
- b 可及的早期の手術
- c 車椅子での生活自立訓練
- d 約1か月の局所牽引療法
- e ギプス包帯による右股関節固定
[正答]
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- 40歳の経産婦(6妊5産)。妊娠 34週3日に胎動消失を主訴に来院した。妊娠経過は順調であったが、妊娠30週の妊婦健康診査後、多忙と経済的理由のため受診していなかった。これまで計5回の経腟自然分娩の既往がある。身長 152cm、体重 62kg。体温 36.8℃。脈拍 84/分、整。血圧 116/72mmHg。子宮収縮は認められなかった。腹部超音波検査を施行したところ、胎児心拍を認めなかった。推定胎児体重は1,500gで妊娠30週の妊婦健康診査時の推定体重とほぼ変わらなかった。胎盤に異常所見はなかった。
- 直ちに行う血液検査項目として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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