- 62歳の女性。突然の激しい頭痛のため救急車で搬入された。悪心および嘔吐を伴う強い頭痛があり、救急車を要請した。意識レベルはJCSⅠ-1。体温 36.9℃。心拍数 92/分、整。血圧 150/88mmHg。呼吸数 14/分。SpO2 100%(鼻カニューラ 1L/分酸素投与下)。神経診察では片麻痺を認めないが、右の眼瞼下垂を認める。瞳孔径は右6mm、左3mm。対光反射は左で迅速だが右で消失している。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
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[★]
- 82歳の男性。右下肢のしびれと痛みのため救急車で搬入された。本日、夕方にテレビを見ていたときに突然右下肢のしびれと痛みを感じた。しばらく様子をみていたが徐々に痛みが増悪し、3時間経過しても改善しないため救急車を要請した。意識は清明。体温 36.4℃。心拍数 98/分、不整。血圧 160/96mmHg。呼吸数 14/分。SpO2 99%(マスク 5L/分酸素投与下)。心音と呼吸音とに異常を認めない。右下腿は蒼白で冷感を認める。右大腿動脈、右膝窩動脈、右足背動脈の触診で動脈拍動を触知しない。下肢に浮腫は認めない。造影CTによる血栓の局在を確認した後、再灌流療法を行った。
- 治療後に認められる可能性が低いのはどれか。
[正答]
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- 82歳の男性。胃癌の終末期のため自宅で最期を迎えたいという本人と家族の意向に従って在宅で緩和医療を受けていた。前日の主治医による診察時には傾眠状態であり、かろうじて呼名に反応がみられた。今朝、妻から「息をしていないようだ」と訪問看護ステーションに連絡があり、主治医が看護師とともに自宅を訪問した。呼吸は停止しており、心拍は確認できない。対光反射はなく瞳孔は散大している。他の身体所見に不審な点は認めない。
- 対応として適切なのはどれか。
- a 救急車を呼ぶ。
- b 警察に通報する。
- c 心肺蘇生を行う。
- d 自家用車で病院に搬送する。
- e 死亡確認し、死亡診断書を作成する。
[正答]
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