- 5歳の男児。夜尿を主訴に父親に連れられて来院した。毎晩夜尿があり、これまでに夜間おむつがとれたことがない。日中の尿失禁はないという。尿所見:比重 1.030、蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)、沈渣は赤血球 0~1/HPF、白血球 1~4/HPF。腹部超音波検査で両側の腎と膀胱とに異常を認めない。
- 父親への説明として適切でないのはどれか。
- a 「就寝前に完全に排尿させましょう」
- b 「睡眠中の冷えから身体を守りましょう」
- c 「水分は昼過ぎまでに多めに摂らせましょう」
- d 「おねしょをしても叱らないようにしましょう」
- e 「夜間の決めた時間に起こして排尿させましょう」
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 75歳の女性。健康診断で心房細動を指摘され来院した。3か月前に受けた健康診断で心拍数 96/分の心房細動を指摘され受診した。動悸やふらつきなどの自覚症状はない。既往歴として4年前に高血圧症の指摘があり、現在、食事療法を行っている。家族歴に特記すべきことはない。意識は清明。身長 165cm、体重 59kg。体温 36.2℃。脈拍 92/分、不整。血圧 132/88mmHg。呼吸数 18/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。神経診察にて異常を認めない。心電図では心拍数 102/分の心房細動を認めた。心エコー検査では左室駆出率は55%であった。
- まず行う対応として正しいのはどれか。
[正答]
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- 40歳の男性。両下腿の皮膚のただれを主訴に来院した。職場で作業中に有機溶剤の入ったドラム缶が転倒し、下半身の広い範囲にクレゾールがかかった。そのまま作業を続けたが、着替え時に下肢の皮膚が赤くただれているのに気付いて受診した。診察時、事故から4時間が経過していた。両側下腿が全体に発赤、右下腿外側に面積約20cm2ほどのびらんがみられる。
- 患部のドレッシングを行った後、次に行うべき対応として正しいのはどれか。
- a これ以上の処置は不要である。
- b 翌日皮膚科を受診することを患者に勧める。
- c 疹痛時に服用するようNSAIDを処方し帰宅させる。
- d 臓器障害の全身管理が可能な医療施設に緊急に転院させる。
- e 抗菌薬を処方して、悪化すれば再度受診するように伝える。
[正答]
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