- 英
- congenital heart disease, CHD
- 同
- 先天性心血管奇形 congenital cardiovascular anomaly
- 関
- 先天性心奇形
先天性心疾患.xls
先天性心疾患
右→左シャントが優位な疾患 チアノーゼ性心疾患
左→右シャントが優位な疾患 非チアノーゼ性心疾患
疫学
症状
- 参考文献(2)より
心疾患による症状
|
|
肺血流増加
|
肺血流減少
|
低心拍出
|
1.新生児期・乳児早期
|
多呼吸,陥没呼吸, 呼吸困難,喘鳴, 多汗, 哺乳障害
|
チアノーゼ
|
蒼白,末梢冷感, 冷汗,網状チアノーゼ, 体重増加不良, 弱い泣き声
|
2.乳幼児期
|
多呼吸, 易感染性,反復する肺炎
|
チアノーゼ, 低酸素発作, 蹲踞
|
体重増加不良, 運動発達遅延, 易疲労性, 顔色不良,やせ
|
3.小児期
|
運動能低下, 息切れ
|
ばち状指
|
運動能低下, 動悸
|
4.思春期以後 合併症による症状
|
胸痛,失神発作,突然死,喀血,不整脈,出血傾向,痛風,けいれん 等
|
|
|
酸素投与の悪影響(1)
- 1)動脈管依存型 → 酸素投与により動脈管が閉鎖方向に向かう
-
- 肺動脈閉鎖、右室低形成、重症肺動脈狭窄
- 大動脈縮窄・大動脈離断、大動脈閉鎖
- 2)肺循環負荷型 → 酸素投与により肺血管が拡張し、肺血管抵抗も減少して肺うっ血が増強
-
- 心室中隔欠損、大動脈縮窄複合、完全心内膜床欠損、総動脈幹遺残、
- 完全大血管転位(II型)、三尖弁閉鎖(C型)、大動脈肺動脈窓など
- 総肺静脈環流異常、三心房心、僧帽弁狭窄、肺静脈狭窄など
合併症
- QB.C-478
先天性疾患と先天心疾患
参考文献
- http://nmcg.shiga-med.ac.jp/rc_lecture/lecture21.htm
- (2) 先天性心疾患の診断、病態把握、治療選択のための検査法の選択ガイドライン
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_hamaoka_h.pdf
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/04/08 17:22:01」(JST)
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先天性心疾患(せんてんせいしんしっかん、英Congenital heart desease、Congenital heart defect)とは、胎生期から乳児期においての心臓・大動脈系等における形成異常の総称[1]。
疾患
一般に以下の疾患がある。
- 心室中隔欠損症(VSD)
- 心房中隔欠損症(ASD)
- 心内膜床欠損症(ESD)
- 動脈管開存症(PDA)
- 両大血管右室起始症(DORV)
- 両大血管左室起始症(DOLV)
- 左心低形成症候群(HLHS)
- 右心低形成症候群(HRHS)
- エプスタイン奇形
- ファロー四徴症(ToF)
- 大血管転位(TGA):左旋性大血管転位(l-TGA)、右旋性大血管転位(d-TGA)
- 大動脈縮窄(CoA):大動脈縮窄複合(CoA-complex)、単純性大動脈縮窄(simple-CoA)
分類
臨床的には古典的にチアノーゼを生じるか否かで以下のように分類されることが知られている。
チアノーゼ性
- エプスタイン奇形、左心低形成症候群、ファロー四徴症等
非チアノーゼ性
脚注
- ^ “先天性心疾患”. 札幌厚生病院循環器科 (2008年6月3日). 2010年1月16日閲覧。
関連項目
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心血管疾患 |
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疾患 |
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心疾患
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不整脈
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徐脈性
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洞不全症候群 | 房室ブロック | 脚ブロック(右脚ブロック · 完全右脚ブロック · 左脚ブロック)
|
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頻脈性
|
上室性
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|
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心室性
|
心室細動 | 心室頻拍
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虚血性疾患
|
狭心症 | 心筋梗塞 | 急性冠症候群 | 冠動脈血栓症 | 心室瘤 | 心破裂 | 乳頭筋断裂(en)
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弁膜症
|
僧帽弁狭窄症 | 僧帽弁閉鎖不全症 | 三尖弁狭窄症(en) | 三尖弁閉鎖不全症(en) | 大動脈弁狭窄症 | 大動脈弁閉鎖不全症(en)
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先天性心疾患
|
心房中隔欠損 | 心室中隔欠損 | 心内膜床欠損症 | 動脈管開存症 | ファロー四徴症(極型ファロー四徴症) | 大血管転位(左旋性 · 右旋性) | 総肺静脈還流異常症 | 大動脈縮窄 | 左心低形成症候群 | 両大血管右室起始症 | 三尖弁閉鎖(en) | 単心室
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心内膜・心筋
・心膜疾患
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心内膜疾患
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感染性心内膜炎
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心膜疾患
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心膜炎(急性心膜炎(en) · 慢性収縮性心膜炎) | 心タンポナーデ
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心筋疾患
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心筋症(虚血性心筋症・拡張型心筋症(en) · 肥大型心筋症(en) · 拘束型心筋症(en) · 特発性心筋症) | 心筋炎
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心臓腫瘍(en) | 心臓性喘息 | 肺性心
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血管疾患
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大血管
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大動脈瘤(胸部・腹部(en)・胸腹部) | 大動脈解離 | 大動脈炎症候群
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動脈
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閉塞性動脈硬化症 | 閉塞性血栓性血管炎 | 動静脈瘻 | 動脈硬化 | レイノー病
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静脈
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静脈瘤 | 血栓性静脈炎 | 静脈血栓塞栓症 | 脂肪塞栓症
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病態・症候 |
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心不全
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左心不全 | 右心不全 | 両心不全(en)
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血圧異常
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高血圧
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本態性高血圧症(en) | 二次性高血圧(en) | 高血圧性緊急症(en)
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低血圧
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心臓発作 | 心臓肥大 | 心停止 | 心肺停止
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所見・検査 |
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血圧計 | 聴診 | 心雑音 | 心電図 | 心電図モニタ | 心臓超音波検査 | 胸部X線写真 | 胸部X線CT | 心臓MRI | 心臓カテーテル検査(肺動脈カテーテル) | 心臓核医学検査 | 脈波伝播速度検査
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治療 |
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外科的治療
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冠動脈バイパス術(CABG)
|
CABG | off-pump CAB(OPCAB) | MIDCAB(en) | TECAB(en)
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|
弁膜症手術
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弁置換術(en) | 弁形成術(en) | 弁輪形成術 | 交連切開術(en)
|
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小児心臓外科
|
動脈管結紮術 | BTシャント | 肺動脈絞扼術(en) | ノーウッド手術 | グレン手術 | フォンタン手術 | ジャテン手術 | ラステリ手術 | ロス手術
|
|
心不全外科
|
心移植術 | 補助人工心臓装着術 | 左室形成術(Dor・SAVE・Overlapping)
|
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不整脈外科
|
メイズ手術(en) | ペースメーカー | 植え込み型除細動器
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大動脈手術
|
大動脈人工血管置換術 | 大動脈基部置換術 (Bentall, David) | ステントグラフト内挿術(en)
|
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末梢血管手術
|
末梢動脈血行再建術 | 末梢静脈血行再建術 | 静脈抜去術(en) | 静脈血栓摘除術(en) | 内シャント作成術 | 肢切断
|
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内科的治療
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循環作動薬
|
抗不整脈薬
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Ia群: プロカインアミド, キニジン
Ib群: リドカイン, フェニトイン
Ic群: フレカイニド(en), プロパフェノン(en)
II群: 交感神経β受容体遮断薬(プロプラノロールなど)
III群: アミオダロン, ソタロール(en)
IV群: カルシウム拮抗剤(ベラパミル, ジルチアゼムなど)
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|
心不全治療薬(en)
|
利尿薬 | 血管拡張薬 | 強心配糖体 | 強心剤 | PDEⅢ阻害薬
|
|
狭心症治療薬
|
交感神経β受容体遮断薬 | 硝酸薬
|
|
高血圧治療薬
|
利尿薬 | 交感神経β受容体遮断薬 | レニン-アンジオテンシン系 (ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、レニン阻害薬(en)) | カルシウム拮抗剤 | アドレナリン作動薬 | 脂質降下薬
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血管内治療
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循環器系の正常構造・生理 |
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Japanese Journal
- 筑波技術大学学生におけるフィジカルヘルス -身体的合併症を有する学生の現況と展望-
- 平山 暁
- 筑波技術大学テクノレポート 18(2), 73-76, 2011-03
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- 嘉本 寛江,小松 篤史,永松 健,吉田 志朗,兵藤 博信,山下 隆博,亀井 良政,藤井 知行,上妻 志郎,武谷 雄二
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- NAID 110008509223
- P1-20-16 胎児水腫を来した先天性心疾患症例の検討(Group43 胎児・新生児の生理・病理1,一般演題,第63回日本産婦人科学会学術講演会)
- 杉林 里佳,林 聡,本村 健一郎,堀谷 まどか,小川 浩平,江川 真希子,青木 宏明,佐々木 愛子,左合 治彦,北川 道弘
- 日本産科婦人科學會雜誌 63(2), 598, 2011-02-01
- NAID 110008509221
- P1-20-14 重症先天性心疾患85例の胎児診断 : スクリーニング法と診断効率(Group43 胎児・新生児の生理・病理1,一般演題,第63回日本産婦人科学会学術講演会)
- 加藤 淳子,和田 誠司,仲田 由紀,田中 邦治,川口 里恵,種元 智洋,鈴木 啓太郎,大浦 訓章,恩田 威一,田中 忠夫
- 日本産科婦人科學會雜誌 63(2), 598, 2011-02-01
- NAID 110008509219
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★リンクテーブル★
[★]
- 日齢0の新生児。経腟分娩で出生した。在胎39週3日、出生体重は3,160gであった。分娩中に胎児心拍数陣痛図で遷延一過性徐脈が繰り返し出現していた。出生1分後の時点では全身にチアノーゼを認め、心拍数 80/分、呼吸は不規則であった。刺激に対して顔をしかめるが全身がだらりとしていた。バッグバルブマスクを使って蘇生を行ったところ、出生5分後までに全身がピンク色になり、心拍数 140/分、刺激で強く泣き、四肢をよく動かしていた。
- この児の出生5分後の所見に基づく判断について、適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [111E057]←[国試_111]→[111E059]
[★]
- 生後8か月の乳児。ぐったりしていると、母親に抱きかかえられて救急外来を受診した。児は呼吸、心拍および対光反射がなく、蘇生を試みたが反応なく、死亡が確認された。頭部や顔面に新旧混在した皮下出血の散在と両足底に多数の円形の熱傷痕とを認める。母親によるとこれまで病気を指摘されたことはなかったという。死後に行った頭部CTでは、両側に硬膜下血腫を認める。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112C039]←[国試_112]→[112C041]
[★]
- 14歳の女子。生来健康であったが、本日午後、プールで水泳中に突然沈み、心肺蘇生術を受けながら救急車で搬送された。父親が45歳で突然死している。
- 蘇生後の心電図を以下に示す。
- この疾患で正しいのはどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [095G015]←[国試_095]→[095G017]
[★]
- 出生直後の新生児。在胎37週、体重3,120gで出生した。啼泣と自発呼吸とは弱々しく、マスクで酸素を投与したが全身チアノーゼが強いため気管挿管された。挿管後100%酸素を投与してもチアノーゼは改善しない。胸腹部エックス線写真(臥位)を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [103A050]←[国試_103]→[103A052]
[★]
- 出生直後の新生児。体重2,700g。Apgarスコアは1分後6点。呼吸数40/分。心拍数132/分、整。全身にチアノーゼを認める。外表奇形を認めない。直ちに100%酸素の投与を開始したが全身のチアノーゼは改善しない。胸部エックス線写真で肺野に異常を認めない。次に行う検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100F002]←[国試_100]→[100F004]
[★]
- 14歳の女子。低身長と初経の遅れとを主訴に母親に伴われて来院した。身長140 cm、体重45kg。第二次性徴はみられず、翼状頚と外反肘とを認める。
- この疾患で正しいのはどれか。
- a 子宮は存在しない。
- b 多嚢胞状の卵巣である。
- c 血中FSHは高値を示す。
- d 染色体数は47本である。
- e 先天性心疾患の合併頻度が高い。
[正答]
※国試ナビ4※ [105I049]←[国試_105]→[105I051]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [110I003]←[国試_110]→[110I005]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[★]
- 小児の先天性心疾患でカテーテル治療が最もよく行われるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100G117]←[国試_100]→[100G119]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100G086]←[国試_100]→[100G088]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108G011]←[国試_108]→[108G013]
[★]
- 英
- ventricular septal defect, VSD
- 同
- 心室中隔欠損
- 関
- 先天性心疾患、動脈管開存症、心房中隔欠損症
[show details]
概念
- 心室中隔の一部に組織欠損ができ(欠損孔)、左室と右室の間に交通がある先天性心疾患.
- 最も頻度の高い先天性心疾患で、出生児心奇形の約30%を占める。
- 他の奇形を合併することがある。
- 乳幼児期に自然閉鎖する場合がある。
疫学
- 1.5-3.5/1000生産児 (PHD.382)
- 先天性心疾患のうち発症例は最も多いが、自然閉鎖や幼小児期の手術により、成人例の頻度は心房中隔欠損よりも少数であり、約15%である。
病型分類
- Kirklinの分類で分類されているが、新たな分類を加えているものもある。欠損孔と刺激伝導系の位置関係を強調した、Sotoらの分類も知られている。
Kirklinの分類
|
型
|
欠損部
|
疫学
|
病態
|
I型
|
漏斗部欠損
|
高位欠損
|
日本人に多い。
|
大動脈弁逸脱(右冠尖)によるARを合併しうる。自然閉鎖は少ない
|
II型
|
膜性部欠損
|
中間位欠損
|
最多。(70%)
|
|
III型
|
流入部欠損
|
後方欠損
|
ダウン症に多い
|
左軸偏位
|
IV型
|
筋性部欠損
|
低位欠損
|
西洋人に多い。(20%)
|
|
重症度分類
|
X線上心拡大
|
心電図
|
聴診
|
心不全症状
|
小欠損
|
-
|
正常
|
Roger雑音
|
-
|
中欠損
|
+
|
左室肥大
|
汎収縮期雑音
|
-./+
|
大欠損
|
+
|
両心室肥大
|
II音亢進
|
+(乳児初期)
|
病態生理
- PHD.382
- 欠損孔を流れる血液量:(small VSD)欠損孔のサイズに依存。(large VSD)体循環と肺循環の血管抵抗に依存
- 容量負荷:RV, 肺循環, LV, LA
- 容量負荷 → chamber dilation → systolic dysfunction → heart failure
- 2歳でpulmonary vascular diseaseとなる。
- 心室中隔の欠損孔の大きさと肺動脈血管床の状態(左右心室間の圧較差)が病態を決定する。
- 左室から右室への容量負荷は肺血管を介して左心負荷につながり、肺動脈動脈圧が上昇すれば、右心負荷に繋がる。
症状
- PHD.383
- small VSDは無症状
- 10%のVSD患者はlarge defectを持っており、生後早い内から、うっ血心不全を呈する(頻呼吸、摂食不良、成長不良、頻回の下気道感染)
- right-left shuntを起こせばチアノーゼ、呼吸困難
- VSDのサイズに因らず、bacterial endocarditisがおこりうる。
- 乳幼児:生後まもなく心雑音にて発見されることが多い。欠損孔の大きさに応じて左室から右室への血流が増加し、それによる心不全徴候を示す(多呼吸、哺乳低下、体重増加不良)。
- 小欠損孔では自覚症状はない。
- 中欠損孔では反復性気道感染、息切れを認めることがある。
- 大欠損孔では乳児期から心不全、体重増加不良を認める。
身体所見
- PHD.383
- harsh holosystolic murmur at the left sternal border
- murmurの部位に一致してsystolic thrillを認める。
- 拡張中期ランブルを心尖で聴取 → MV経由の血流が増加したため
- pulmonaru vascular diseaseが進行すると、汎収縮期雑音は減弱 → 欠損孔の圧較差が低下してくるから
聴診
- 聴診にて胸骨左縁第 3-4 肋間に最強点(I型では第 2 肋間)を有する粗い汎収縮期雑音を聴取し、しばしば振戦を触知する。
- 左右短絡量が多い症例では、心尖部に III音、拡張中期ランブルを聴取する(僧帽弁口を通過する血流増大を反映)。
- PHD.383
- 左胸骨縁:全収縮期雑音:(harsh holosystolic murmur) ← 欠損孔が小さいほど大きい
- 雑音がする部位:収縮期スリルを触れる
- 心尖部:拡張期中期ランブル音(middiastolic rumble):僧帽弁を通過する血流が増加するため
- 肺高血圧症が進展すると全収縮期雑音は小さくなる。RV heave(拡張した右室の拍動)、II音亢進、チアノーゼを認めるようになる。
検査
胸部単純X線写真
- 小欠損孔:正常
- 中-大欠損孔では肺血管陰影増強、左第4弓の突出がみられる。
- Eisenmenger 化すると左第2弓の著明な突出を認めるが、末梢血管影は減少する。
[show details]
12誘導心電図
- 小欠損孔:正常である。
- 中欠損孔:左室肥大
- 大欠損孔:左室肥大、右室肥大
- Eisenmenger化すると右室肥大のみを呈する。
- III型は左軸偏位を呈する。
心エコー
心臓カテーテル検査
- 手術療法の適応について評価する;短絡率、肺体血流比、肺血管抵抗
診断
- 胸骨左縁の粗い汎収縮期雑音で本症を疑う。心エコー図により欠損孔、短絡血流を証明し、さらに病型、欠損孔の大きさと数、左右短絡量、肺高血圧の有無を診断する。
鑑別診断
- 前胸部に粗い収縮期雑音が聴取される疾患:僧帽弁閉鎖不全症、閉塞性肥大型心筋症、肺動脈弁狭窄、右室二腔症、左室右房交通症。
治療
- 欠損孔が小さい場合(small VSD):心内膜炎の予防以外に特に特別な治療は不要である。しかし、血液培養陽性となる発熱や新規の雑音が聴取されたら専門医による精査を要する。(参考1)
- 肺体血液量比2.0以上は手術適応、1.5-2.0は症状に応じて手術を、1.5以下は手術不要。
- 小欠損:通常手術は不要であるが、大動脈弁逸脱を合併するものは手術が必要である。
- 中欠損:左右短絡率が40%以上で手術適応がある。
- 大欠損:心不全に対し薬物治療を行うとともに全例手術を2~3歳までに行う。
- 肺高血圧が遷延し、肺血管病変を呈した幼小児期以降の例では手術は禁忌である。
- 手術は、体外循環下のパッチ閉鎖が原則である。
自然歴
- 自然閉鎖から小児期に早くから心不全症状を呈し、死亡する例まで多岐にわたる。肺血管閉塞、右室流出路狭窄、大動脈弁閉鎖不全症、感染性心内膜炎などを合併することがある。
参考
- 1. [charged] Management of isolated ventricular septal defects in infants and children - uptodate [1]
国試
- 095G018:小欠損と考えられる。小欠損の場合には特に運動制限をする必要はないが、心内膜炎の予防のために予防接種などを受けることは必要となる。2007 guidelines of the American Heart Association (AHA) recommendによれば、予防的な抗菌薬の服用は推奨されていない。(参考1)
- 105F026、105F027、103I065
[★]
- 英
- tetralogy of Fallot TOF ToF TF
- 同
- (国)Fallot四徴症
- 関
- 先天性心疾患、心奇形
まとめ
- 肺動脈狭窄、心室中隔欠損、大動脈騎乗、右室肥大が四徴とされており、漏斗部中隔が右前方へ偏位したために生じた大きな心室中隔欠損と漏斗部狭窄が病態の核心である。出生後は体重増加正常であるが、生後数ヶ月後より徐々にチアノーゼが出現、次第に増悪していく。無酸素発作が出現するようになり、小児期には蹲踞の姿勢をとるようになる。聴診上、2-3LSBに駆出性雑音を聴取、またII音は単一II音として聴取される。低酸素血症の持続により、バチ指、多血症、鉄欠乏性貧血を来す。治療は鉄欠乏性貧血に対して鉄材内服、無酸素発作に対して胸膝位、酸素投与、モルヒネ、βブロッカーとし、予防的にβブロッカーを投与する。手術療法としては1歳頃までに頻回の失神発作、無酸素発作をきたす例に対して、Blalock-Taussig手術を施行、1-3歳頃に根治的に心内修復術(心室中隔欠損の閉鎖、肺動脈の拡張/右室流出路形成)を行う。合併症として脳血栓、脳膿瘍、感染性心内膜炎に留意する。(文献(2) YN.C-121 SPE.452)
原因
- 発生の過程で、円錐動脈管中隔(漏斗中隔)が前方に変位 → 円錐の不等分割 (L.225)
- 22q11の微少な欠損が関係する (PHD.391)
- 22q11.2欠失症候群 CATCH22
四徴
病態
肺動脈狭窄
- (左室の心筋収縮による駆出圧が、心室中隔欠損により右室壁に加わる)
PSと大動脈騎乗を伴う心室中隔欠損
疫学
- 9.6/10000出生。 5/10,000 live births(PHD.391)
- 心奇形を合併しうる (PHD.391)
症状
- 息切れ、易刺激性、チアノーゼ、頻呼吸、ときに失神、痙攣。無酸素発作
- 運動時、食事、哺乳 → 全身の血管が拡張 → 肺血管抵抗 >> 全身血管抵抗 → ↑右左シャント → チアノーゼ
- 子供は全身の血管抵抗を上げるためにしゃがむようになる(蹲踞)。大腿の血管が圧排されて全身血管抵抗が上がる → ↓右左シャント → ↓チアノーゼ
- 中心性チアノーゼ(生後2-3ヶ月) → 無酸素発作(生後6ヶ月) → 蹲踞の姿勢(2歳以降)
- 無酸素発作/低酸素発作:生後、3-4ヶ月移行、急に多呼吸になりチアノーゼが増強。呼吸困難、意識消失を来す。午前中の覚醒時に起きることが多い。右室流出路狭窄の増強が引き金となり、肺血流の低下が起こる。3ヶ月頃から出現。
身体所見
聴診 PHD.393
- RV heave:右室肥大
- 単一II音 ← 肺動脈への駆出路が狭窄しており、かつ肺動脈弁は低形成であるためP2成分は小さく聴取できない。そのためA2成分のみS2として聴くことになる。
- 左右の胸骨縁に収縮期雑音:右室の駆出路で乱流が発生することで生じる(肺動脈までの流路が狭窄しているから)
-
- 心室中隔欠損症 VSDによる雑音は生じない。欠損している部分が大きすぎるため
検査
胸部単純X線写真
- 心陰影は正常/やや小さい ← 拡大はない
- 木靴心:左第二弓陥凹、左第四弓突出
- 肺血管陰影の減弱
心エコー
[show details]
心電図
- 右室肥大所見(high RV1, deep SV6)
心カテーテル検査
右室造影
治療
内科療法
- 多血症:Ht>60%で注意、>70%で危険なので、瀉血を行う。 (PED.919)
薬物療法
- 鉄欠乏性貧血、無酸素発作の予防が目的。
- 無酸素発作:(治療)胸膝位、酸素投与、モルヒネ、βブロッカー、アシドーシス補正の補液。(予防)βブロッカー ⇔ 禁忌:β刺激薬 → 漏斗部狭窄(肺動脈弁下狭窄)を増強させてしまう
- 治療
- βブロッカー:右室流出路狭窄の改善
- モルヒネ:鎮静、漏斗部のspasm解除。
末梢血管の拡張、静脈還流量減少? ← 塩酸モルヒネ/ペチロルファンを用いる(PED.918)
- アシドーシス補正の補液:重炭酸を含む輸液
- 予防
- 塩酸プロプラノロール/塩酸カルテオロール (PED.918)
手術療法
- 新生児期において動脈管依存性の重症例では、プロスタグランジンE1の持続投与を行い、ブラロック・タウシグ手術(Blalock-Taussig手術)を行う。(ガイドライン1)。
- 動脈管非依存性の場合、1歳頃に頻回の失神発作、無酸素発作をきたす例に対して(YN.C-122)、内科的に無酸素発作のコントロールが困難な症例や著しい肺動脈低形成に対してブラロック・タウシグ手術を行う(ガイドライン1)。
- 1-2歳(ガイドライン1)/1-3歳(YN.C-122)頃に、根治的に心内修復術(心室中隔欠損の閉鎖、肺動脈の拡張/右室流出路形成)を行う。
合併症
ガイドライン
- 1. 先天性心疾患の診断、病態把握、治療選択のための検査法の選択ガイドライン
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010_hamaoka_h.pdf
国試
症例
- 2歳男児。運動後にチアノーゼが見られるため来院した。家族の話によると、うずくまっていることが多くなってきたという。胸骨左縁第2肋間に駆出性収縮期雑音を聴取する。
[★]
- 英
- dyspnea (M)
- 関
- 呼吸、呼吸苦、呼吸不全
概念
- 息が苦しいという自覚症状。呼吸時の不快な感覚である。呼吸苦とも記載されることがあるが、呼吸困難とする。息切れも同義とされている。
- 呼吸困難という自覚症状があるにもかかわらず、必ずしも呼吸不全という客観的な病態に陥っていないことがあるので注意。
原因疾患
鑑別診断
IMD
胸痛と呼吸困難
- 参考1
- 気胸、肺炎、胸膜炎、慢性閉塞性肺疾患、慢性閉塞性肺疾患の悪化、肺癌などの肺疾患、心不全
参考
- 1. 肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2009年改訂版)
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_andoh_h.pdf
[★]
- 英
- Blalock-Taussig operation
- 同
- ブレロック・トーシック手術、Blalock-Taussig手術、Blalock-Taussig短絡手術
- ブラロック・タウシグシャント, Blalock-Taussig shunt, B-T shunt, BT shunt, Blalock-Taussig anastomosis
- 鎖骨下動脈-肺動脈吻合術 subclavian artery-pulmonary artery anastomosis
- 関
- 先天性心疾患
[show details]
ブレイロック Blalock : 約 3,590 件
ブラロック Blalock : 約 3,750 件
ブレロック Blalock : 11 件
トウシー Taussig : 15 件
トーシッヒ Taussig : 35 件
トーシック Taussig : 6 件
タウジヒ Taussig : 56 件
タウシグ Taussig : 約 597 件
タウシッヒ Taussig : 63 件
トウシック Taussig : 6 件
ブラロック・トウシー手術 : nothing
ブラロック・トーシッヒ手術 : 3 件
ブラロック・トーシック手術 : 5 件
ブラロック・タウジヒ手術 : 5 件
ブラロック・タウシグ手術 : 3 件
ブラロック・タウシッヒ手術 : 3 件
ブラロック・トウシック手術 : 6 件
ブレロック・トウシー手術 : nothing
ブレロック・トーシッヒ手術 : 5 件
ブレロック・トーシック手術 : 4 件
ブレロック・タウジヒ手術 : 5 件
ブレロック・タウシグ手術 : 3 件
ブレロック・タウシッヒ手術 : 5 件
ブレロック・トウシック手術 : 4 件
ブラロック・トウシー短絡手術 : nothing
ブラロック・トーシッヒ短絡手術 : nothing
ブラロック・トーシック短絡手術 : 8 件
ブラロック・タウジヒ短絡手術 : nothing
ブラロック・タウシグ短絡手術 : nothing
ブラロック・タウシッヒ短絡手術 : nothing
ブラロック・トウシック短絡手術 : nothing
ブレロック・トウシー短絡手術 : nothing
ブレロック・トーシッヒ短絡手術 : 1 件
ブレロック・トーシック短絡手術 : nothing
ブレロック・タウジヒ短絡手術 : 1 件
ブレロック・タウシグ短絡手術 : nothing
ブレロック・タウシッヒ短絡手術 : 1 件
ブレロック・トウシック短絡手術 : nothing
概念
- 鎖骨下動脈と肺動脈を吻合して肺動脈血流を確保する手術
目的
適応
- ファロー四徴症、肺動脈弁閉鎖症(肺動脈閉鎖症)・肺動脈狭窄症に対する姑息手術
手術後の合併症、outcome
- 肺血流の増加しすぎ → 肺高血圧症?
- rib notching:鎖骨下動脈から内胸動脈への血流が減少。(多分)代償的に胸部大動脈から肋間動脈への血液供給が増加するためにrib notchingを来す。
文献
- 2. Ullom RL et al., The Blalock-Taussig shunt in infants: standard versus modified., Ann Thorac Surg. 1987 Nov;44(5):539-43.
- PMID 3675059
- (1) distortion of the pulmonary artery
- (2) late shunt failure
[★]
- 英
- atrial septal defect ASD, atrial septal defects ASDs
- 関
- 先天性心疾患、心室中隔欠損症、動脈管開存症
left to right shunt
- prominent right ventricular cardiac impulse, a systolic ejection murmur heard in the pulmonic area and along the left sternal border, and fixed splitting of the second heart sound.
定義
- 先天性心疾患
- 心房中隔に欠損孔があるため左房と右房が交通する
疫学
- 小児期のCHDの約10%、成人のCHDの約40%(医学辞書?)。先天性心疾患の7-10%(SSUR.356)
- 女性に多い。男:女=1:2
分類
- 図:SSUR.356
欠損孔の部位による分類
- 二次孔欠損は卵円窩の位置に欠損孔がある ≠ 卵円孔開存
- 静脈洞型は上、下大静脈入口部付近や冠静脈洞の欠損であり、しばしば部分肺静脈還流異常を伴う。
- 3. 一次孔欠損(15%)、(部分型心内膜床欠損としてあつかわれるとか)
- 一次孔欠損(心内膜床欠損不完全型)は、房室弁孔に隣接する房室中隔の欠損であり、房室弁(僧帽弁、三尖弁)の裂隙(クレフト)や閉鎖不全を伴う。
病態
- 心房で左-右短絡 → 右心系に容量負荷 → 右心不全
- 右心系の容量負荷 → 肺血流↑ →肺血管床の閉塞性病変・肺高血圧症
検査
聴診
- 下部左胸骨縁に拍動聴取。拡張した右室の収縮:RV heave
- II音:widened, fix slitting pattern 固定性分裂
- 上左胸骨縁:収縮期雑音 :肺動脈弁に多くの血流が流れることによる → 相対的PS
- 下左胸骨縁:拡張期中期雑音:三尖弁を通って血流がたくさん流れ込むため。 → 相対的TS
- 心房間の圧格差は大きくないので、ASDの欠損孔を血液が通ることによる雑音はない。
検査
心エコー
- 心室中隔の奇異性運動
- 右室腔の拡大
- 僧帽弁の高位屈曲点と収縮期前方運動
- カラードプラ心エコーにおけるジェット
心電図
合併症
- 僧帽弁逸脱症、心房細動、心不全、肺感染症(肺高血圧と関連)、肺高血圧
治療
[★]
- 英
- adult congenital heart disease
- 関
- 先天性心疾患
ガイドライン
- 1. 成人先天性心疾患診療ガイドライン (2011年改訂版) - 日本循環器学会
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2011_niwa_h.pdf
[★]
- 英
- congenital heart diseases with decreased pulmonary blood flow
- 関
- cyanotic congenital heart disease
[★]
- 英
- cyanotic congenital heart disease
- 関
- チアノーゼ性心疾患、先天性心疾患
[★]
- 英
- nephropathy due to cyanotic congenital heart disease
[★]
チアノーゼ性先天性心疾患
[★]
- 英
- disease, disorder, disturbance, illness, sickness, malady
- 同
- 疾病、病気
- 関
- 疾病、障害、病、乱れ、無秩序、病害、病気、病弊
[★]
- 英
- heart disease
- 関
- 心臓血管病 cardiovascular disease
心臓の異常を構成する要素
[★]
- 英
- congenital、congenita、congenitally
- 関
- 先天、先天的
[★]
- 英
- congenital
- 関
- 先天性、先天的