- 英
- pulmonary arteriovenous fistula pulmonary arterio venous fistula, PAVF
- 同
- 肺動静脈奇形 pulmonary arteriovenous malformation
- 関
- 先天性肺動静脈瘻
-
- 肺動脈と肺静脈のシャント率が20%を超えると酸素化されない静脈血が体循環に入って諸症状(労作時呼吸困難、チアノーゼ、多血症、バチ指)を呈するようになる。
- 下肺野に多い
- 発症は小児
- チアノーゼ、ばち指、息切れ、喀血、胸痛、(30-50%の症例)皮膚粘膜の血管腫
- 右左シャント:低酸素血圧症、二次性多血症 → 脳梗塞
- 動静脈奇形:肺動静脈奇形、脳動静脈奇形 → 脳出血
- 奇異性:奇異性脳膿瘍、奇異性脳塞栓
- 単純X線:円形状陰影
- 造影CT:拡張した流入血管とこれに連続する流出血管が描出される。
- 肺動脈造影:確定診断
UpToDate Contents
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- 1. 肺動静脈奇形:治療 pulmonary arteriovenous malformations treatment
- 2. 間質性肺疾患における肺生検結果の解釈 interpretation of lung biopsy results in interstitial lung disease
- 3. 肺移植後の免疫抑制の維持 maintenance immunosuppression following lung transplantation
- 4. 非小細胞肺癌のプロトコル protocols for non small cell lung cancer
- 5. 小細胞肺癌のプロトコル protocols for small cell carcinoma of the lung
Japanese Journal
- 今月の症例 多発性肺動静脈瘻に対し経カテーテル肺動脈塞栓術を施行した1症例
- 25.非結核性抗酸菌症を併発した肺動静脈瘻の1例(第134回 日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)
- 坂田 公正,宮原 佐弥,杉山 茂樹,稲垣 敬三,中川 望,間下 信昭,中 佳一
- 気管支学 : 日本気管支研究会雑誌 32(6), 562, 2010-11-25
- NAID 110007989677
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- 肺の動静脈瘻(ろう)は、肺動脈と肺静脈が直接つながった構造をして います.他の疾患の合併無しで、肺の動静脈瘻が起こることもあります が、30-40%の患者さんは、 遺伝性出血性毛細血管拡張症 (hereditary hemorrhagic ...
- 肺動静脈瘻。肺動静脈瘻とはどんな病気か 心臓から出た血液は、肺動脈→毛細血管→肺静脈と循環して酸素化され、心臓に戻って全身に駆出されます。肺動静脈瘻(はいどうじょうみゃくろう)とは、肺動脈と肺静脈の間に異常な吻合 goo ...
- どうじょうみゃくろう【動静脈瘻 Arteriovenous Fistula】 [どんな病気か] 動静脈瘻(「動静脈瘻」)は、体循環系(たいじゅんかんけい)(体動静脈瘻)、肺循環系(はいじゅんかんけい)(肺動静脈瘻)、心臓を養う血管系である冠 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 42歳の男性。発熱と咳嗽とを主訴に来院した。約1か月前から咳嗽と喀痰とを自覚し、最近、高熱(40℃台)と息切れとが出現したため紹介入院となった。2か月間で体重が約4kg減少した。意識は清明。身長164cm、体重67kg。体温39.0℃。脈拍108/分、整。血圧100/54mmHg。心音に異常を認めない。胸部左側の呼吸音減弱を認める。血液所見:赤血球488万、Hb13.1g/dl、Ht39%、白血球13,200(好中球84%、好酸球2%、好塩基球1%、単球5%、リンパ球8%)、血小板44万。血液生化学所見:総蛋白6.0g/dl。アルブミン2.8g/dl、尿素窒素5.9mg/dl。クレアチニン0.8mg/dl、総ビリルビン0.3mg/dl、AST 57IU/l、ALT 70IU/l,LDH 512IU/l(基準176~353)。CRP13.8mg/dl。動脈血ガス分析(自発呼吸、room air):pH 7.46、PaO2 79Torr、PaCO2 36Torr、HCO3- 25mEq/l。胸部エックス線写真と胸部単純CTとを以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [102A048]←[国試_102]→[102A050]
[★]
- 3歳の女児。感冒様症状を繰り返すため来院した。1歳ころから半年に1回ほど発熱と咳嗽とを伴う感冒様症状を繰り返しており、その都度、近医で治療を受けてきた。胸部エックス線写真、胸部cr及び大動脈造影写真を以下に示す。最も考えられる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [096A013]←[国試_096]→[096A015]
[★]
- 19歳の男性。2年前から肺炎を繰り返すため来院した。
- 体温36.5℃。呼吸数18/分。脈拍80/分、整。血圧120/76mmHg。胸部聴診で呼吸音に異常を認めない。胸部造影磁気共鳴血管撮影(造影MRA)左前斜位像を以下に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098A012]←[国試_098]→[098A014]
[★]
- 52歳の女性。健康診断で胸部異常陰影を指摘され来院した。昨年の健康診断では胸部エックス線写真の異常を指摘されていない。自覚症状はない。胸部エックス線写真を以下に示す。
- 考えられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [103I044]←[国試_103]→[103I046]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [107E025]←[国試_107]→[107E027]
[★]
- 36歳の男性。健康診断で胸部異常陰影を指摘されて精査のため来院した。自覚症状はなく、身体所見にも異常を認めない。胸部エックス線写真と左肺動脈造影写真を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [095D012]←[国試_095]→[095D014]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101F023]←[国試_101]→[101F025]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [107B012]←[国試_107]→[107B014]
[★]
- 胸部エックス線写真で結節影を認める疾患はどれか。 2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [105A014]←[国試_105]→[105A016]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103B034]←[国試_103]→[103B036]
[★]
[★]
- 英
- dyspnea (M)
- 関
- 呼吸、呼吸苦、呼吸不全
概念
- 息が苦しいという自覚症状。呼吸時の不快な感覚である。呼吸苦とも記載されることがあるが、呼吸困難とする。息切れも同義とされている。
- 呼吸困難という自覚症状があるにもかかわらず、必ずしも呼吸不全という客観的な病態に陥っていないことがあるので注意。
原因疾患
鑑別診断
IMD
胸痛と呼吸困難
- 参考1
- 気胸、肺炎、胸膜炎、慢性閉塞性肺疾患、慢性閉塞性肺疾患の悪化、肺癌などの肺疾患、心不全
参考
- 1. 肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2009年改訂版)
- http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2009_andoh_h.pdf
[★]
- 英
- Osler-Weber-Rendu disease
- 同
- Osler-Weber-Rendu病、遺伝性出血性毛細血管拡張 hereditary hemorrhagic telangiectasia
- オスラー・ウェーバー・ランデュ症候群 Osler-Weber-Rendu syndrome(HIM)
- 関
- 肺動静脈瘻
[show details]
ja
Osler-Rendu-Weber disease : 50 件
Osler-Weber-Rendu disease : 約 915 件
Rendu-Osler-Weber disease : 約 86 件
Rendu-Weber-Osler disease : nothing
Weber-Osler-Rendu disease : 4 件
Weber-Rendu-Osler disease : 4 件
Osler-Rendu-Weber syndrome : 約 49 件
Osler-Weber-Rendu syndrome : 83 件
Rendu-Osler-Weber syndrome : 80 件
Rendu-Weber-Osler syndrome : 1 件
Weber-Osler-Rendu syndrome : 4 件
Weber-Rendu-Osler syndrome : nothing
en
Osler-Rendu-Weber disease : 約 5,830 件
Osler-Weber-Rendu disease : 約 22,100 件
Rendu-Osler-Weber disease : 約 23,500 件
Rendu-Weber-Osler disease : 約 78 件
Weber-Osler-Rendu disease : 27 件
Weber-Rendu-Osler disease : 約 79 件
Osler-Rendu-Weber syndrome : 約 7,610 件
Osler-Weber-Rendu syndrome : 約 41,500 件
Rendu-Osler-Weber syndrome : 約 8,890 件
Rendu-Weber-Osler syndrome : 約 34 件
Weber-Osler-Rendu syndrome : 約 46 件
Weber-Rendu-Osler syndrome : 7 件
オスラー・ランデュ・ウェーバー病 : 9 件
オスラー・ウェーバー・ランデュ病 : 32 件
ランデュ・オスラー・ウェーバー病 : 10 件
ランデュ・ウェーバー・オスラー病 : nothing
ウェーバー・オスラー・ランデュ病 : 4 件
ウェーバー・ランデュ・オスラー病 : nothing
オスラー・ランデュ・ウェーバー症候群 : 4 件
オスラー・ウェーバー・ランデュ症候群 : 9 件
ランデュ・オスラー・ウェーバー症候群 : 29 件
ランデュ・ウェーバー・オスラー症候群 : nothing
ウェーバー・オスラー・ランデュ症候群 : 2 件
ウェーバー・ランデュ・オスラー症候群 : nothing
- 常染色体優性遺伝
- 全身の毛細血管拡張により、チアノーゼ、手足のばち指、赤血球増多症、各種出血症状(喀血、脳・胃・腸管出血)をきたす (SSUR.330)
- 症例の15%に肺動静脈瘻を合併する(YN.I-120)
参考
- 1. TELANGIECTASIA, HEREDITARY HEMORRHAGIC, OF RENDU, OSLER, AND WEBER; HHTAl - OMIM
- OSLER-RENDU-WEBER DISEASE
- ORW DISEASE
- Gene map locus: 9q34.1
- http://omim.org/entry/187300
[★]
- 英
- cyanosis
- 同
- 青色症 cyanopathy
- 関
- デオキシヘモグロビン
定義
- 皮膚や粘膜の赤青色(暗赤色)に変化すること
- デオキシヘモグロビン(還元Hb)が5g/dl以上
- 異常ヘモグロビン(methemoglobin, sulfhemoglobinなど)が0.5 g/dL以上
- 救急医学の分野ではSpO2<70%をチアノーゼとしている、らしい(日本救急医学会の出版物参照)
分類
病態生理
- 中心性チアノーゼ:呼吸器疾患、肺内・心内シャント、中枢神経系疾患による低酸素血症。異常ヘモグロビン血症
- 末梢性チアノーゼ:末梢循環不全(心不全などの心拍出量や動脈閉塞など)
- 解離性チアノーゼ:動脈管開存症に大動脈縮窄症を伴う場合(上半身ピンク、下半身チアノーゼ)など
チアノーゼを来す疾患
- IMD.497 YN.C-16
病態生理
- 中心性チアノーゼの病態は低酸素血症といえるので、低酸素血症の病態に準じた症状が出現する、と思う。
身体所見
- 末梢では、口唇、頬部、鼻尖部、耳たぶ、爪床でチアノーゼが目立つ。
[★]
- 英
- alveolar-arterial oxygen difference, A-aDO2, AaDO2, A-a Do2, A-aDo2, AaDo2, a-ADO2
- 同
- 肺胞気-動脈血酸素分圧較差、A-a gradient?、alveolar-arterial oxygen gradient?
- 関
- 呼吸不全
意義
定義
考え方
- 吸気したO2は肺胞に留まる分(PAO2)と肺血管に移行した分に分けられる。
- 肺血管に移行した分 と 末梢で消費されずに残ったO2がPaO2として検出されるので、PaO2は使えない。
- O2を消費して排出されたCO2の動脈血濃度を用いて、肺血管に移行した分を算出する。
- 従って、
-
- PIO2:吸気酸素分圧。FIO2:吸気酸素比率、R:呼吸商(0.8)
- AP:大気圧(760torr)、47:水蒸気分圧(37℃)、FIO2:吸気酸素濃度
-
-
- A-aDO2 = PAO2 - PaO2 = 150 - PaCO2/ 0.8 (torr) - PaO2
基準値
- 20 Torr以下
- 15 Torr以下(YN.I-24)
肺胞気動脈血酸素分圧較差(A-aDO2)の開大
- YN.I-24
-
- 肺胞死腔が多くなると最初はCO2の排出が低下し、やがてO2の摂取も低下する。
- VA/Qが大きい → 血流のない肺胞の増加:VA >>>> Q
- 局所的な二酸化炭素の排出は十分に行われるが、肺全体としては換気が有効利用されないことを示す。
- シャント:VA/Q=0
- VA/Qが小さい → 換気のない肺胞の増加:Q >>>> VA
- O2の摂取が低下する。肺全体として見るとSaO2が低下する
[★]
- 英
- hemothorax, hematothorax
- ラ
- haemothorax
- 関
- 気胸、血気胸、緊張性血胸、自然血胸
概念
外傷性血胸の管理
- 出血源をまず気にするように。大動脈、胸郭、肺。
- 胸腔内ドレーンによって肺の再膨張をはかり、出血量の測定を行う。
- 出血量が200ml/hrを越える場合には試験開胸を考慮する。
- 穿通あるいは鈍的外傷により生じる
- (Modern Management of Traumatic Hemothorax)
- 1. 臨床的に不安定 → ATLSガイドラインに従う。開胸術の適応は以下の通り
- 初期アセスメントで1500mlの血性胸水、あるいは3時間の経過で250ml/hrの出血が持続する。 →VATSでも
- 巨大な凝血塊を伴う血胸
- 心タンポナーデの発症
- 胸壁欠損
- ドレナージにもかかわらず重度のエアリークを認める、あるいは肺拡張が不十分な場合
- 大血管損傷
- 食道損傷
- 横隔膜損傷
- 心臓損傷(外傷性の中隔損傷あるいは弁膜損傷
- 2. 臨床的に安定:血液検査(血算、凝固など)、起座位でのエコー検査、胸部CT
-
- 疼痛コントロール、6時間後、24時間後に胸部レントゲン
- 2-2 血性胸水が300mlを越えて貯留している場合
- 胸腔ドレナージの適応
- 2-2-1. (安定:1500ml/24hr未満、250ml/3h未満)胸腔ドレーン留置、VATS、開胸術
- 2-2-2. (不安定:1500ml/24hr超、250ml/3h超)VATS、開胸術
病因
[★]
- 英
- congenital pulmonary arteriovenous fistula
- 関
- 肺動静脈瘻
[★]
- 英
- vein (Z)
- ラ
- vena
- 毛細血管から発生した静脈血を心臓に送るために使われる血管。
[★]
- 英
- arteriovenous fistula, AV fistula, AVF
- 関
- 動静脈瘤
[★]
- 英
- pulmonary arteriovenous
- 関
- 肺動静脈瘻