VSD | PS | チアノーゼ | 頻呼吸 | 陥没呼吸 | 心雑音 | 肺血管陰影 | 手術 | |
I型 | - | - | 生後 | ○ | なし | なし | 増強 | 生後14日までにarterial switch |
II型 | + | - | 軽度 | 生後1-2週 | 生後数日 | - | 新生児期・乳児期早期にarterial switch手術+VSD閉鎖術 | |
III型 | + | + | 生直後 | - | Blalock-Taussig手術→Rastelli手術。乳児期から幼児期前半。 |
割合 | VSD | PS | ASD | PDA | 肺高血圧 | チアノーゼ | うっ血性心不全 | 肺血管陰影 (PHを反映) |
心室肥大 pressure loadを反映? |
予後 | 姑息手術・内科的治療 | 根治手術 | |
I型 | 60(%) | - | - | あり | あり | + | 生後より強い | + | 増強 | 右室 | うっ血心不全で70%死亡 | BAS/Blalock-Hanlon手術、PGE1 | 生後14日までにJatene手術施行 |
II型 | 30(%) | + | - | ++ | 軽度 | 増強 | 右室+左室 | 肺高血圧で6ヶ月以内に大部分死亡 | PA binding(肺血流↓)、(新生児期にBAS) | 新生児期~3ヶ月以内にJatene手術施行 | |||
III型 | 10(%) | + | + | - | I型より重症 | - | 右室 | 比較的良好 | Blalock-Taussig手術(肺血流↑) | 1,2歳で二期的にRastelli手術施行 |
-complete transposition of the great arteries
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/07 01:07:23」(JST)
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右旋性大血管転位 | |
---|---|
分類及び外部参照情報 | |
ICD-10 | Q20.3 |
ICD-9 | 745.10 |
OMIM | 608808 |
プロジェクト:病気/Portal:医学と医療 | |
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右旋性大血管転位(うせんせいだいけっかんてんい、英: dextro-transposition of the great arteries、d-TGA[1])または完全大血管転位(かんぜんだいけっかんてんい、英: complete transposition of the great arteries, cTGA)とは大血管転位の一つ。D型大血管転位とも言われる[2]。
体循環と肺循環が完全に分離された状態であるため、心室中隔欠損・動脈管開存・卵円孔開存が存在することで動脈血・静脈血の混合を生じうる。
出生直後よりチアノーゼを呈する。特有な症状はなく、多呼吸、哺乳力低下が見られる。
左室機能が保たれていれば、新生児期に大動脈スイッチ手術(Jatene手術)を行う。 左室機能が低下している場合は肺動脈絞扼術を行った後にJatene手術を行う。 現在、心房内血流転換術(Senning手術、Musturd手術)はほとんど行われていない。
手術方法の確立によって予後は比較的良好な成績が報告されてきている。20年後生存率は70%以上でもある。治療を行わなかった場合は乳児期に大半が死亡する。
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先天性心疾患.xls
心室中隔欠損症 | 30.5 |
心房中隔欠損症 | 9.8 |
動脈管開存症 | 9.7 |
肺動脈狭窄症 | 6.9 |
大動脈縮窄症 | 6.8 |
大動脈狭窄症 | 6.1 |
ファロー四徴症 | 5.8 |
完全大血管転位 | 4.2 |
その他 | 20 |
心疾患による症状 | |||
肺血流増加 | 肺血流減少 | 低心拍出 | |
1.新生児期・乳児早期 | 多呼吸,陥没呼吸, 呼吸困難,喘鳴, 多汗, 哺乳障害 | チアノーゼ | 蒼白,末梢冷感, 冷汗,網状チアノーゼ, 体重増加不良, 弱い泣き声 |
2.乳幼児期 | 多呼吸, 易感染性,反復する肺炎 | チアノーゼ, 低酸素発作, 蹲踞 | 体重増加不良, 運動発達遅延, 易疲労性, 顔色不良,やせ |
3.小児期 | 運動能低下, 息切れ | ばち状指 | 運動能低下, 動悸 |
4.思春期以後 合併症による症状 | 胸痛,失神発作,突然死,喀血,不整脈,出血傾向,痛風,けいれん 等 |
疾患 | 先天性心奇形 | その他 |
22q11.2欠失症候群 | ファロー四徴症、総動脈幹症(truncus arteriosus)、心室中隔欠損を伴う肺動脈弁閉鎖症、 大動脈弓離断、右側大動脈弓、右側肺動脈の大動脈起始 |
胸腺低形成、低カルシウム血症、特有の顔貌、口蓋裂 |
ダウン症候群 | (50%の例に合併)。心房中隔欠損症(ASD), 心室中隔欠損症(VSD) | |
先天性風疹症候群 | 心房中隔欠損症、動脈管開存症、末梢肺動脈狭窄 | |
ターナー症候群 | 大動脈縮窄症 | 低身長・翼状頚、外反肘 |
ヌーナン症候群 | 肺動脈弁狭窄、肥大型心筋症 | ターナー症候群に似る |
マルファン症候群 | 僧帽弁逸脱症、大動脈弁閉鎖不全症 | |
糖代謝異常合併妊娠母体からの出生児 | 大血管転位症 | |
ウイリアムズ症候群 | 大動脈弁上狭窄、末梢肺動脈狭窄 | |
無脾症、多脾症 | 単心房、単心室、総肺静脈還流異常 |
-Jatene手術
-corrected transposition of the great arteries
動脈 | 内膜 | 中膜 | 外膜 |
弾性血管 | 内皮細胞(ワイベル・パラーデ小体を含む) 基底板 内皮下層(少数の線維芽細胞、散在する平滑筋細胞、膠原線維) 不完全な内弾性板 |
40-70層の有窓性弾性板 弾性板の間に存在する平滑筋細胞 薄い弾性板 外半分には脈管栄養細胞が分布 |
線維・弾性結合組織 脈管栄養血管 リンパ管 神経細胞 |
筋性動脈 | 内皮細胞(ワイベル・パラーデ小体を含む) 基底板 内皮下層(少数の線維芽細胞、散在する平滑筋細胞、膠原線維) 厚い内弾性板 |
40層に及ぶ平滑筋細胞層 厚い外弾性板 |
薄い線維・弾性結合組織 脈管栄養血管は著明でない リンパ管 神経線維 |
細動脈 | 内皮細胞(ワイベル・パラーデ小体を含む) 基底板 内皮下層:目立たない 内弾性板はなく、弾性線維がある |
1-2層の平滑筋細胞 | 疎性結合組織 神経線維 |
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