出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2013/04/25 23:23:25」(JST)
大動脈狭窄症(だいどうみゃくきょうさくしょう)とは、大動脈近傍における血液流出路の狭窄により血流が妨げられている状態。狭窄による圧増加により左心室壁は代償的に肥大する。症状は軽度の場合は無症状であるが、重度では心拍出量低下、不整脈、低血圧などにより運動不耐性、失神、突然死を示す。左側心基底部で駆出性雑音が聴取され、X線画像では大動脈起始部の狭窄後拡大が認められる。軽度の症状では治療を必要としない。
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リンク元 | 「大動脈弁狭窄症」「先天性心疾患」 |
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軽度 | 中等度 | 高度 | |
連続波ドプラ法による最高血流速度(m/s) | <3.0 | 3.0 -4.0 | ≧4.0 |
簡易ベルヌイ式による収縮期平均圧較差(mmHg) | <25 | 25 -40 | ≧40 |
弁口面積(cm2) | >1.5 | 1.0 -1.5 | ≦1.0 |
弁口面積係数(cm2/m2) | - | - | <0.6 |
ステージ | 症状 | 重症度 | Max Jet Vel (m/s) |
Mean Grad (mmHg) |
AVA (cm2) |
LVEF |
0 | なし | 正常 | 1 | 0 | 3~4 | 正常 |
A | リスクあり | <2 | <10 | 3~4 | 正常 | |
B | 軽度 | 2-2.9 | <20 | >1.5 | 正常 | |
中等度 | 3-3.9 | 20-39 | 1~1.5 | 正常 | ||
C1 | 重度 | ≧4 | ≧40 | ≦1 | 正常 | |
最重度 | ≧5 | ≧60 | ≦0.8 | 正常 | ||
C2 | 重度+EF低下 | ≧4 | ≧40 | ≦1 | 低下 | |
D1 | あり | 重度 | ≧4 | ≧40 | ≦1 | 正常 |
D2 | 重度+左室拍出量低下+EF低下 | <4 | <40 | ≦1 | 低下 | |
D3 | 重度+左室拍出量低下+EF正常 | <4 | <40 | ≦1 | 正常 |
先天性心疾患.xls
心室中隔欠損症 | 30.5 |
心房中隔欠損症 | 9.8 |
動脈管開存症 | 9.7 |
肺動脈狭窄症 | 6.9 |
大動脈縮窄症 | 6.8 |
大動脈狭窄症 | 6.1 |
ファロー四徴症 | 5.8 |
完全大血管転位 | 4.2 |
その他 | 20 |
心疾患による症状 | |||
肺血流増加 | 肺血流減少 | 低心拍出 | |
1.新生児期・乳児早期 | 多呼吸,陥没呼吸, 呼吸困難,喘鳴, 多汗, 哺乳障害 | チアノーゼ | 蒼白,末梢冷感, 冷汗,網状チアノーゼ, 体重増加不良, 弱い泣き声 |
2.乳幼児期 | 多呼吸, 易感染性,反復する肺炎 | チアノーゼ, 低酸素発作, 蹲踞 | 体重増加不良, 運動発達遅延, 易疲労性, 顔色不良,やせ |
3.小児期 | 運動能低下, 息切れ | ばち状指 | 運動能低下, 動悸 |
4.思春期以後 合併症による症状 | 胸痛,失神発作,突然死,喀血,不整脈,出血傾向,痛風,けいれん 等 |
疾患 | 先天性心奇形 | その他 |
22q11.2欠失症候群 | ファロー四徴症、総動脈幹症(truncus arteriosus)、心室中隔欠損を伴う肺動脈弁閉鎖症、 大動脈弓離断、右側大動脈弓、右側肺動脈の大動脈起始 |
胸腺低形成、低カルシウム血症、特有の顔貌、口蓋裂 |
ダウン症候群 | (50%の例に合併)。心房中隔欠損症(ASD), 心室中隔欠損症(VSD) | |
先天性風疹症候群 | 心房中隔欠損症、動脈管開存症、末梢肺動脈狭窄 | |
ターナー症候群 | 大動脈縮窄症 | 低身長・翼状頚、外反肘 |
ヌーナン症候群 | 肺動脈弁狭窄、肥大型心筋症 | ターナー症候群に似る |
マルファン症候群 | 僧帽弁逸脱症、大動脈弁閉鎖不全症 | |
糖代謝異常合併妊娠母体からの出生児 | 大血管転位症 | |
ウイリアムズ症候群 | 大動脈弁上狭窄、末梢肺動脈狭窄 | |
無脾症、多脾症 | 単心房、単心室、総肺静脈還流異常 |
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