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国試過去問 | 「114A001」 |
リンク元 | 「呼吸困難」「asthmatic attack」 |
拡張検索 | 「気管支喘息発作重積状態」 |
関連記事 | 「気管支喘息」「喘息発作」「気管」「気管支」「発作」 |
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慢性呼吸困難 | 急性呼吸困難 | ||
呼吸器疾患 | 閉塞性障害 | 慢性閉塞性肺疾患 肺リンパ脈管筋腫症 びまん性汎細気管支炎 気管支拡張症 |
気管支喘息発作 アナフィラキシー 上気道閉塞 気道内異物 肺炎・細気管支炎 慢性呼吸器疾患の急性増悪 緊張性気胸 |
拘束性障害 | 肺線維症 間質性肺炎 | ||
混合性障害 | 塵肺 | ||
循環器疾患 | 肺高血圧症 慢性心不全 狭心症 |
急性冠症候群 急性心不全 非心原性肺水腫 致死性不整脈 肺血栓塞栓症 慢性呼吸器疾患に伴う右心不全 | |
血液疾患 | 貧血 | 急性出血 | |
神経筋疾患 | 重症筋無力症 ギラン・バレー症候群 筋萎縮性側索硬化症 進行性筋ジストロフィー |
||
代謝疾患 | 甲状腺機能亢進症 | 糖尿病性ケトアシドーシス 尿毒症性アシドーシス | |
腎疾患 | 腎性貧血 | 糖尿病腎症に伴う肺水腫 急速進行性糸球体腎炎の肺障害 | |
中枢神経系疾患 | 脳炎 脳腫瘍 髄膜炎 |
||
精神神経系疾患 | 過換気症候群 神経症性障害 心身症 |
呼吸困難の原因となる病態・疾患 | ||
呼吸困難の機序 | 原因 | 病態.疾患 |
①換気(労作)の増加 | 低酸素血症 (hypoxemia) | チアノーゼをきたすCHD:Fallot四徴症など 高山病 肺動静脈瘻 肺実質病変:肺炎、腫瘍など 無気肺 肺塞栓症 新生児呼吸窮迫症候群 |
高炭酸ガス血症 | 閉塞性肺機能障害、肺胞低換気(「②換気能力の低下」参照) | |
アシドーシス(anaerobic and metabolic acidosis) | 心疾患:肺動脈弁狭窄症、MSによる心拍出量の低下 重症貧血 妊娠 腎不全 糖尿病 | |
発熱 | 感染症など | |
②換気能力の低下 | 閉塞性肺機能障害 | 気道の閉塞:喉頭炎、声帯麻痺、異物など 閉塞性肺疾患:慢性気管支炎、慢性肺気腫、気管支喘息、DPB |
拘束性肺機能障害 | 肺高血圧症:左心不全、MS 肺切除 胸水の貯留 気胸 腫瘍、肺炎 食道裂孔ヘル二ア 胸郭成形、脊柱後弯・脊柱側弯、強直性脊椎炎 間質性肺炎(特発性、続発性) 塵肺、過敏性肺炎、サルコイドーシス、BO 反復性誤嚥性肺炎 Langerhans肉芽腫症 | |
肺胞低換気 | 神経・筋機能不全:ポリオ、多発性神経障害、MG、筋ジストロフィー 低K血症など | |
③心因性呼吸困難 | 不安、抑うつ、医原性 | 過換気症候群 |
CHD:先天性心疾患、MS:僧帽弁狭窄症、DPB:びまん性汎細気管支炎、BO:閉塞性細気管支炎、MG:重症筋無力症 |
長期管理薬 (コントローラー) |
・ステロイド薬(吸入、経口) |
・テオフィリン徐放製剤 | |
・長時間作用性β2刺激薬(吸入、経口、貼付) | |
・抗アレルギー薬 | |
・ロイコトリエン受容体拮抗薬 | |
・メディエーター遊離抑制薬 | |
・ヒスタミンH1拮抗薬 | |
・トロンボキサン阻害薬 | |
・Th2サイトカイン阻害薬 | |
発作治療薬 (リリーバー) |
・ステロイド薬(注射・経口) |
・短時間作用性β2刺激薬(吸入・経口・注射) | |
・アミノフィリン点滴静注 | |
・短時間作用性テオフィリン製剤(経口) | |
・抗コリン薬(吸入) |
治療目標: 呼吸困難の消失、体動、睡眠正常、日常生活正常ピークフ口-(PEF)の正常値(予測値できれば自己最良値70%以上)、,酸素飽和度>90%*、平常服薬・吸入で喘息症状の悪化なし | |||||
喘息症状の程度 | 呼吸困難 | 動作 | 治療 | 自宅治療可/救急/外来入院/ICU** | 検査値* |
1.軽度 | 苦しいが横になれる | やや困難 | ・β2刺激薬吸入、頓用*1 ・テオフイリン薬頓用 |
自宅治療可 | PEF 70~80% |
2.中等症 | 苦しくて横になれない | ・かなり困難 ・かろうじて歩ける |
・β2刺激薬ネブライザー吸入反復*2 ・β2刺激薬皮下注(ボスミン)*3 ・aminophylline点滴*4 ・副腎皮質ステロイド薬静注*5 ・酸素*6 ・抗コリン薬吸入考慮 |
救急外来 ・1時間で症状が改善すれば帰宅治療へ ・4時間で反応不十分/2時間で反応なければ入院し高度喘息症状の治療へ |
PEF 50~70% PaO2 60Torr以上 PaCO2 45Torr以下 SpO2 90%以上.. |
3.高度 | 苦しくて動 けない |
・歩行不能 ・会話困難 |
・β2刺激薬皮下注(ボスミン)*3 ・aminophylline持続点滴*7 ・副腎皮質ステロイド薬静注反復*5 ・酸素*8 ・β2刺激薬ネプライサ吸入反復*2 |
救急外来 ・1時間以内に反応なければ入院治療 ・悪化すれば重篤症状の治療へ |
PEF 50%以下 PaO2 60丁0rr以下 PaCO2 45Torr以上 SpO2 90%以下.: |
4. 重篤症状 (大発作の治療に反応しない 発作・上記治療でも悪化) |
(状態) ・チアノーゼ ・錯乱 ・意識障害 ・失禁 ・呼吸停吐 |
・会話不能 ・体勤不能 |
上記治療継続. ・症状、呼吸機能悪化で挿管*9 ・酸素吸入にもかかわらずPaO2 50Torr以下および/または意識障害を伴う急激なPaCO2の上昇 ・人工呼吸*9 ・気管支洗浄 ・全身麻酔(isoflurane, sevoflurane, enflurane etc.)を考慮 |
ただちに入院、ICU** | PEF 測定不能 PaO2 60Torr以下 PaCO2 45Torr以上 SpO2 90%以下 |
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
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