デキサメタゾン
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- 福井県にあるジェネリック医薬品(後発医薬品)の製造メーカーです。 ... 包装変更のお知らせ 2016/04/27 添付文書改訂等のお知らせ 2016/04/21 ゴールデンウィーク休業についてのお知らせ 2016/04/20
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
メサドロン注2mg
組成
1アンプル中の分量
有効成分
- デキサメタゾンメタスルホ安息香酸エステルナトリウム(デキサメタゾンとして):2mg含有
添加物
- ベンジルアルコール:10mg
メタスルホ安息香酸ナトリウム:0.2mg
ポリソルベート80:20mg
D-ソルビトール:35mg
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 感染症のある関節腔内、滑液嚢内、腱鞘内又は腱周囲[免疫機能抑制作用により、感染症が増悪することがある。]
- 動揺関節の関節腔内[関節症状が増悪することがある。]
効能または効果
- 下記のとおり。ただし、投与経路(略号)は【用法・用量】欄に説明してあります。
※印 下記の場合にのみ用いること
1)静脈内注射及び点滴静脈内注射
経口投与不能時、緊急時及び筋肉内注射不適時
2)筋肉内注射
経口投与不能時
★印
外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合にのみ用いること
内分泌疾患
効能・効果:投与経路(略号)
- 急性副腎皮質機能不全(副腎クリーゼ):静,点,筋
慢性副腎皮質機能不全(原発性、続発性、下垂体性、医原性):筋
副腎性器症候群:※筋
甲状腺中毒症[甲状腺(中毒性)クリーゼ]:静,点,※筋
亜急性甲状腺炎:※筋
リウマチ性疾患
効能・効果:投与経路(略号)
- リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む):※静,※点,筋
関節リウマチ:筋,関
若年性関節リウマチ(スチル病を含む):筋,関
リウマチ性多発筋痛:筋
強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎):筋
強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)に伴う四肢関節炎:関
結合織炎・関節炎
効能・効果:投与経路(略号)
- 変形性関節症(炎症症状がはっきり認められる場合):関
非感染性慢性関節炎:関
痛風性関節炎:関
腱炎(非感染性のものに限る):軟,腱
腱周囲炎(非感染性のものに限る):軟,腱,滑
腱鞘炎(非感染性のものに限る):腱
滑液包炎(非感染性のものに限る):滑
膠原病
効能・効果:投与経路(略号)
- エリテマトーデス(全身性及び慢性円板状):※静,※点,筋
全身性血管炎(大動脈炎症候群、結節性動脈周囲炎、多発性動脈炎、ヴェゲナ肉芽腫症を含む):※静,※点,筋
多発性筋炎(皮膚筋炎):※静,※点,筋
強皮症:※筋
アレルギー性疾患
効能・効果:投与経路(略号)
- 気管支喘息(但し、筋肉内注射以外の投与法では、不適当な場合に限る):静,点,筋
薬剤その他の化学物質によるアレルギー・中毒(薬疹、中毒疹を含む):※静,※点,※筋
血清病:静,点,※筋
喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む):※筋
蕁麻疹(慢性例を除く)(重症例に限る):※点,※筋
血液疾患
効能・効果:投与経路(略号)
- 溶血性貧血(免疫性又は免疫性機序の疑われるもの):静,点,※筋
白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む):静,点,※筋
顆粒球減少症(本態性、続発性):静,点,※筋
紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性):静,点,※筋
再生不良性貧血:静,点,※筋
神経疾患
効能・効果:投与経路(略号)
- 脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(但し、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いること):静,点,※筋
多発性硬化症(視束脊髄炎を含む):静,点,※筋
末梢神経炎(ギランバレー症候群を含む):※静,※点,※筋
小舞踏病:※筋
脊髄蜘網膜炎:※筋
消化器疾患・肝疾患
効能・効果:投与経路(略号)
- 食道の炎症(腐蝕性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後:静,点,筋
胆汁うっ滞型急性肝炎:※点,※筋
劇症肝炎(臨床的に重症とみなされるものを含む):静,点,※筋
肝硬変(活動型、難治性腹水を伴うもの、胆汁うっ滞を伴うもの):※筋
限局性腸炎:※静,※点,※筋
潰瘍性大腸炎:※静,※点,※筋
重症感染症・重症消耗性疾患
効能・効果:投与経路(略号)
- 重症感染症(化学療法と併用する):静,点,※筋
重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む):※静,※点,※筋
腫瘍性疾患
効能・効果:投与経路(略号)
- 悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)及び類似疾患(近縁疾患):静,点,※筋
好酸性肉芽腫:静,点,※筋
前立腺癌(他の療法が無効な場合):※筋
乳癌の再発転移:※筋
代謝疾患
効能・効果:投与経路(略号)
腎疾患・泌尿器科
効能・効果:投与経路(略号)
- ネフローゼ及びネフローゼ症候群:※静,※点,※筋
陰茎硬結:※筋
外科疾患・蛇毒・昆虫毒
効能・効果:投与経路(略号)
- 外科的ショック及び外科的ショック様状態:静
副腎摘除:静,点,筋
侵襲後肺水腫:静
気管支痙攣(術中):静
副腎皮質機能不全患者に対する外科的侵襲:※筋
脳浮腫:静
輸血による副作用:静
蛇毒・昆虫毒(重症の虫さされを含む):※筋
循環器
効能・効果:投与経路(略号)
耳鼻咽喉科疾患
効能・効果:投与経路(略号)
- 急性・慢性中耳炎:※静,※点,※筋
滲出性中耳炎・耳管狭窄症:※静,※点,※筋
進行性壊疽性鼻炎:静,点,筋
喉頭炎・喉頭浮腫:静,点,筋
副鼻腔炎・鼻茸:筋,茸
アレルギー性鼻炎:筋,甲
花粉症(枯草熱):筋,甲
血管運動(神経)性鼻炎:筋,甲
皮膚科疾患
効能・効果:投与経路(略号)
- 乾癬及び類症[尋常性乾癬(重症例)、関節症性乾癬、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群]:※★点,※★筋
アナフィラクトイド紫斑(単純型、シェーンライン型、ヘノッホ型)(重症例に限る):※点,※筋
粘膜皮膚眼症候群[開口部びらん性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病(眼症状のない場合)、リップシュッツ急性陰門潰瘍]:※点,※筋
天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear-Usher症候群、増殖性天疱瘡):※点,※筋
デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む):※点,筋
紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む):※★点,※★筋
ウェーバークリスチャン病:※点,※筋
湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部あるいは肛門湿疹、耳介及び外耳道の湿疹・皮膚炎、鼻前庭及び鼻翼周辺の湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以外は極力投与しないこと):※★筋
成年性浮腫性硬化症:※筋
紅斑症(★多形滲出性紅斑、結節性紅斑)(但し、多形滲出性紅斑の場合は重症例に限る):※筋
痒疹群(小児ストロフルス、蕁麻疹様苔癬、固定蕁麻疹を含む)(但し、重症例以外は極力投与しないこと。また固定蕁麻疹は局注が望ましい):※★筋
扁平苔癬(重症例に限る):※★筋
帯状疱疹(重症例に限る):※筋
潰瘍性慢性膿皮症:※筋
眼科疾患
効能・効果:投与経路(略号)
- 内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺):静,※筋
外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎):※静,※筋
眼科領域の術後炎症:※静,※筋
口腔外科・口腔内疾患
効能・効果:投与経路(略号)
- 口腔外科領域手術後の後療法:静,点,筋
難治性口内炎及び舌炎(局所療法で治癒しないもの):軟
- 通常成人には下表のとおり投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
投与経路(略号) |
1回の投与量(デキサメタゾンとして) |
1回の投与量(メサドロン注2mg) |
1回の投与量(メサドロン注3mg) |
投与回数 |
静脈内(静) |
2〜8mg |
1〜4mL |
0.7〜2.6mL |
3〜6時間毎 |
筋肉内(筋) |
2〜8mg |
1〜4mL |
0.7〜2.6mL |
3〜6時間毎 |
点滴静脈内(点) |
2〜10mg |
1〜5mL |
0.7〜3.3mL |
1日1〜2回 |
関節腔内(関) |
1〜5mg |
0.5〜2.5mL |
0.4〜1.6mL |
原則として投与間隔を2週間以上とすること |
軟組織内(軟) |
1〜5mg |
0.5〜2.5mL |
0.4〜1.6mL |
原則として投与間隔を2週間以上とすること |
腱鞘内(腱) |
1〜5mg |
0.5〜2.5mL |
0.4〜1.6mL |
原則として投与間隔を2週間以上とすること |
滑液嚢内(滑) |
1〜5mg |
0.5〜2.5mL |
0.4〜1.6mL |
原則として投与間隔を2週間以上とすること |
鼻甲介内(甲) |
1〜5mg |
0.5〜2.5mL |
0.4〜1.6mL |
|
鼻茸内(茸) |
1〜5mg |
0.5〜2.5mL |
0.4〜1.6mL |
|
- 悪性リンパ腫に対する他の抗腫瘍剤との併用療法においては、併用薬剤の添付文書も参照すること。
慎重投与
- 感染症の患者[免疫機能抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある。]
- 糖尿病の患者[糖新生作用等により血糖が上昇し、糖尿病が増悪するおそれがある。]
- 骨粗鬆症の患者[蛋白異化作用等により、骨粗鬆症が増悪するおそれがある。]
- 腎不全の患者[薬物の排泄が遅延するため、体内蓄積により副作用があらわれるおそれがある。]
- 甲状腺機能低下のある患者[血中からの半減時間が長くなるとの報告があり、副作用があらわれるおそれがある。]
- 肝硬変の患者[代謝酵素活性の低下等により、副作用があらわれやすい。]
- 脂肪肝の患者[脂肪分解・再分布作用により、肝臓への脂肪沈着を増大させ、脂肪肝が増悪するおそれがある。]
- 脂肪塞栓症の患者[大量投与により、脂肪塞栓症が起こるとの報告があり、症状が増悪するおそれがある。]
- 重症筋無力症の患者[蛋白異化作用により、使用当初、一時症状が増悪するおそれがある。]
- 高齢者[「高齢者への投与」の項参照]
重大な副作用
- ショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明):ショックを起こすことがある。呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等のアナフィラキシー様症状を伴うことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- *誘発感染症、感染症の増悪(頻度不明):誘発感染症、感染症の増悪があらわれることがある。また、B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
- 続発性副腎皮質機能不全、糖尿病(頻度不明)
- 消化性潰瘍、消化管穿孔、膵炎(頻度不明)
- 精神変調、うつ状態、痙攣(頻度不明)
- 骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死、ミオパチー、脊椎圧迫骨折、長骨の病的骨折(頻度不明)
- 緑内障、後嚢白内障(頻度不明):連用により眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障を来すことがあるので、定期的に検査をすることが望ましい。
- 血栓塞栓症(頻度不明)
- 喘息発作の増悪(頻度不明):気管支喘息患者で他の副腎皮質ホルモン剤の投与により喘息発作を増悪させたとの報告があるので、十分注意すること。
有効成分に関する理化学的知見
- 一般名:デキサメタゾンメタスルホ安息香酸エステルナトリウム(Dexamethasone Metasulfobenzoate Sodium)
化学名:Sodium 9-fluoro-11β,17,21-trihydroxy-16α-methyl-1,4-pregnadiene-3,20-dione 21-metasulfobenzoate
分子式:C29H32FNaO9S
分子量:598.61
性状:白色の結晶性の粉末で、においはない。
メタノールに溶けやすく、水又はエタノールに溶けにくく、エーテルにほとんど溶けない。
吸湿性である。
融点:約260℃(分解)
構造式:
★リンクテーブル★
[★]
- 英
- corticosteroid
- 関
- 副腎皮質ステロイド、コルチコステロイド、ステロイド薬、副腎皮質ステロイド薬、副腎皮質ホルモン、副腎皮質ステロイドホルモン、副腎皮質ステロイド剤
副腎皮質ホルモン剤
副作用
- フロリネフ
重大な副作用
- 誘発感染症、感染症の増悪があらわれることがある。また、B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
- 2. 続発性副腎皮質機能不全、糖尿病
- 3. 消化性潰瘍、膵炎
- 4. 精神変調、うつ状態、痙攣
- 5. 骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死、ミオパシー*6. 緑内障、後のう白内障
- 連用により眼内圧亢進、緑内障、後のう白内障を来すことがあるので、定期的に検査をすることが望ましい。
その他の副作用
- 1. 内分泌:5%以上又は頻度不明:月経異常
- 2. 消化器:5%以上又は頻度不明:下痢、胃痛、胸やけ、口渇、食欲亢進
- 3. 消化器:5%未満:悪心・嘔吐、腹部膨満感
- 4. 精神神経系:5%以上又は頻度不明:多幸症、不眠、頭痛、めまい
- 5. 筋・骨格:5%以上又は頻度不明:筋肉痛、関節痛
- 6. 脂質・たん白質代謝:5%以上又は頻度不明:野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝
- 7. 脂質・たん白質代謝:5%未満:満月様顔貌
- 8. 体液・電解質:5%以上又は頻度不明:血圧上昇、低カリウム性アルカローシス
- 9. 体液・電解質:5%未満:浮腫、高ナトリウム血症、低カリウム血症
- 10. 眼:5%以上又は頻度不明:中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出
- 11. 血液:5%以上又は頻度不明:白血球増多
- 12. 皮膚:5%以上又は頻度不明:ざ瘡、多毛、脱毛、色素沈着、皮下溢血、紫斑、線条、そう痒、発汗異常、顔面紅斑、創傷治癒障害、皮膚菲薄化・脆弱化、脂肪織炎
- 13. 過敏症:5%未満:発疹
- 14. その他:5%以上又は頻度不明:発熱、疲労感、息切れ、ステロイド腎症、体重増加、精子数及びその運動性の増減
[★]
- 英
- dexamethasone
- ラ
- dexamethasonum
- 化
- プロピオン酸デキサメタゾン?JAN
- 同
- デキサメサゾン
- 商
- Decadron
- (点眼・点耳・点鼻)DMゾロン、コンドロンデキサ、ビジュアリン、テイカゾン、D・E・X、オルガドロン、サンテゾーン
- (口腔内用)アフタゾロン、デルゾン、エースミン、デキサルチン、デルゾン
- (軟膏)ビスオ、メインベート、デルムサット、プロメタゾン、メサデルム、オイラゾン、グリメサゾン、ザルックス、デキサA、ヒフメタ、プロメタゾン、ボアラ
- (注射液)デキサート、オルガドロン(デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム)、ソルコート、デカドロン、メサドロン、リメタゾン
- (服用)エリザス、レナデックス
- (吸入)ストメリンD
- 関
- 糖質コルチコイド、デキサメタゾン抑制試験、コルチコイド
- 鎮痛,鎮痒,収歛,消炎剤
[show details]
GOO.1594
Table 59–2 Relative Potencies and Equivalent Doses of Representative Corticosteroids
|
COMPOUND
|
ANTIINFLAMMATORY POTENCY
|
Na+-RETAINING POTENCY
|
DURATION OF ACTION
|
EQUIVALENT DOSE, MG
|
prednisone
|
4
|
0.8
|
I
|
5
|
prednisolone
|
4
|
0.8
|
I
|
5
|
betamethasone
|
25
|
0
|
L
|
0.75
|
dexamethasone
|
25
|
0
|
L
|
0.75
|
[★]
商品