- 英
- dexamethasone suppression test, DST
- 同
- (国試)デキサメサゾン抑制試験
- 関
- デキサメタゾン、クッシング症候群、1mgデキサメタゾン抑制試験、8mgデキサメタゾン抑制試験、低用量デキサメタゾン抑制試験、コルチゾール
[show details]
概念
- デキサメタゾンはネガティブフィードバックによりACTH分泌を抑制することを利用し、クッシング症候群の診断やスクリーニングに用いられる。
LAB.713改変
方法
- LAB.713
1. 標準法(Liddle原法)
2. over night test
- 試験前日の11時にデキサメサゾン1-2mg(低用量)を服用させ、翌朝6-8時に空腹臥床で採血し、血漿コルチゾールとACTHを測定する。血漿コルチゾールの抑制がみられない場合には8mg(高用量)を投与する。
基準範囲
1. 標準法(Liddle原法)
- 健常者では、尿中17-OHCSの減少(3mg/日以下)または尿中遊離コルチゾールの減少(25μg/日)がみられる
2. over night test
- 健常者では、血漿コルチゾール5μg/dl以下、ACTHは10pg/ml以下
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- daylight-saving time
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 原発性色素性小結節性副腎異形成に対して両側副腎摘除術を施行した一例
- 赤塚 正幸,堀田 記世彦,和田 典男,藤澤 孝志,佐藤 択矢,村橋 範浩,高田 徳容,望月 端吾,平野 哲夫,原田 浩,深澤 雄一郎,関 利盛,富樫 正樹
- 2011-03-31
- … また、8mgデキサメタゾン抑制試験で抑制を認めず、CRH負荷試験でACTHは抑制されたままであった。 …
- NAID 120003145496
Related Links
- 2010年3月1日 ... デキサメタゾン抑制試験は、クッシング症候群(「副腎腫瘍」の項参照)が疑われた場合 に行う検査で、デキサメタゾン(商品名 デカドロン)は副腎(腎臓の上にある小さな内分泌 臓器)で作られるコルチゾールの作用を強力にした内服薬です。 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 45歳の男性。四肢筋力低下を主訴に来院した。1か月前から両上下肢の筋力が低下した。5年前から高血圧を指摘されていたが放置していた。1年前から労作時に脈が乱れることに気付いていた。意識は清明。身長176cm、体重盟kg。体温36・4℃。脈拍84/分、不整。血圧172/104mmHg。収縮期駆出性雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。肝・脾を触知しない。尿所見:蛋白2+、糖1+。血液所見:赤血球420万、Hb16.0g/dl、Ht46%、白血球5,200、血小板32万。血液生化学所見:空腹時血糖122mg/dl、HbA1c 9.1%(基準4.3~5.8)、総蛋白7.2g/dl、アルブミン5.1g/dl、尿素窒素18.0mg/dl、クレアチニン1.1mg/dl、尿酸8.5mg/dl、総コレステロール252.1mg/dl、トリグリセライド182mg/dl、総ビリルビン0.8mg/dl、AST32IU/l、ALT22IU/l、Na145mEq/l、K3.1mEq/l、Cl1O4mEq/l、Ca9.0mg/dl、P3.0mg/dl、TSH3.OμU/ml(基準0.2~4.0)、ACTH32pg/ml(基準7~60)、FT33.5pg/ml(基準2.5~4.5)、FT41.8ng/dl(基準0.8~2.2)、コルチゾール10.1μg/dl(基準5.2~12.6)、アルドステロン16mg/dl(基準5~10)、血漿レニン活性(PRA)0.3ng/ml/時間(基準1.2~2.5)。腹部単純CTで右副腎に径1cmの腰痛性病変を認める。
- 診断に必要な検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102I057]←[国試_102]→[102I059]
[★]
- 42歳の男性。人間ドックの腹部CTで異常を指摘されたため来院した。既往歴に特記すべきことはない。喫煙歴と飲酒歴とはない。身長 172cm、体重 75kg。脈拍 76/分、整。血圧 142/82mmHg。身体所見に異常を認めない。血液所見:赤血球 420万、Hb 14.4g/dL、Ht 41%、白血球 8,000(桿状核好中球 10%、分葉核好中球 70%、単球 4%、リンパ球 16%)。血液生化学所見:空腹時血糖 102mg/dL、HbA1c 5.9%(基準 4.6~6.2)、Na 141mEq/L、K 4.3mEq/L、Cl 106mEq/L、ACTH 7pg/mL未満(基準 60以下)、コルチゾール 11.8ng/dL(基準 5.2~12.6)、アルドステロン 106pg/mL(基準 45~106)、血漿レニン活性 2.4pg/mL/時間(基準 1.2~2.5)。尿中メタネフリン 0.11mg/日(基準 0.05~0.23)、尿中ノルメタネフリン 0.14mg/日(基準 0.07~0.26)。人間ドックの腹部単純CT(別冊No. 30)を別に示す。
- 診断に有用な検査はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I077]←[国試_109]→[109I079]
[★]
- 47歳の女性。突然の頭痛が繰り返し起こることを訴えて来院した。6か月前から排便時に頭痛と発汗とが出現し、10分くらいの安静で改善するという発作が数日に1回起こるようになった。家族に勧められて、発作時に血圧を測定したところ206/116mmHgで、発作が治まってから測定すると116/76mmHgであったという。身長156cm、体重48kg、脈拍96/分、整。血圧196/110mmHg。顔面は蒼白で、前胸部に発汗がみられる。四肢末端は冷たい。甲状腺の腫脹を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部に異常を認めない。下腿に浮腫を認時ない。神経学的所見に異常を認めない。血液生化学所見:空腹時血糖 122mg/dl、尿素窒素 14mg/dl、クレアチニン 0.7mg/dl、Na 141mEq/l、K 4.0mEq/l、Cl 98mEq/l。
- 診断に最も有用なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105G049]←[国試_105]→[105G051]
[★]
- 英
- Cushing syndrome, Cushing's syndrome
- 同
- (国試)Cushing症候群
- 関
- アジソン病、糖質コルチコイド、発症前クッシング症候群
- first aid step1 2006 p.253,259,296
糖質ステロイドの分泌過剰 ⇔ アジソン病
概念
- 糖質コルチコイドの分泌が過剰であるために引き起こされる症候群
- 副腎皮質の腺腫・癌、原発性副腎皮質結節性過形成、異所性ACTH産生腫瘍、下垂体過形成、下垂体腺腫(クッシング病)に分類される。
疫学
- 成人女性に多い(男:女=1:3-4。30-50歳代)
- 平成9年度の全国調査では年間発生数は 100-160例程度
- 副腎皮質腺腫: 47.1%
- 異所性ACTH産生腫瘍:3.6%
病因
鑑別診断
LAB.713改変
IMD.956
病態生理
- 1. 満月様顔貌、中心性肥満、buffalo hump、体重増加
- 線維芽細胞が抑制され、間質組織が脆弱になり、皮膚が菲薄化。また、急激な肥満により皮膚の成長が追いつかず皮膚が引き延ばされるため?
- 3. 浮腫
- 4. 皮膚の菲薄化 、創傷治癒の遅延、皮膚の易感染性
- 線維芽細胞が抑制され、間質組織が脆弱になり、皮膚が菲薄化
- グルココルチコイドのミネラルコルチコイド作用や血管への直接作用
- 肝臓における蛋白の異化亢進→アミノ酸からの糖新生亢進→血糖上昇。末梢組織でのインスリン抵抗性が上昇。
- コルチゾールの過剰による骨形成の抑制・骨吸収の促進・腸管からのCa吸収抑制、尿中Ca排泄促進(尿路結石の原因になることがあるらしい)
- 11. 精神症状
- 12. 成長障害(成長遅延)
- 13. 免疫抑制
症状
- 1. 満月様顔貌、中心性肥満、buffalo hump、体重増加
- 2. 皮膚線条、皮下出血、ざ瘡、多毛、浮腫、皮膚の菲薄化
- 3. 高血圧
- 4. 耐糖能低下、糖尿病
- 5. (近位筋の)筋力低下
- 6. 月経異常(無月経)
- 7. 骨折や骨粗鬆症
- 8. 精神症状:うつ、lethargy
- 9. 成長障害
- 10. 免疫抑制
- 11. 成長遅延
- 12. 多毛、挫創
鑑別に有用な小児におけるクッシング症候群の症状
診断
検査
血液検査
白血球
|
↑
|
白血球増多症
|
好中球
|
↑
|
|
好酸球
|
↓
|
|
リンパ球
|
↓
|
|
Na
|
↑
|
|
K
|
↓
|
3.5mEq/L以下 ← 低カリウム血症
|
血糖
|
高値
|
← 耐糖能異常
|
血漿ACTH
|
高値
|
(Cushing病、異所性ACTH産生腫瘍)、それ以外は低値
|
血清コルチゾール
|
増加
|
日中の変動無し
|
総コレステロール
|
↑
|
高コレステロール血症
|
- 電解質異常:低カリウム血症 → アルカローシス (低カリウム血症により尿細管からのH+が増加(QB.D-357)???)
尿検査
治療
- 下垂体腺腫:腺腫:摘除
- 副腎腺腫・癌:
- 異所性ACTH産生腫瘍:腫瘍摘除
- 手術不能例・俯瞰全摘出例・再発例では放射線療法,薬物療法
択する.
予後
予防
[★]
- 英
- Cushing disease, Cushing's disease
- 同
- (国試)Cushing病
- 関
- クッシング症候群
- first aid step1 2006 p.253
概念
検査
- 選択的下垂体静脈洞サンプリング/海綿静脈洞サンプリング
- 内分泌検査
治療
- modality:手術療法、薬物療法、放射線療法
- 経蝶形骨洞下垂体腺腫摘出術(ハーディ手術)が第一選択である。
- その他、放射線療法、ステロイド合成阻害薬による薬物療法(メチラポン、ミトタン、トリロスタン)を行い、これらの治療法に抵抗性の場合に両側副腎摘除を行う。
[★]
[★]
デキサメタゾン抑制試験 DST
[★]
デキサメタゾン抑制試験
[★]
- 英
- low-dose dexamethasone suppression test
- 関
- 高用量デキサメタゾン抑制試験
[★]
デキサメタゾン抑制試験
[★]
- 英
- examination、test、testing、assessment、trial、exam、examine
- 関
- アセスメント、計測、検査、検定、試み、査定、試行、調べる、診断、治験、調査、テスト、判定、評価、検討、影響評価、実験デザイン、研究デザイン、データ品質、対応群、スコアリング法
循環器
肝臓異物排泄能
カルシウム
ビタミン
血液
- ショ糖溶血試験:(方法)等張ショ糖液に血液を加える。(検査)溶血の存在。低イオン強度では補体の赤血球に対する結合性が増し、発作性夜間血色素尿症 PNHにおいては溶血をきたす。スクリーニング検査として用いられ、確定診断のためにはハム試験を行う。
- ハム試験 Ham試験:(方法)洗浄赤血球に塩酸を加え、弱酸性(pH6.5-7.0)条件にする。(検査)溶血の存在。発作性夜間血色素尿症 PNHにおいては弱酸性条件で補体に対する感受性が亢進するため
産婦人科
内分泌
視床下部-下垂体-糖質コルチコイド
高血圧
- 立位フロセミド負荷試験:(投与)フロセミド、(検査)血漿レニン濃度:フロセミドでhypovolemicとし歩行負荷で交感神経を興奮させレニンの分泌を促す。原発性アルドステロン症の場合、レニン高値のまま無反応。
膵臓
膵外分泌機能
腎臓
ガストリノーマ
感染症
[★]
- 英
- dexamethasone
- ラ
- dexamethasonum
- 化
- プロピオン酸デキサメタゾン?JAN
- 同
- デキサメサゾン
- 商
- Decadron
- (点眼・点耳・点鼻)DMゾロン、コンドロンデキサ、ビジュアリン、テイカゾン、D・E・X、オルガドロン、サンテゾーン
- (口腔内用)アフタゾロン、デルゾン、エースミン、デキサルチン、デルゾン
- (軟膏)ビスオ、メインベート、デルムサット、プロメタゾン、メサデルム、オイラゾン、グリメサゾン、ザルックス、デキサA、ヒフメタ、プロメタゾン、ボアラ
- (注射液)デキサート、オルガドロン(デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム)、ソルコート、デカドロン、メサドロン、リメタゾン
- (服用)エリザス、レナデックス
- (吸入)ストメリンD
- 関
- 糖質コルチコイド、デキサメタゾン抑制試験、コルチコイド
- 鎮痛,鎮痒,収歛,消炎剤
[show details]
GOO.1594
Table 59–2 Relative Potencies and Equivalent Doses of Representative Corticosteroids
|
COMPOUND
|
ANTIINFLAMMATORY POTENCY
|
Na+-RETAINING POTENCY
|
DURATION OF ACTION
|
EQUIVALENT DOSE, MG
|
prednisone
|
4
|
0.8
|
I
|
5
|
prednisolone
|
4
|
0.8
|
I
|
5
|
betamethasone
|
25
|
0
|
L
|
0.75
|
dexamethasone
|
25
|
0
|
L
|
0.75
|
[★]
- 英
- inhibition、suppression、depression、restraint、inhibit、suppress、depress、abrogate、restrain
- 関
- うつ病、拘束、制限、阻害、阻止、低下、撤廃、抑圧、抑欝、廃止、取り消す、抑止、抑える、うつ、うつ状態、鬱、サプレス、制圧、鬱病、抑うつ、抑うつ状態
[★]
- 英
- methasone
- 関
- メタドン?