- 英
- sulfonylurea SU
- 関
- スルホニル尿素、SU薬、スルホニルウレア、スルホニル尿素剤、スルホニル尿素系薬剤
WordNet
- antidiabetic consisting of any of several drugs that reduce the level of glucose in the blood; used to treat diabetes mellitus
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Japanese Journal
- 疫学 1年間に救急搬送された低血糖症例の臨床的背景についての検討
- スルホニル尿素薬(SU薬) (新臨床糖尿病学(上)糖尿病学の最新動向) -- (糖尿病の予防・管理・治療)
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- 【スルフォニル尿素薬(SU薬)】糖尿病ネット【症状・食事法など】では、さまざまな合併症を引き起こす糖尿病の基礎知識や症状、治療法などをご紹介しております!
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[★]
- 次の文を読み、50~52の問いに答えよ。
- 78歳の男性。倦怠感と口渇を訴え、通院中の病院を受診した。
- 現病歴:68歳時に人間ドックで高血糖を指摘されて治療を開始した。3か月ごとに定期受診しており毎朝1錠の内服薬で、これまでHbA1cは6%台であった。1か月前から倦怠感とのどの渇きが出現した。
- 既往歴:特記すべきことはない。
- 生活歴:喫煙歴と飲酒歴はない。
- 家族歴:父親は肺癌で死亡。母親は胃癌で死亡。糖尿病の家族歴はない。
- 現症:意識は清明。身長 162cm、体重 53kg。体温 36.2℃。脈拍 80/分、整。血圧 134/82mmHg。呼吸数 18/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔内は軽度乾燥している。頸静脈の怒張を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。振動覚と腱反射は正常である。
- 検査所見:尿所見:蛋白(±)、糖3+、ケトン体1+、潜血(-)、沈渣に異常を認めない。血液所見:赤血球 444万、Hb 12.9g/dL、Ht 43%、白血球 6,000(好中球 54%、好酸球 2%、好塩基球 0%、単球 8%、リンパ球 36%)、血小板 19万。血液生化学所見:総蛋白 6.9g/dL、アルブミン 3.5g/dL、総ビリルビン 0.6mg/dL、直接ビリルビン 0.3mg/dL、AST 22U/L、ALT 19U/L、LD 186U/L(基準 176~353)、ALP 186U/L(基準 115~359)、γ-GTP 17U/L(基準8~50)、アミラーゼ 352U/L(基準 37~160)、CK 132U/L(基準 30~140)、尿素窒素 20mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、尿酸 4.0mg/dL、血糖 235mg/dL、HbA1c 8.9%(基準 4.6~6.2)、総コレステロール 147mg/dL、トリグリセリド 64mg/dL、HDLコレステロール 51mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 105mEq/L、Ca 9.1mg/dL、P 3.0mg/dL、TSH 3.0μU/mL(基準 0.2~4.0)、FT4 1.2ng/dL(基準 0.8~2.2)。心電図と胸部エックス線写真とに異常を認めない。
- 精査の結果、腹部CTで膵尾部に径2cmの腫瘤影を認め、膵癌と診断された。本人や家族と相談の結果、膵尾部切除術を行うこととなった。
- 術前の血糖コントロールの方法として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [111B051]←[国試_111]→[111B053]
[★]
- 次の文を読み、48、49の問いに答えよ。
- 74歳の男性。全身倦怠感と食欲低下の精査で指摘された胃癌の手術のため入院した。
- 現病歴:2か月前から全身倦怠感を自覚していた。1か月半前から食欲低下があり、3週間前から腹部膨満感が出現したため、かかりつけ医から紹介されて受診した。上部内視鏡検査で幽門部に腫瘍病変と幽門狭窄とを指摘され、胃癌の確定診断を得たために手術を目的に入院した。昨夜嘔吐した後から咳嗽が続いている。
- 既往歴:60歳時に職場の健康診断で耐糖能異常を指摘され、スルホニル尿素薬で内服治療中である。
- 生活歴:喫煙は15本/日を50年間。飲酒は週2回程度。
- 家族歴:父親が肺癌のため70歳で死亡。
- 現症:身長 170cm、体重 83kg。体温 37.8℃。脈拍 80/分、整。血圧 140/76mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 96%(room air)。眼瞼結膜は軽度貧血様であり、眼球結膜に黄染を認めない。心音に異常を認めない。呼吸音は右胸背部にrhonchiを聴取する。上腹部は膨隆しているが、軟で、波動を認めない。圧痛と筋性防御とを認めない。四肢の運動麻痺は認めない。
- 検査所見:血液所見:赤血球 334万、Hb 9.2g/dL、Ht 29%、白血球 10,500(桿状核好中球 10%、分葉核好中球 64%、好酸球 2%、好塩基球 1%、単球 3%、リンパ球 20%)、血小板 26万。血液生化学所見:総蛋白 6.2g/dL、アルブミン 2.9g/dL、総ビリルビン 0.9mg/dL、AST 28U/L、ALT 25U/L、LD 145U/L(基準 176~353)、ALP 206U/L(基準 115~359)、尿素窒素 24mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL、血糖 128mg/dL、HbA1c 7.9%(基準 4.6~6.2)、総コレステロール 156mg/dL、トリグリセリド 196mg/dL、Na 133mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 96mEq/L。CRP 3.4mg/dL。胸部エックス線写真で右下肺野に浸潤影を認める。
- 手術は患者の状態が安定するまで延期することにした。
- この患者に安全に手術を行うために、入院後手術までの間に行うべきなのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112E047]←[国試_112]→[112E049]
[★]
- 次の文を読み、58~60の問いに答えよ。
- 79歳の男性。ふらつきを主訴に来院した。
- 現病歴:3年前に妻を亡くし、1人暮らし。隣県に住む娘が時々様子を見に来ており、数か月前から物忘れが目立ち、残薬も多いことに気づいたが、主治医には知らせていなかった。食事は給食サービスを受けていたが、服薬管理など生活上の問題を心配した娘が、2週前に老人ホームに入居させた。以後は介護職員が薬を管理している。約1週前から起立時や歩行時にふらつきを自覚するようになり、心配した職員に付き添われて受診した。
- 既往歴:60歳で高血圧症と糖尿病とを指摘され、1年前から利尿薬、β遮断薬、抗血小板薬、スルホニル尿素薬およびアンジオテンシン変換酵素阻害薬を処方されている。この1年間処方内容は変更されていない。
- 家族歴:父親が脳卒中のため65歳で死亡。
- 現症:意識は清明。身長165cm、体重67kg。体温35.8℃。脈拍36/分。血圧128/64mmHg。呼吸数16/分。口腔内は湿潤している。心雑音を聴取しない。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢の筋力は保たれており、浮腫を認めない。腱反射に異常はない。
- 検査所見:血液所見:赤血球407万、Hb 12.4g/dl、Ht 38%、白血球6,800、血小板18万。血液生化学所見:随時血糖126mg/dl、HbA1c(NGSP)6.5%(基準4.6~6.2)、総蛋白7.0g/dl、アルブミン3.8g/dl、尿素窒素18mg/dl、クレアチニン1.2mg/dl、AST 38IU/l、ALT 32IU/l、Na 135mEq/l、K 4.6mEq/l、Cl108mEq/l。CRP 0.3mg/dl。心電図(別冊No.8)を別に示す。
- 服用している薬剤でこの心電図異常の原因となるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107E058]←[国試_107]→[107E060]
[★]
- 次の文を読み、61~63の問いに答えよ。
- 72才の男性。全身倦怠感を主訴に来院した。
- 現病歴:7日前に自宅を出たところでつまずいて転倒し、腰痛が生じたため自宅近くの診療所にて鎮痛薬を処方されて頻回に服用していた。3日前から全身倦怠感と食欲低下とを自覚していたが、今朝になり食事がとれなくなったため家族に付き添われて受診した。
- 既往歴:中学生時に虫垂炎。高血圧症、糖尿病および脂質異常症で内服治療中。
- 生活歴:喫煙は60歳まで20本/日を40年間。12年前から禁煙している。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が肺癌で死亡。母親が脳卒中で死亡。
- 現症:意識レベルはJCS I-1。身長 160cm、体重 66kg。体温 36.4℃。脈拍 52/分、整。血圧 120/60mmHg。呼吸数 18/分。SpO2 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。浮腫を認めない。
- 検査所見:血液所見:赤血球 383万、Hb 11.0g/dL、Ht 34%、白血球 8,400、血小板 22万。血液生化学所見:総蛋白 7.0g/dL、アルブミン 3.5g/dL、総ビリルビン 0.9mg/dL、AST 34IU/L、ALT 42IU/L、LD 341IU/L(基準 176~353)、ALP 281IU/L(基準 115~359)、γ-GTP 48IU/L(基準 8~50)、アミラーゼ 74IU/L(基準 37~160)、CK 162IU/L(基準 30~140)、尿素窒素 32mg/dL、クレアチニン 1.6mg/dL、尿酸 8.4mg/dL、血糖 124mg/dL、HbA1c 6.8%(基準 4.6~6.2)、Na 138mEq/L、K 7.8mEq/L、Cl 108mEq/L。CRP 0.3mg/dL。
- 今回対応した病態に関連する内服薬として推測されるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [109G062]←[国試_109]→[109G064]
[★]
- 58歳の男性。倦怠感と歩行時の息切れとを主訴に来院した。 20年前に糖尿病を指摘されたが治療は受けていない。 5年前から蛋白尿、 2年前から高血圧を認めていた。母親が糖尿病である。意識は清明。身長 170 cm、体重 68 kg。脈拍 96/分、整。血圧 168/96 mmHg。眼瞼結膜は貧血様である。 II /VIの収縮期心雑音を認める。両側の下胸部に coarse cracklesを聴取する。下腿に浮腫を認める。尿所見:蛋白 2+、糖 (-)、沈渣に赤血球 1~ 4 / 1視野。血液所見:赤血球 270万、 Hb 8.0 g/dl、Ht 25%、白血球 7,200、血小板 12万。血液生化学所見:総蛋白 6.4 g/dl、アルブミン 3.2 g/dl、フェリチン 85 ng/ml(基準 20~120)、尿素窒素 58 mg/dl、クレアチニン 5.1 mg/dl、尿酸 9.5 mg/dl、空腹時血糖 140 mg/dl、HbA1c(NGSP) 7.2% (基準 4.6~6.2)、総コレステロール 190 mg/dl、Na 140 mEq/l、K 5.5 mEq/l、Cl 111 mEq/l、Ca 8.0 mg/dl、 P 5.5 mg/dl、Fe 80μg/dl、総鉄結合能〈TIBC〉300 μg/dl(基準 290~390)。動脈血ガ-ス分析 ( room air): pH 7.34、PaCO2 35 Torr、PaO2 92 Torr、HCO3 16.5 mEq/l。腹部超音波検査で両腎の大きさは正常である。
- この患者に対する治療薬として適切でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108I066]←[国試_108]→[108I068]
[★]
- 次の文を読み、26、27の問いに答えよ。
- 65歳の女性。動悸を訴え、外来の処置室で臥床している。
- 現病歴:本日、眼底検査のため来院し眼科外来の待合室の長椅子に座って待っていた。看護師が声かけしたところ、応答が鈍く、冷汗がみられた。体調について尋ねたところ、患者は動悸を訴えた。処置室へ移動するために、立ち上がろうとしたときにふらつきがみられた。処置室で臥床後も動悸は続いている。
- 既往歴:5年前から高血圧症と糖尿病とで内科で治療中である。カルシウム拮抗薬、利尿薬、スルホニル尿素薬およびビグアナイド薬を内服し血圧は150/92mmHg程度、この1年間のHbA1cは8.5%程度。
- 生活歴:喫煙は10本/日を40年間。
- 家族歴:姉が脳梗塞で右片麻痺。弟が急性心筋梗塞のため60歳で死亡。
- 現時点でのこの患者への質問として最も適切なのはどれか。
- a 「最近、食欲や体重に変わりはありませんか」
- b 「最近、排尿や排便の調子はどうでしょうか」
- c 「昨日の夕食の内容で心当たりはありますか」
- d 「昨夜の睡眠時間は何時間だったでしょうか」
- e 「今朝の食事とお薬は、いつも通りでしたか」
[正答]
※国試ナビ4※ [109C025]←[国試_109]→[109C027]
[★]
- 次の文を読み、26、27の問いに答えよ。
- 65歳の女性。動悸を訴え、外来の処置室で臥床している。
- 現病歴:本日、眼底検査のため来院し眼科外来の待合室の長椅子に座って待っていた。看護師が声かけしたところ、応答が鈍く、冷汗がみられた。体調について尋ねたところ、患者は動悸を訴えた。処置室へ移動するために、立ち上がろうとしたときにふらつきがみられた。処置室で臥床後も動悸は続いている。
- 既往歴:5年前から高血圧症と糖尿病とで内科で治療中である。カルシウム拮抗薬、利尿薬、スルホニル尿素薬およびビグアナイド薬を内服し血圧は150/92mmHg程度、この1年間のHbA1cは8.5%程度。
- 生活歴:喫煙は10本/日を40年間。
- 家族歴:姉が脳梗塞で右片麻痺。弟が急性心筋梗塞のため60歳で死亡。
- 現症:意識レベルはJCS I-1。体温 36.4℃。脈拍 108/分、整。血圧 166/96mmHg。呼吸数 22/分。SpO2 98%(room air)。
- 直ちに行うべき検査はどれか。
- a 血糖測定
- b 頭部MRI
- c 心エコー検査
- d 甲状腺機能検査
- e 胸部エックス線撮影
[正答]
※国試ナビ4※ [109C026]←[国試_109]→[109C028]
[★]
- 34歳の男性。糖尿病の精査目的に来院した。18歳時の健康診断で尿糖陽性を指摘されたがそのままにしていた。視力低下のため昨日、眼科を受診し増殖前糖尿病網膜症と診断され、紹介されて受診した。父親が糖尿病である。身長 167cm、体重 86kg。脈拍 88/分、整。血圧 182/96mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、血管雑音を聴取しない。下腿に軽度の浮腫を認める。尿所見:蛋白1+、糖2+、潜血(-)、アルブミン排泄量 350mg/gCr(基準 30未満)。血液生化学所見:アルブミン 3.9g/dL、クレアチニン 1.2mg/dL、空腹時血糖 165mg/dL、HbA1c 8.9%(基準 4.6~6.2)、HDLコレステロール 35mg/dL、LDLコレステロール 145mg/dL、トリグリセリド 230mg/dL、Na 145mEq/L、K 4.3mEq/L、Cl 109mEq/L。
- 食事療法とともに開始すべき内科的治療として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109D045]←[国試_109]→[109D047]
[★]
- 62歳の男性。血糖コントロールと腎機能の悪化のため来院した。20年前から2型糖尿病で自宅近くの診療所でスルホニル尿素薬の内服治療を受けている。5年前から血糖コントロールが徐々に悪化し、血清クレアチニンも上昇してきたため、紹介されて受診した。身長 165cm、体重 76kg。脈拍 84/分、整。血圧 168/62mmHg。両眼に増殖性網膜症を認める。両下腿に軽度の浮腫を認める。アキレス腱反射は両側消失。尿所見:蛋白 2+、糖 2+、ケトン体 (-)。血液所見:赤血球 395万、Hb 11.2g/dL、Ht 32%、白血球 5,500、血小板 22万。血液生化学所見:尿素窒素 40mg/dL、クレアチニン 3.2mg/dL、空腹時血糖 226mg/dL、HbA1c 10.8%(基準 4.6~6.2)。
- 糖尿病治療について最も適切な対応はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113A058]←[国試_113]→[113A060]
[★]
- 36歳の男性。会社の健康診断で初めて異常値を指摘されて来院した。自覚症状はない。既往歴に特記すべきことはない。間食が多く、夜は外食が多い。運動は特にしていない。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。父親が高血圧症、脂質異常症および糖尿病のため治療中である。身長170cm、体重81kg、腹囲96cm。脈拍80/分、整。血圧138/82mmHg。肥満以外に身体診察で異常を認めない。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液生化学所見:空腹時血糖103mg/dl、HbA1c(NGSP)6.3%(基準4.6~6.2)、尿素窒素12mg/dl、クレアチニン0.7mg/dl、トリグリセリド183mg/dl、HDLコレステロール35mg/dl、LDLコレステロール152mg/dl、AST 32IU/l、ALT 30IU/l、γ-GTP 46IU/l(基準8~50)。
- まず行う対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107F022]←[国試_107]→[107F024]
[★]
- 次の文を読み、 28、 29の問いに答えよ。
- 73歳の男性。意識障害のため搬入された。
- 現病歴:今朝起きてこないので、妻が様子を見に行ったところ反応がなかったため救急車を要請した。昨晩までは特に普段と変わらなかったという。
- 既往歴: 20年来の糖尿病と高血圧症でスルホニル尿素薬とアンジオテンシン変換酵素阻害薬〈ACE〉を服用中。
- 生活歴: 71歳の妻と 2人暮らし。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が脳梗塞。
- 現症:呼びかけに反応なく、痛み刺激に対して開眼や払いのけるような動作はなく、わずかに顔をしかめる。身長 165 cm、体重 62 kg。体温 37.0℃。心拍数 98/分、整。血圧 102/70 mmHg。呼吸数 20/分。 SpO2 100%(マスク 3 l/分酸素投与下 )。瞳孔径は両側 3 mmで対光反射は正常である。
- この患者の意識レベルは JCSでどれか。
- a II-20
- b II-30
- c III-100
- d III-200
- e III-300
[正答]
※国試ナビ4※ [108C027]←[国試_108]→[108C029]
[★]
- 23歳の女性。全身倦怠感を主訴に来院した。 2週前から著明な口渇、多飲および多尿をきたした。数日前から全身倦怠感が出現し、改善しないため受診した。意識は清明。身長158cm、体重45kg。体温36.7℃。脈拍116/分、整。血圧92/64mmHg。呼吸数28/分。 SpO2 98%(roomair)。皮膚のツルゴールは低下している。尿ケトン体3 +。血液生化学所見:随時血糖385mg/dL、 HbA1c10.4%(基準4.3-5.8)、尿素窒素30mg/dL、クレアチニン1.3mg/dL、 Na133mEq/L、 K4.9mEq/L、 Cl96mEq/L。動脈血ガス分析(自発呼吸、 room air) : pH7.26、 PaCO2 16Torr、 PaO2 105 Torr、 HCO3- 7mEq/L。
- 現時点の対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106I059]←[国試_106]→[106I061]
[★]
- 32歳の女性。挙児希望のため不妊外来を受診し、その後内科外来へ紹介された。現在妊娠していない。18歳で糖尿病と診断されたがそのままにしていた。身長154cm、体重62kg。尿所見:蛋白(-)、糖2+、ケトン体(-)。血液生化学所見:血清インスリン8.7μU/ml(基準5~15)、抗GAD抗体0.6U/ml(基準1.5以下)、尿中アルブミン排泄量8.6mg/gCr(基準30未満)。随時血糖208mg/dl、HbA1c(NGSP)7.8%(基準4.6~6.2)。眼底検査で網膜黄斑部に点状出血を認める。
- まず行うべき治療はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D046]←[国試_107]→[107D048]
[★]
- 45歳の男性。膵腫瘍の精査のため来院した。15年前から2型糖尿病で自宅近くの診療所で内服治療を受けている。3か月前から急激に血糖コントロールが悪化したため腹部超音波検査を受けたところ、膵腫瘍が認められ紹介受診となった。eGFR 48mL/分/1.73m2。
- 腹部造影CTを計画する際に検査前後数日間の休薬を検討すべき薬剤はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113D020]←[国試_113]→[113D022]
[★]
- 25歳の女性。妊娠28週の妊婦健康診査で、初めて血糖高値を指摘され来院した。母親が糖尿病である。身長156cm、体重60kg。尿所見:蛋白(-)、糖2+、ケトン体(-)。食後2時間血糖172mg/dl、HbA1c 6.8%。眼底に異常を認めない。
- 治療薬として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103A032]←[国試_103]→[103A034]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [103A009]←[国試_103]→[103A011]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101F063]←[国試_101]→[101F065]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104C012]←[国試_104]→[104C014]
[★]
- 英
- oral hypoglycemic agent OHA
- 同
- 経口血糖下降薬 oral antidiabetic、経口血糖降下剤、経口糖尿病薬
- 関
- 糖尿病治療薬、糖尿病
新規
経口血糖降下薬の比較
|
名称
|
一般名
|
主な特徴
|
適応
|
副作用
|
空腹時 血糖改善
|
食後 過血糖改善
|
低血糖の 少なさ
|
肥満者に 使いやすい
|
他の リスク ファクター 改善
|
膵β細胞を 疲弊させない
|
インスリン分泌促進薬
|
スルホニル尿素薬 (SU薬)
|
グリベンクラミド グリクラジド グリメピリド
|
・インスリン追加分泌・基礎分泌上昇 ・食後血糖の選択的低下は期待できない
|
・空腹時高血糖が顕著 ・非肥満がよい適応 (肥満にはグリメピリド)
|
・低血糖 ・肝障害 ・腎障害 ・白血球減少 ・貧血
|
++
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
フェニルアラニン誘導体 (速効型インスリン分泌促進薬)
|
ナテグリニド メチグリニド
|
・食後のインスリン追加分泌上昇 ・インスリン分泌パターンの改善 ・SU薬に比べ低血糖を来しにくい
|
・食後高血糖が顕著 (軽症2型糖尿病)
|
-~+
|
++
|
+
|
-~+
|
-
|
-~+
|
インスリン抵抗性改善薬
|
チアゾリジン誘導体
|
ピオグリタゾン
|
・脂肪細胞のインスリン抵抗性惹起物質分泌を抑制 ・その他 ・肝臓・筋のインスリン抵抗性改善 ・肝臓の糖新生抑制
|
・インスリン抵抗性を呈す (肥満2型糖尿病)
|
・肝機能障害 ・浮腫 ・心不全 ・貧血
|
+~++
|
-
|
+
|
++
|
++
|
+
|
|
ビグアナイド薬 (BG薬)
|
メトホルミン ブホルミン
|
・肝臓:糖新生抑制による糖放出率抑制 ・小腸:糖吸収抑制 ・筋・脂肪組織:糖取り込み増加・インスリン抵抗性改善
|
・乳酸アシドーシス (嫌気性解糖の亢進による)
|
+
|
-
|
+
|
++
|
+
|
+
|
糖吸収調節薬
|
α-グルコシダーゼ阻害薬 (α-GI)
|
アカルボース ボグリボース
|
・食後の急激な血糖上昇を抑制 (高血糖刺激によるインスリン分泌も抑制)
|
・食後高血糖
|
・消化器症状(腹部膨満・放屁・下痢など) ・低血糖 ・肝機能障害
|
-~+
|
+
|
+
|
++
|
+
|
+
|
[★]
スルホニル尿素、スルホニルウレア、スルホニル尿素系薬剤、スルホニル尿素薬、スルホニル尿素剤、((俗))SU薬
- ATP感受性K+チャネル阻害によりインスリンを分泌させる抗糖尿病薬
[★]
- 英
- sulfonylurea
- 関
- スルホニル尿素、スルホニルウレア、スルホニル尿素剤、スルホニル尿素薬、スルホニル尿素系薬剤
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- 英
- sulfonylurea
- 関
- SU薬、スルホニルウレア、スルホニル尿素剤、スルホニル尿素薬、スルホニル尿素系薬剤
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- 英
- sulfonylurea
- 関
- スルホニル尿素、SU薬、スルホニル尿素剤、スルホニル尿素薬、スルホニル尿素系薬剤
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- 英
- urea
- 同
- カルバミド carbamide、ウレア
- 商
- アセチロール、イソジンシュガーパスタ、ウリモックス、ウレア、ウレパール、カフコデN配合、ケラチナミン、ケラベンス、コンベルビー、ノルニチカミン、パスタロン、パステルハップ 、ビタルファ、ピロニック、プラチアミン、ブロバリン、ブロムワレリル尿素 、ベギン、ユービット、ワイドコール
- 関
- 尿素クリアランス、ウレアーゼ
O=C(NH2)2
生合成
分解
- 尿素はウレアーゼにより加水分解されて二酸化炭素とアンモニアを生じる。ヘリコバクター・ピロリ菌や尿路の細菌がウレアーゼを産生している
腎臓
- 多くの組織では浸透圧物質として無効であるが、腎臓のネフロンの多くの部位では有効な浸透圧物質である (文献名不明 p.373)
- 再吸収:近位尿細管、集合管(ADH作用時)
- 分泌 :ヘンレプールの細い部分
- GFRが低下すると血中尿素濃度と血中クレアチン濃度は上昇し、GFRが正常の1/3-1/4になると顕著となる。
腎髄質での尿濃縮機構
- 腎臓における尿の濃縮は(1)腎髄質の浸透圧勾配(NaClと尿素が形成)と(2)集合管による水透過性に支配されている。
- 尿素が腎髄質の浸透圧勾配に重要な役割を果たしている。
- シスプラチンは尿素サイクルを抑制し、尿濃縮機構を障害する。
外用薬
- 皮膚角質の水分保持力を増強させ、また角質溶解作用などにより角化皮膚をしっとりさせ、皮膚の状態を正常化させる。
- アトピー性皮膚炎、魚鱗癬、老人性乾皮症、掌蹠角化症、苔癬、進行性指掌角皮症などに使用される。
- 炎症を来している部位への外用により刺激感を生じる。
- 潰瘍、びらん、創面への直接塗布は避けるようにする。
臨床関連
- GFRが低下して血中に窒素化合物が蓄積している状態
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- 英
- drug, agent
- 同
- 薬物
- 関
- 作用薬、剤、ドラッグ、媒介物、病原体、麻薬、薬剤、薬物、代理人、薬品
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- 英
- sulfo
- 関
- スルフォ