- 英
- auditory brain-stem response auditory brainstem response ABR
- 同
- 脳幹聴性誘発反応 brainstem auditory evoked response BAER、脳幹誘発反応 brainstem evoked response BSER、脳幹電気反応聴力検査 brainstem electric response audiometry BERA、聴覚脳幹誘発電位 brainstem auditory evoked potential BAEP
- 関
適応
- 他覚的聴力検査:乳幼児、詐聴が疑われる患者
- 疾患の検査:聴神経腫瘍、脳幹障害
- 意識レベルの確認:脳死判定時の脳幹機能の評価
- 術中モニター:脳幹や第7、第8脳神経付近の手術に際して、手術操作による聴力障害の発生を防ぐ
解釈
- NCUR.173
参考
- http://www.okayama-u.ac.jp/user/hos/kensa/nou/ABR.htm
国試
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UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 乳幼児難聴の早期診断 : 新生児聴覚スクリーニングを含めて
- 狩野 章太郎
- 音声言語医学 52(4), 307-312, 2011-10-20
- … 聴性誘発電位は聴覚による言語理解の発達の評価に有用である.波形のピークは聴覚路の各段階で多くの神経細胞が同時に発火していることを反映する.単純な音への反応である聴性脳幹反応(ABR)であれば新生児からも記録することができ,髄鞘化が進行すると潜時は短縮する.言語音の処理過程を誘発電位に反映させるには,複数の刺激音への反応の差を見る事象関連電位(ERP)という手法が必要になる.言語の習 …
- NAID 10029681864
- 音楽経験による同時性判断の精度の向上と聴性脳幹反応への影響
Related Links
- ・聴性脳幹反応( Auditory Brain-stem Response ; ABR ). (1) 定義 聴覚神経系を興奮 させることによって得られる脳幹部での電位を頭皮上より記録したもの。蝸牛神経と脳 幹部聴覚路由来の反応で音刺激から10msecの間に発生する6-7個の電位により構成 ...
- ABR検査(聴性脳幹反応)とは、乳幼児や高齢者など、音が聞こえたかどうかを返事 できない人に行なう聴力検査(他覚的聴力検査)のことです。また、感 ... その他、手術 時に生じる脳幹の機能異常を調べたり、最近では脳死の判定にも使われています。 検査の ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、22~24の問いに答えよ。
- 56歳の男性。会議中に突然めまいと吐き気とが出現したため救急車で搬送された。
- 現病歴 :半年前から会社の仕事が忙しく睡眠不足が重なり、過労気味であった。今朝、起床した時はいつもと変わらなかったが、14時ころ会社の会議室で立って発言中に突然、周りがぐるぐる回るめまいと吐き気とが出現し、立っていられなくなった。すぐ、同僚にかかえられて横になったが、めまいと吐き気とが持続した。
- 既往歴・家族歴:40歳ころから高血圧と糖尿病とを指摘され、食事療法を続けている。父親に高血圧と脳梗塞との既往がある。
- 現症 : 意識は清明。身長168cm、体重82kg。体温36.0℃。呼吸数20/分。心拍90/分、整。血圧170/nommHg。貧血と黄疸とはない。心雑音はない。胸部にラ音を聴取しない。腹部は平坦で、肝・脾を触知せず、圧痛と抵抗とを認めない。下肢に浮腫を認めない。神経学的診察では、左顔面と頭部から下の右半身とに温痛覚低下、左上下肢の小脳性運動失調、構音障害、嚥下障害および回転性眼振を認める。運動麻痺、難聴、触覚・深部感覚障害、深部(腱)反射の異常、病的反射および膀胱直腸障害は認めない。
- 検査所見 : 血液所見:赤血球470万、Hb12.8g/dl、白血球6,500、血小板25万。
- 血清生化学所見:総蛋白6.8g/dl、アルブミン4.6g/dl、尿素窒素16mg/dl、クレアチニン1。。0mg/dl、総コレステロール280 mg/dl、トリグリセライド190 mg/dl、AST28単位、ALT22単位、Na 140mEq/l、K 4.2mEq/l、Cl 104mEq/l。CRP 0.1mg/dl、15時に行った頭部単純CTでは異常を認めない。
[正答]
※国試ナビ4※ [099I023]←[国試_099]→[099I025]
[★]
- 次の文を読み、57~59の問いに答えよ。
- 60歳の男性。歩行困難とめまいのため搬入された。
- 現病歴:本日の午後1時、会読で立って発言中に突然めまいと嘔吐とが出現し、ふらふらして、まっすぐ立っていられなくなった。歩こうとするとふらついてよろけそうになった。
- 既往歴:20年前から高血圧。
- 家族歴:父親が高血圧。
- 現症:意識は清明。身長165cm、体重72kg。体温36.2℃。呼吸数20/分。臥位で脈拍84/分、整。血圧180/90mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛や抵抗を認めない。知能は正常である。頭痛はない。失語・失行・失認を認めない。瞳孔径は右2mm、左5mm。瞼裂は右で狭く、右眼球陥凹を認める。前額部や胸部の発汗は左で目立つ。右の末梢性顔面神経麻痺、右への側方注視麻痺、眼振および右上下肢の小脳性運動失調を認める。視力、眼底所見、対光反射、眼球の幅湊に伴う縮瞳反応、四肢筋力、触覚、深部感覚および四肢の深部腱反射は正常である。構音障害、嚥下障害、病的反射および不随意運動を認めない。
- 入院時検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球430万、Hb 14.5g/dl、Ht41%、白血球6,200、血小板28万、血液生化学所見:総蛋白7.2g/dl、アルブミン4.9g/dl、尿素窒素8.0mg/dl、クレアチニン0.7mg/dl、AST 24IU/l、ALT 119IU/l、LDH270IU/l(基準176~353)。心電図と頭部単純CTとに異常を認めない。
[正答]
※国試ナビ4※ [102B057]←[国試_102]→[102B059]
[★]
- 76歳の男性。記憶障害を心配した妻に付き添われて来院した。妻によると3か月前に、呼びかけても返事がなく宙を見つめるようなことが初めてあった。その後、同様の症状を月に1、2回目撃している。症状発現時には、口をもぐもぐしたり、手指を不規則に動かしたりするような動作がみられることもある。数分で回復することが多いが、その時のことを本人に尋ねても、何も覚えていない。本人は「妻から言われたことを全く覚えていないので、認知症ではないかと不安です」と述べている。かかりつけ医の処方には降圧薬があるが、睡眠薬や抗精神病薬は含まれていない。体温 36.3℃。脈拍 72/分、整。血圧 128/76mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。Mini-Mental State Examination(MMSE) 29点(30点満点)。神経診察に異常を認めない。尿所見、血液所見および血液生化学所見に異常を認めない。頭部MRIに異常を認めない。
- 次に行うべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113C036]←[国試_113]→[113C038]
[★]
- 52歳の女性。1年前から徐々にピアノを弾くのが下手になってきたことを主訴に来院した。男児2人の分娩歴があり、次男は出生直後から自力呼吸ができず、呼吸器感染症のため生後6か月で死亡している。身長162cm、体重48kg。体温36.2℃。脈拍80/分、整。血圧132/70mmHg。呼吸数16/分。顔貎は面長である。胸腹部に異常はない。上下肢遠位筋に徒手筋力テストで(good)の筋力低下があり、腱反射は低下している。病的反射を認めない。感覚障害と小脳性失調とを認めない。こぶしを力いっぱい握らせた後で合図と共に手を開かせた際の手の写真(別冊No.19)を別に示す。
- この患者の診断に有用な検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107A045]←[国試_107]→[107A047]
[★]
- 2か月の乳児。新生児聴覚スクリーニングで精密検査が必要となり、両親とともに来院した。家族の呼びかけや周囲の音への反応はほとんどない。身長・体重は月齢相当である。外耳道と鼓膜とに異常を認めない。側頭骨CTでは中耳・内耳に異常を認めない。聴性脳幹反応(ABR)は両耳とも無反応である。耳音響放射(OAE)では、両耳で低中音部に残存聴力が確認された。
- 医師から両親への説明として適切なのはどれか。
- a 「機能性難聴です」
- b 「補聴器装用を開始しましょう」
- c 「副腎皮質ステロイドで治療します」
- d 「人工内耳埋込み術をすぐに予定します」
- e 「1歳6か月児健康診査まで様子をみてください」
[正答]
※国試ナビ4※ [114A016]←[国試_114]→[114A018]
[★]
- 3歳の男児。聴こえが悪いことを心配した母親に伴われて来院した。 2か月前に細菌性髄膜炎と診断され、自宅近くの医療機関で治療を受けた。退院した後、呼んでも振り向かなくなっていることに気付いたという。発語に問題はない。鼓膜所見に異常を認めない。聴性脳幹反応では両側無反応である。頭部MRIで異常を認めない。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106G053]←[国試_106]→[106G055]
[★]
- 50歳の男性。4日前からの複視を主訴に来院した。2か月前に左耳閉感と左難聴とを自覚したが放置していた。左眼の外転が障害されており、両側頭部に2cm大の硬い腫瘤を複数触知する。耳鏡検査で左鼓室に滲出液の貯留を認め、聴力検査で左伝音難聴を認める。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A053]←[国試_104]→[104A055]
[★]
- 6歳の女児。いびきと難聴とを主訴に母親に連れられて来院した。3歳ころからいびきがありアデノイドのためといわれていた。最近、左難聴がひどくなった。
- オージオグラムを以下に示す。
- 診断に最も有用な検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [098I036]←[国試_098]→[098I038]
[★]
- 53歳の男性。3か月前からの右耳鳴を主訴に来院した。鼓膜に異常を認めない。頭部造影MRIのT1強調像(別冊No.25)を別に示す。
- この患者の右側の検査所見として予想されるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [107D050]←[国試_107]→[107D052]
[★]
- 16歳の女子。1週前からの左聴力の低下を主訴に来院した。両側鼓膜に異常を認めない。あぶみ骨筋反射は正常。純音聴力検査の結果(別冊No.26)を別に示す。
- 次に行うべき検査はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [107A055]←[国試_107]→[107A057]
[★]
- 2か月の乳児。新生児聴覚スクリーニングで両耳とも要精査となったため母親に連れられて来院した。身長、体重は正常範囲であり、両側の鼓膜に異常を認めない。サイトメガロウイルス抗体検査は陰性であった。
- まず行うべき検査はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [110I076]←[国試_110]→[110I078]
[★]
- 聴力検査の方法と所見とを以下に示す。
- 正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [097G100]←[国試_097]→[097G102]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101B065]←[国試_101]→[101B067]
[★]
- 英
- pediatric audiometry
- 関
- 聴力検査
新生児~乳幼児~の聴力検査の時期
- PED. 28
[★]
- 英
- auditory evoked response, AER, auditory evoked potential
- 同
- 聴性誘発電位、聴性電気反応 auditory electric response、聴性電気反応 evoked response audiometry
- 関
- 聴性脳幹反応
[★]
- 英
- brain stem auditory evoked potential、brainstem auditory evoked potential BAEP、brainstem auditory evoked response、ABR
- 関
- 聴性脳幹反応、脳幹聴性誘発反応
[★]
- 英
- auditory brainstem evoked response
- 関
- 聴性脳幹反応 auditory brain-stem response ABR
[★]
- 英
- brainstem auditory evoked response, BAER
- 関
- 脳幹聴性誘発電位、聴性脳幹反応
[★]
- 英
- brain stem
- ラ
- truncus cerebri, truncus encephali
概念
中枢
循環中枢
以下3つの中枢が存在し、相互に干渉し合う。
昇圧中枢(交感神経興奮性中枢)
降圧中枢(交感神経抑制性中枢)
呼吸中枢
嘔吐中枢
排尿中枢
[★]
- 英
- (生物)response、(化学)reaction、respond、react、responsive
- 関
- 応答、応答性、反応性、返答