- 英
- croup syndrome
- 関
- クループ、百日咳菌
- SPE.388
- 声門下や喉頭周囲の炎症、腫脹による上気道閉塞性疾患。
- 冬期に乳幼児に好発
- 病原体はほとんどがウイルスであり、パラインフルエンザウイルス、RSウイルス、インフルエンザウイルスなどが原因となる。
- 感冒症状(発熱、咽頭痛)~嗄声・犬吠様咳嗽~吸気性喘鳴・呼吸困難~陥没呼吸・チアノーゼ・不穏
- 喉頭鏡で声門下部~気管上部の浮腫性変化と狭窄を認める。
治療
- SPE.388 YN.I-45
- 安静、加湿、酸素吸入
- 狭窄に対してアドレナリン+ステロイド吸入
- 細菌感染が認められれば抗菌薬。
国試
参考
- http://doktermudatrader.blogspot.com/2010/06/croup-in-children.html
- Knutson D, Aring A.SourceDepartment of Family Medicine, Ohio State University College of Medicine and Public Health, Columbus, Ohio 43201, USA. knutson.1@osu.edu
- American family physician.Am Fam Physician.2004 Feb 1;69(3):535-40.
- Viral croup is the most common form of airway obstruction in children six months to six years of age. The frightening nature of croup often prompts parents and caregivers to seek physician consultation. For children with mild croup, symptomatic care and mist therapy may be all that is necessary. Epi
- PMID 14971835
- http://www.aafp.org/afp/2004/0201/p535.html
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Japanese Journal
- クループ症候群,RSウイルス性細気管支炎 (特集 当直でよくみる症候・疾患ABC) -- (おもな疾患の診断と初期対応)
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- gooベビー「急性喉頭炎(クループ症候群)」についてのページです。赤ちゃんの月齢別の 情報、子育て・育児の悩み、病気、予防接種、離乳食レシピ等を詳細にご紹介してい ます。特集コラムや掲示板も充実しています。
- 2010年11月16日 ... 突然、オットセイの鳴き声のような特徴的な咳が出始め、息ぐるしくなる病気・「クループ 症候群」。急性喉頭炎とも呼ばれ、ノドの腫れが起きます。クループ症候群の原因、症状 、治療についてわかりやすく解説します。
- 2010年11月30日 ... 夜間に増悪することが多く、真性クループ(喉頭ジフテリア)と仮性クループに分けられる 。現在わが国ではDPTワクチン接種の普及により後者によるものが大部分であるので、 後者を単にクループまたはクループ症候群と呼んでいる。クループ ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 4歳の男児。咳嗽を主訴に入院した。今朝から37.6℃の発熱と軽い乾性咳嗽とが出現し、午後からはのどの奥から絞り出すような咳嗽となった。声もかすれてきた。嚥下困難はなく、食物・水分の摂取はできていた。午後10時になって吸気性の喘鳴が聞かれるようになり、機嫌も悪くなった。意識は清明。身長98cm、体重14.8kg。体温38.1℃。呼吸数30/分。脈拍112/分、整。心音に異常を認めない。全肺野で上気道から放散する吸気性のrhonchi(いびき様音)を聴取するが、cracklesは聴取しない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)は90%である。頸部エックス線写真(正面像)を以下に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103D040]←[国試_103]→[103D042]
[★]
- 2か月の乳児。喘鳴を主訴に母親に連れられて来院した。在胎 39週3日、体重 2,750gで出生した。出生直後から啼泣時に軽度の喘鳴を認めていたが、その後、安静時にも喘鳴を認めるようになった。2日前から哺乳時に喘鳴が増強し哺乳量が低下したという。体重 4,560g。体温 36.6℃。心拍数 110/分、整。呼吸数 36/分。SpO2 98%(room air)。胸骨上窩に陥没呼吸を認め、吸気時に喘鳴を認める。RSウイルス抗原迅速検査は陰性であった。胸部エックス線写真で異常を認めない。
- 可能性が高い疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114F045]←[国試_114]→[114F047]
[★]
- 3か月の乳児。咳嗽と呼吸困難とを主訴に来院した。3日前から鼻汁と咳とが続いていたが、発熱はなく元気はよかった。本日夕方から咳がひどくなり、ぜーぜーと苦しそうになってきた。体温37.2℃。呼吸数60/分。心拍数140/分。陥没呼吸、鼻翼呼吸および口唇周囲のチアノーゼを認める。両側肺に著明な呼気性喘鳴を聴取する。心雑音は聴取しない。肝を右肋骨弓下に2cm触知する。経皮的酸素飽和度92%。最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099H022]←[国試_099]→[099H024]
[★]
- 2歳の男児。息が荒く喘鳴があることに気付いた母親に連れられて来院した。2日前から発熱と咳とがあり近くの診療所で上気道炎として治療されていたが喘鳴が出現したため救急外来を受診した。体温 37.5℃。咽頭に軽度の発赤を認める。胸部聴診で吸気時に喘鳴を認める。頸部エックス線写真の正面像(別冊No. 7A)と側面像(別冊No. 7B)を別に示す。
- 考えられる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109E051]←[国試_109]→[109E053]
[★]
- 3か月の乳児。呼吸困難と口唇チアノーゼとを主訴に母親に連れられて来院した。数日前から鼻汁と咳嗽とを認め、今朝から多呼吸と呼気性喘鳴とが出現し、息苦しそうであったため受診した。口唇チアノーゼを認め、診察中に無呼吸がみられた。白血球増多を認めず、CRPは陰性であった。胸部エックス線写真で肺野全体に微細な無気肺と肺の過膨張とを認める。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109F022]←[国試_109]→[109F024]
[★]
- 2歳の男児。発熱、咳嗽および喘鳴を主訴に母親に連れられて来院した。今朝から38℃台の発熱と咳嗽が出現した。数時間後には咳嗽は犬吠様となり、吸気性喘鳴と嗄声も出現したため来院した。陥没呼吸を認め胸部にstridorを聴取する。
- 最も考えられる疾患はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110F024]←[国試_110]→[110F026]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [108G027]←[国試_108]→[108G029]
[★]
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104A018]←[国試_104]→[104A020]
[★]
- 日
- ましん
- 英
- measles, rubeola
- 同
- はしか、麻しん
- 関
- 麻疹ウイルス、感染症法、ワクチン、学校伝染病。修飾麻疹
特徴
病原体
疫学
感染経路
- 空気感染
- 上気道粘膜に進入・増殖 → 所属リンパ節で増殖 → ウイルス血症 → 全身諸臓器で増殖
- 感染性のある時期は、前駆症状(鼻汁、咳嗽、全身倦怠感、結膜充血)が出現する直前から発疹出現後4日間である。
潜伏期
経過、症状
- NDE.437
- 1. カタル期:1-5病日:発熱、くしゃみ、鼻水、目脂。コプリック斑
-
- 白血球が劇的に低下し、2000-3000まで落ち込むことがある。
- カタル期終わりの1-2病日に解熱してコプリック斑が発生
- カタル期の鼻汁、唾液、涙液、気道分泌液は感染性有り
- 2. 発疹期:6-10病日:発熱。発疹は耳後部、頚部から始まり体幹から四肢へ。色素沈着を残す ⇔風疹
細胞性免疫の低下
- リンパ球への感染→細胞性免疫が低下
- 結核に罹患している場合、粟粒結核に進展することがある
合併症
晩期合併症
- M蛋白の欠損した麻疹ウイルスによる、らしい
- 麻疹に感染し、小児期に知能低下、ミオクローヌスなどを、初発症状として発症し、意識障害をきたし致命的となる。
妊娠
検査
診断
- 原則的には血清学的検査でペア血清による4倍以上の抗体価の上昇を証明する。ただし、検体を凍結保存する必要があり、2回目の検体は感染後2週間後の血清を用いることになり、迅速な診断には向かない。RT-PCRは効果であり、商業レベルで普及しておらず、実臨床では麻疹IgMの抗体価でもって診断をしているのが現状である。
鑑別疾患
治療
- 対症療法
- 合併症の治療:肺炎、中耳炎などの細菌性二次感染が多く、予防のために抗菌薬投与が行われる
- 学校保健安全法では、解熱後3日経過するまで出席停止(NDE.438)
出席停止の解除は、主要症状が消退したあと7日?
予防
- 麻疹生ワクチン
- 免疫不全患者にはγグロブリン製剤(ガンマグロブリン筋注)
- 免疫があれば重症化しない
暴露後発症予防
- 麻疹抗体を持たない健常者が麻疹患者と接触した場合、72時間以内であれば麻疹ワクチンを接種することにより麻疹の発症を予防できる可能性がある。また発症しても症状を軽減しうる。
- 免疫不全者、1歳以下の乳児、妊婦などが暴露された場合や麻疹ワクチンが禁忌の人では、暴露後6日以内であれば、免疫グロブリンを投与することにより、あるい程度の発症予防効果、症状軽減効果があるとされる。
予後
参考
uptodate
- 1. [charged] 麻疹の臨床症状および診断 - uptodate [1]
- 2. [charged] 麻疹の予防および治療 - uptodate [2]
- 3. [charged] 麻疹の疫学および伝染 - uptodate [3]
[★]
- 英
- pertussis
- ラ
- pertussis
- 同
- whooping cough, tussis convulsiva
- 関
- レプリーゼ、細菌、マイコプラズマ肺炎
概念
病原菌
潜伏期
感染期間
- SPE.362
- カタル期~第4週まで → 抗菌薬投与により感染期間を抗菌薬投与後5日間に短縮できる。
症候
- カタル期:1-2週間:伝染力が強い。鼻汁、咳などの普通感冒様症状が次第に増悪。検査上、白血球増多が見られる
- 痙咳期:2-6週間:レプリーゼ(連続した咳(staccato)と吸気時の笛音(whoop))。咳発作は夜間に強い。乳児期には無呼吸発作。百日咳顔貌(顔面紅潮、眼瞼浮腫、結膜充血)。重症化で百日咳脳症
- 回復期:2-3週間:特有の咳が弱まってくる。
合併症
検査
- 血液検査:末梢血白血球増多(リンパ球優位)、CRP正常
- 画像検査
診断
- 確定診断:喀痰・後鼻腔の擦過検体で百日咳菌の分離培養、PCR法による同定、あるいはペア血清による免疫血液学検査による。
鑑別疾患
治療
- マクロライド系抗菌薬(エリスロマイシンが第一選択)を7-14日間。カタル期の投与により咳発作を軽減できる。痙咳期の投与により感染期間を5日に短縮できる。(SPE.393)
- エリスロマイシンの他、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、テトラサイクリン、ドキシサイクリン、ST合剤も用いられる。
- PED.596
- SPE.363
- マクロライド系抗菌薬を7-14日間投与。カタル期から投与すると咳発作を軽減でき、痙咳期の投与により感染期間を5日間に短縮できる。
感染経路
予防接種
参考
- 1. 日本の定期/任意予防接種スケジュール(20歳未満)
- http://idsc.nih.go.jp/vaccine/dschedule/Imm11-01JP.gif
国試
[★]
- 英
- measles croup
- 同
- 麻疹喉頭炎
- 関
- クループ症候群
[★]
- 英
- croup-associated virus, CA virus
- 関
- クループ症候群
[★]
- 英
- syndrome, symptom-complex
- 同
- 症状群
- 関
- [[]]
- 成因や病理学的所見からではなく、複数の症候の組み合わせによって診断される診断名あるいは疾患。
内分泌
先天的代謝異常
高プロラクチン血症
- 分娩後の視床下部障害によるプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制のため、高プロラクチン血症を呈する。
- 分娩に関係なくプロラクチン分泌抑制因子の分泌抑制をきたし、高プロラクチン血症を呈する。
性腺機能低下
- 嗅覚の低下・脱出、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症
- 肥満、網膜色素変性症、知能低下、低ゴナドトロピン性性器発育不全、多指症、低身長
性早熟
- 思春期早発症、多発性線維性骨異形成症、皮膚色素沈着
- 女性型の肥満、性器の発育障害の2主徴を示し、視床下部に器質的障害をもつ疾患群。
脳神経外科・神経内科
[★]
- 英
- croup
- 同
- クループ症状
- 関
- クループ症候群、急性声門下喉頭炎
概念
分類
<youtube>http://www.youtube.com/watch?v=lrJljfLpGDs</youtube>
- 吸気時に狭窄した上気道を吸気が通過する際に特徴的な吸気時喘鳴が出現する
[★]
- 英
- group
- 関
- グループ、集団、分類、群れ、基、グループ化
[★]
- 英
- symptom and sign
- 関
- 症状, 徴候 兆候