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- knee joint (K)
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単純X線検査
膝関節の疾患
- SOR.566
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2014/02/15 21:21:28」(JST)
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膝関節(しつかんせつ)は、膝にある関節。膝関節は大腿骨と脛骨から成る関節であり、機能的には蝶番関節に近く、構造的には顆状関節に分類される。膝関節の関節半月は線維軟骨で構成される。
組織[編集]
膝関節を構成する人体の組織には、以下の様な物がある。
骨[編集]
靭帯[編集]
- 前半月大腿靱帯
- 後半月大腿靱帯
- 膝横靱帯
- 前十字靱帯
- 後十字靱帯
- 膝蓋下滑膜ヒダ
- 外側半月
- 内側半月
- 外側側副靱帯
- 内側側副靱帯
- 斜膝窩靱帯
- 弓状膝窩靱帯
- 膝蓋靱帯
- 内側膝蓋支帯
- 外側膝蓋支帯
筋肉[編集]
- 大腿直筋
- 外側広筋
- 中間広筋
- 内側広筋
- 腓腹筋
- 膝窩筋
- 足底筋
動き[編集]
大腿骨と脛骨の長軸は外側で170°~175°となっている(生理的外反)。 大腿骨の内・外側顆の関節面は大きさが異なり、形態的には外側顆の方が大きいが、関節面は内側顆の方が広い。大腿骨の関節面は、前後方向の距離にして脛骨の関節面の2倍以上の長さがある。そのため、膝関節の動きとしては屈伸運動と回旋運動を行なう螺旋関節となっている。 屈伸運動は大腿骨の脛骨上の転がり運動と滑り運動による複合運動である。完全伸展位から屈曲初期には転がり運動のみであるが、徐々に滑り運動も加わり、最終的には滑り運動のみとなる。
病気[編集]
膝関節に起こる主な病気には以下のようなものがある。
関連項目[編集]
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 人工膝関節全置換術患者におけるBody Mass Indexの推移
- 明崎 禎輝,大原 勝義,川上 佳久,石山 雄一,東 大和生
- 高知リハビリテーション学院紀要 13, 27-29, 2012-03-31
- NAID 110009322451
- バスケットボールのシュート指導についての考察(I)
- 富居 富,中村 康雄,横川 隆一,トミイ ユタカ,ナカムラ ヤスオ,ヨコガワ リュウイチ,Tomii Yutaka,Nakamura Yasuo,Yokogawa Ryuichi
- 同志社スポーツ健康科学 (4), 56-61, 2012-03-01
- … ニクス的に分析した内容をいかに簡潔に伝えるかということを考察するものである.熟練者を被験者として上肢関節と下肢関節の動きの速さとタイミングについて3次元撮影のデータに分析と検討を加えた.初心者へのシュート指導において,膝関節の速い屈曲‐伸展は重要な要因であることが示唆された.This study aimed to analyze shooting movement of a skillful player, and apply information which will be revealed by this study to teaching beginners …
- NAID 120003933260
- 園部 愛/木全 奈都子/坂本 英之/水落 誠
- 東京女子医科大学雑誌 82(E1), E260-E264, 2012-01-31
- … 整形外科にて変形性膝関節症に対しプロスタグランジン製剤とビタミンB12製剤を既に内服しており, 当科では経過観察のみで発症約5ヶ月半後に治癒した. …
- NAID 110008767988
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- 変形性膝関節症(へんけいせい しつかんせつしょう、英: gonarthrosis)は、筋力低下、 加齢、肥満などのきっかけにより膝関節の機能が低下して、膝軟骨や半月板の かみ合わせが緩んだり変形や断裂を起こし、多くが炎症による関節液の過剰滞留があり 、痛みを ...
- 整形外科医にかかる膝関節内の病気と膝関節周辺の病気を列記します。
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- 次の文を読み、81~83の問いに答えよ。
- 73歳の女性。右殿部から膝の痛みを主訴に来院した。現病歴:60歳ごろから立ち上がる動作や長時間の立位や歩行をした際に右殿部から膝の痛みを自覚していた。2年前には右膝に右手を置いて歩行するようになったために自宅近くの整形外科診療所を受診し、エックス線写真で右股関節の変形を指摘されたが通院はしていなかった。3か月前から痛みが増悪して歩行がさらに困難になり、屋内の伝い歩きは可能なものの外出ができなくなったため受診した。
- 既往歴:18年前から高血圧症のため自宅近くの内科診療所で内服治療中。同診療所で、慢性の便秘症に対し整腸薬と睡眠障害に対する睡眠薬とを処方されている。また眼科診療所で、軽度の白内障に対して点眼薬の処方を受けている。2か月前からは、右殿部から膝の痛みに対して市販の湿布薬貼付と鎮痛薬の内服とを続けている。
- 生活歴:夫、長男夫婦および孫2人との6人暮らし。兼業農家で長男夫婦は共働き。孫は短大生と高校生。3か月前まで患者が家事の多くを担当していた。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:意識は清明。身長 156cm、体重 53kg。体温 36.3℃。脈拍 64/分、整。血圧 130/72mmHg。呼吸数 14/分。SpO2 98%(room air)。頸部リンパ節を触知しない。胸腹部に異常を認めない。右殿部から膝の痛みのために立ち上がる際に介助が必要で、独歩は不能である。
- 検査所見(外来受診時):尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球 390万、Hb 12.0g/dL、Ht 38%、白血球 5,800、血小板 24万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 3.8g/dL、総ビリルビン 0.7mg/dL、AST 15U/L、ALT 17U/L、LD 220U/L(基準 176~353)、ALP 153U/L(基準 115~359)、γ-GTP 28U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 76U/L(基準 37~160)、CK 40U/L(基準 30~140)、尿素窒素 16mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、血糖 84mg/dL、Na 139mEq/L、K 4.1mEq/L、Cl 109mEq/L。CRP 0.2mg/dL。
- 右殿部から膝の痛みの原因の鑑別に有用でない身体診察はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112F080]←[国試_112]→[112F082]
[★]
- 2歳6か月の男児。発熱と不機嫌とを主訴に来院した。一昨日から不機嫌で、39℃台の発熱を認める。身長90cm、体重12.2kg。体温38.8℃。呼吸数36/分。脈拍120/分、整。血圧106/68 mmHg。意識は傾眠状態。顔色不良で顔親は無欲状である。咽頭発赤を認めるが、鼓膜の発赤はない。仰臥位で頭部を前屈させると抵抗を感じる。股関節を屈曲位にして膝関節を他動的に伸展すると抵抗があり伸展できない。
- この患児でみられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104E043]←[国試_104]→[104E045]
[★]
- a 頚部の筋群の硬さを触診で確認する。
- b 頭部を左右に振って眼振の出現を確認する。
- c 首を一側に回旋した際の対側上肢のしびれを確認する。
- d 仰臥位で頚部を他動的に前屈するときの抵抗感を確認する。
- e 仰臥位で股関節と膝関節を90度屈曲位にするときの筋硬直を確認する。
[正答]
※国試ナビ4※ [104H002]←[国試_104]→[104H004]
[★]
- a 徒手筋力テストで筋収縮のみが認められる場合は1と評価する。
- b 下腿周径は膝蓋骨下縁から5cm遠位の部位で測定する。
- c 下肢長は恥骨結合から母趾爪先までを測定する。
- d 膝関節の可動域は6方向を測定する。
- e 大腿周径は最大周径で測定する。
[正答]
※国試ナビ4※ [112B003]←[国試_112]→[112B005]
[★]
- a 速歩訓練
- b 短下肢装具の使用
- c 関節保護手技の指導
- d 床からの立ち上がり訓練
- e 他動的手関節可動域訓練
[正答]
※国試ナビ4※ [105E026]←[国試_105]→[105E028]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106I017]←[国試_106]→[106I019]
[★]
- 疼痛誘発手技 (別冊 No. 8)を別に示す。
- 診断する病変部位はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108I025]←[国試_108]→[108I027]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [106I005]←[国試_106]→[106I007]
[★]
- 人工関節置換術がよく行われるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [102G029]←[国試_102]→[102G031]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [097G029]←[国試_097]→[097G031]
[★]
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- ☆case16 膝の痛み
- ■glossary
- indigestion 消化障害、消化不良
- ■症例
- 80歳 男性
- 主訴:左膝の痛みと腫脹
- 現病歴:左膝の痛みを2日前から認めた。膝は発熱・腫脹しており、動かすと疼痛を生じる。時々胸焼けと消化不良が見られる。6ヶ月前のhealth checkで、高血圧(172/102mmHg)と血中クレアチニンが高い(正常高値)こと以外は正常といわれた。その4週間数回血圧を測定したが、高値が継続したため、2.5mg bendrofluamethizide(UK)/ベンドロフルメチアジドbendroflumethiazide(US)で治療を開始した。最近の血圧は138/84 mmHgであった。
- 喫煙歴:なし。
- 飲酒歴:一週間に平均4unit。
- 既往歴:股関節に中程度(mild)の変形性関節症
- 家族歴:特記なし
- 服薬歴:アセトアミノフェン(股関節の疼痛に対して)
- 身体所見 examination
- 血圧 142/86mmHg。体温37.5℃。脈拍88/分。grade 2 hypertensive retinopathy(高血圧症性網膜症)。心血管系、呼吸器系に検査場異常なし。手にDIPにヘバーデン結節なし。
- 左膝が発熱し腫脹している。関節内に液、patellar tap陽性。90℃以上膝関節を屈曲させると痛みを生じる。右の膝関節は正常に見える。
- 検査 investigation
- 生化学:白血球増多、ESR上昇、尿素高値、グルコース高値
- 単純X線:関節間隙やや狭小。それ以外に異常は認めない。
- ■problem list
- #1 左膝の痛み
- #2 胸焼け
- #3 消化不良
- #4 高血圧
- #5 クレアチニン正常高値
- #6 股関節の変形性リウマチ
- #7 高血圧性網膜症
- ■考え方
- ・関節痛の鑑別診断を考える。
- ・VINDICATEで考えてみてもよいでしょう。
- ・関節痛の頻度としては 外傷>慢性疾患(OAなど)>膠原病>脊椎疾患>悪性腫瘍
- ■関節痛の鑑別疾患
- DIF 282
- V Vascular 血友病 hemophilia, 壊血病 scurvy, 無菌性骨壊死 aseptic bone necrosis (Osgood-Schlatter diseaseとか)
- I Inflammatory 淋疾 gonorrhea, ライム病 lyme disease, 黄色ブドウ球菌 Staphylococcus, 連鎖球菌 Streptococcus, 結核 tuberculosis, 梅毒 syphilis, 風疹 rubella, 単純ヘルペス herpes simplex, HIV human immunodeficiency virus, サイトメガロウイルス cytomegalovirus
- N Neoplastic disorders 骨原性肉腫 osteogenic sarcoma, 巨細胞腫 giant cell tumors
- D Degenerative disorders degenerative joint disease or 変形性関節症 osteoarthritis
- I Intoxication 痛風 gout (uric acid), 偽痛風 pseudogout (calcium pyrophosphate), ループス症候群 lupus syndrome of hydralazine (Apresoline) and procainamide, gout syndrome of diuretics
- C Congenital and acquired malformations bring to mind the joint deformities of tabes dorsalis and syringomyelia and congenital dislocation of the hip. Alkaptonuria is also considered here.
- A Autoimmune indicates (多い)関節リウマチ RA (可能性)血清病 serum sickness, 全身性エリテマトーデス lupus erythematosus, リウマチ熱 rheumatic fever, ライター症候群 Reiter syndrome, 潰瘍性大腸炎 ulcerative colitis, クローン病=限局性回腸炎 regional ileitis, 乾癬性関節炎 psoriatic arthritis (老人であり得る)リウマチ性多発筋痛症 polymyalgia rheumatica
- T Trauma 外傷性滑膜炎 traumatic synovitis, tear or rupture of the collateral or cruciate ligaments, 亜脱臼 subluxation or laceration of the meniscus (semilunar cartilage), 脱臼 dislocation of the joint or patella, a 捻挫 sprain of the joint, and fracture of the bones of the joint.
- E Endcrine 先端肥大症 acromegaly, 閉経 menopause, 糖尿病 diabetes mellitus
- ■答え
- 骨格筋系-関節炎-単関節炎-急性単関節炎
- 痛風 尿酸 → 発熱、ESR↑、白血球↑
- 偽痛風 ピロリン酸カルシウム
- 高齢女性でチアジド系利尿薬の使用により痛風が誘発されやすい。特に腎機能低下、糖尿病の人はこのリスクが高まる。
- ■(BSTからの知識「)循環器領域での利尿薬
- ・心不全の治療において、循環血漿量を減らし、心臓の前負荷を軽減する。
- ・利尿薬は高尿酸血症を起こす。(けど、心不全の治療において高尿酸血症になったからといって痛風を発症している患者はみたことない)
- ・電解質異常を起こしやすいので、血液生化学の検査でモニタして注意する。たとえば低Kで不整脈のリスクが高まる。
- ・チアジド系の利尿薬は血糖を上げるし、尿酸を上げる
- ・長期の使用で腎機能を低下させる
- ■initial plan
- Dx 1. 関節液の吸引:関節液の一般検査、生化学検査、培養検査、
- ・白血球が増加していれば急性炎症性であることを示す。
- ・偏光顕微鏡で関節液を検鏡する。
- ・尿酸の結晶:針状結晶。negatively birefringent
- ・ピロリン酸カルシウムの結晶:positively birefringent
- Tx 1. 関節液の吸引:炎症が軽度改善
- 2. NSAIDによる疼痛管理
- 3. PPI:NSAID潰瘍を予防するため
- 4. ACE inhibitorの導入
[★]
- 英
- quadriceps femoris (K) QF, quadriceps muscle of thigh, quadriceps femoris muscle, quadriceps muscle, quadriceps
- ラ
- musculus quadriceps femoris,
- 大腿直筋
- 外側広筋
- 中間広筋
- 内側広筋
臨床関連
[★]
- 英
- semitendinosus muscle (KH), semitendinosus (K)
- ラ
- musculus semitendinosus
- 関
- 股関節の筋
-半腱様筋の脛骨への付着腱は細く索状で固いので、体表から触れることができる (KL.180)
神経
機能
カテゴリ
大腿の屈筋>:大腿の屈筋
[★]
- 英
- gastrocnemius muscle (N,KL,KH), gastrocnemius (M,K,KL)
- ラ
- musculus gastrocnemius
- 同
- 腓腸筋
- 関
- 下肢の筋、足関節の筋>足関節の運動に関与する筋、下肢筋群
- 内側腱下包、外側腱下包
概念
神経
機能
カテゴリ
足関節の底屈>:足関節の底屈
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 英
- total knee arthropathy (TKA)
- 同
- 人工膝関節置換術 artificial knee joint replacement
- 関
- 人工膝関節
[★]
- 英
- articularis muscle of knee
- ラ
- musculus articularis genus
[★]
- 英
- knee arthroplasty
- 関
- 膝関節置換術
[★]
- 英
- knee arthroplasty
- 関
- 膝関節形成
[★]
- 同
- ライター症候群
[★]
- 英
- joint joints, synovial joints
- ラ
- juncturasynovialis, articulationes synoviales
- 同
- 滑膜性の連結 synovial joint junctura synovialis
種類
[★]
- 英
- ganglion、ganglia、node、knot、(分類学)section、(文章)clause、nodal、ganglionic
- 関
- 結節、結節型、結節状、結節性、神経節、セクション、切片、結び目、ノット、薄切、部門、リンパ節、割面、ノード、結節腫、ガングリオン