- 英
- preload
- 関
- 後負荷、心室機能曲線
- 収縮時長さ張力関係において、筋節長が1.6-2.2μmの生理学範囲内にあるとき、筋節長が長いほど発生張力が大きい。筋節長または筋長、あるいはその長さに引きのばすための負荷を前負荷という(SP.541)
- 心筋線維の収縮は前負荷に依存する(スターリングの心臓の法則)。
- 故に、前負荷∝拡張末期容積∝静脈還流量
- また、静脈還流量は全血流量,血流の分布(体位,胸腔内圧,心膜内圧,静脈緊張度,骨格筋のポンプ機能),左房収縮などの影響を受ける
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 高井 孝典,佐倉 宏,岩本 安彦
- 東京女子医科大学雑誌 81(E2), E184-E188, 2011-03-31
- 目的:75 g経口糖負荷試験(OGTT)による血糖値の判定基準と、新しい診断基準のひとつに採用されたHbA1c値の判定基準を年齢層別に比較検討した。,方法:糖尿病が疑われて東京女子医科大学病院の糖尿病・代謝内科を受診し、OGTTを施行した7,798名を対象とした。OGTTの判定基準に基づき、正常型(NGT)、境界型(BL)、糖尿病型(DM)に分類した。OGTTの判定基準による分類と、HbA1c値の …
- NAID 110008441466
- 左室圧-容積曲線を用いた拡張不全心患者の心機能・血行動態の評価 : 収縮不全心患者との対比(2.心不全における拡張機能障害の病態と治療へのアプローチ,<特集>第73回日本循環器学会学術集会)
- 池田 早耶香,豊田 一成
- 聖泉論叢 17, 127-136, 2009
- 本研究は,従来サプリメントとして普及してきたCoQ10が精神面などQOLの改善に効果がみられるという文献に着目し,その内容の検証を深めることを目的とした。 具体的にはCoQ10服用前(運動負荷前・負荷後)× CoQ10服用中(運動負荷前・負荷後)×サプリメント(CoQ10・プラセボ)の条件化による心理尺度の変容を分析することであった。 その結果服用によって快感情が高まるし(運動負荷前),運動負荷後 …
- NAID 110007570230
Related Links
- 2007年1月31日 ... 授業で心不全のところで前負荷と後負荷についてやっているんですが理解できません。 。2つの定義など、分かりやすく教えていただけるとありがたいです。よろしくお願いし...
- 負荷loadとは、「負荷が大きいほど心臓の仕事量が多くなり、負担が大きくなる」という もので、前負荷preloadと後負荷after load ... 前負荷とは心臓が収縮する直前にかかる 負荷で、拡張期末期の心室容積 ventricular end diastolic volume(VEDV) に代表 され ...
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★リンクテーブル★
[★]
- ☆case16 膝の痛み
- ■glossary
- indigestion 消化障害、消化不良
- ■症例
- 80歳 男性
- 主訴:左膝の痛みと腫脹
- 現病歴:左膝の痛みを2日前から認めた。膝は発熱・腫脹しており、動かすと疼痛を生じる。時々胸焼けと消化不良が見られる。6ヶ月前のhealth checkで、高血圧(172/102mmHg)と血中クレアチニンが高い(正常高値)こと以外は正常といわれた。その4週間数回血圧を測定したが、高値が継続したため、2.5mg bendrofluamethizide(UK)/ベンドロフルメチアジドbendroflumethiazide(US)で治療を開始した。最近の血圧は138/84 mmHgであった。
- 喫煙歴:なし。
- 飲酒歴:一週間に平均4unit。
- 既往歴:股関節に中程度(mild)の変形性関節症
- 家族歴:特記なし
- 服薬歴:アセトアミノフェン(股関節の疼痛に対して)
- 身体所見 examination
- 血圧 142/86mmHg。体温37.5℃。脈拍88/分。grade 2 hypertensive retinopathy(高血圧症性網膜症)。心血管系、呼吸器系に検査場異常なし。手にDIPにヘバーデン結節なし。
- 左膝が発熱し腫脹している。関節内に液、patellar tap陽性。90℃以上膝関節を屈曲させると痛みを生じる。右の膝関節は正常に見える。
- 検査 investigation
- 生化学:白血球増多、ESR上昇、尿素高値、グルコース高値
- 単純X線:関節間隙やや狭小。それ以外に異常は認めない。
- ■problem list
- #1 左膝の痛み
- #2 胸焼け
- #3 消化不良
- #4 高血圧
- #5 クレアチニン正常高値
- #6 股関節の変形性リウマチ
- #7 高血圧性網膜症
- ■考え方
- ・関節痛の鑑別診断を考える。
- ・VINDICATEで考えてみてもよいでしょう。
- ・関節痛の頻度としては 外傷>慢性疾患(OAなど)>膠原病>脊椎疾患>悪性腫瘍
- ■関節痛の鑑別疾患
- DIF 282
- V Vascular 血友病 hemophilia, 壊血病 scurvy, 無菌性骨壊死 aseptic bone necrosis (Osgood-Schlatter diseaseとか)
- I Inflammatory 淋疾 gonorrhea, ライム病 lyme disease, 黄色ブドウ球菌 Staphylococcus, 連鎖球菌 Streptococcus, 結核 tuberculosis, 梅毒 syphilis, 風疹 rubella, 単純ヘルペス herpes simplex, HIV human immunodeficiency virus, サイトメガロウイルス cytomegalovirus
- N Neoplastic disorders 骨原性肉腫 osteogenic sarcoma, 巨細胞腫 giant cell tumors
- D Degenerative disorders degenerative joint disease or 変形性関節症 osteoarthritis
- I Intoxication 痛風 gout (uric acid), 偽痛風 pseudogout (calcium pyrophosphate), ループス症候群 lupus syndrome of hydralazine (Apresoline) and procainamide, gout syndrome of diuretics
- C Congenital and acquired malformations bring to mind the joint deformities of tabes dorsalis and syringomyelia and congenital dislocation of the hip. Alkaptonuria is also considered here.
- A Autoimmune indicates (多い)関節リウマチ RA (可能性)血清病 serum sickness, 全身性エリテマトーデス lupus erythematosus, リウマチ熱 rheumatic fever, ライター症候群 Reiter syndrome, 潰瘍性大腸炎 ulcerative colitis, クローン病=限局性回腸炎 regional ileitis, 乾癬性関節炎 psoriatic arthritis (老人であり得る)リウマチ性多発筋痛症 polymyalgia rheumatica
- T Trauma 外傷性滑膜炎 traumatic synovitis, tear or rupture of the collateral or cruciate ligaments, 亜脱臼 subluxation or laceration of the meniscus (semilunar cartilage), 脱臼 dislocation of the joint or patella, a 捻挫 sprain of the joint, and fracture of the bones of the joint.
- E Endcrine 先端肥大症 acromegaly, 閉経 menopause, 糖尿病 diabetes mellitus
- ■答え
- 骨格筋系-関節炎-単関節炎-急性単関節炎
- 痛風 尿酸 → 発熱、ESR↑、白血球↑
- 偽痛風 ピロリン酸カルシウム
- 高齢女性でチアジド系利尿薬の使用により痛風が誘発されやすい。特に腎機能低下、糖尿病の人はこのリスクが高まる。
- ■(BSTからの知識「)循環器領域での利尿薬
- ・心不全の治療において、循環血漿量を減らし、心臓の前負荷を軽減する。
- ・利尿薬は高尿酸血症を起こす。(けど、心不全の治療において高尿酸血症になったからといって痛風を発症している患者はみたことない)
- ・電解質異常を起こしやすいので、血液生化学の検査でモニタして注意する。たとえば低Kで不整脈のリスクが高まる。
- ・チアジド系の利尿薬は血糖を上げるし、尿酸を上げる
- ・長期の使用で腎機能を低下させる
- ■initial plan
- Dx 1. 関節液の吸引:関節液の一般検査、生化学検査、培養検査、
- ・白血球が増加していれば急性炎症性であることを示す。
- ・偏光顕微鏡で関節液を検鏡する。
- ・尿酸の結晶:針状結晶。negatively birefringent
- ・ピロリン酸カルシウムの結晶:positively birefringent
- Tx 1. 関節液の吸引:炎症が軽度改善
- 2. NSAIDによる疼痛管理
- 3. PPI:NSAID潰瘍を予防するため
- 4. ACE inhibitorの導入
[★]
- 英
- prazosin
- 化
- 塩酸プラゾシン prazosin hydrochloride
- 商
- ミニプレス Minipress、ダウナット
- 関
- αアドレナリン受容体遮断薬、アドレナリン受容体
GOO. 269.
分類
薬理作用
- 末梢動脈の拡張→末梢血管抵抗↓→血圧↓(α1受容体遮断による) (SPC.249)
- 動静脈に働き末梢血管抵抗を減少させ、静脈還流量を低下させる (GOO.269)
- 心臓の前負荷を減らす。心拍出量と心拍数には影響を与えない (GOO.269)
- 反射性頻脈が少ない。(他の血管拡張薬では心拍数↑。hydralazine) (GOO.269)
- →前負荷減少、選択的α1遮断、さらには中枢神経に働いて、交感神経系の出力を抑制しているのかも (GOO.269)
ミニプレス
- プラゾシンは高血圧自然発症ラット、腎性高血圧ラット、DOCA高血圧ラットのいずれにおいても優れた降圧作用が認められている。
- プラゾシンの降圧作用はα受容体を遮断することにより末梢血管を拡張させ、その抵抗を減少させることによるが、従来のα遮断薬と異なり、シナプス後α受容体を選択的に遮断し、シナプス前α受容体にはほとんど作用しない。このためシナプス前α受容体を介するノルアドレナリン放出の負のフィードバック機構を抑制せず、過剰のノルアドレナリン放出をおこさないことがin vitroにおけるウサギ肺動脈の試験で認められている。シナプス後α受容体に対するプラゾシンの選択的な作用は本態性高血圧症患者に反射性頻脈をほとんどきたさないこと、レニン活性に及ぼす影響が少ないこと、長期連用による耐性発現がみられないこと10)などの特性に関連するものと考えられている。
適応
- 抗高血圧薬として(SPC.249)
- 前立腺肥大症での排尿障害
- 腎機能低下例にも適応可能
- 静脈系の拡張作用を持つので、心臓の前負荷・後負荷を軽減し、心不全にも適応可
副作用
- 老人に多い
[★]
- 英
- afterload
- 関
- 前負荷
PHD.232
前負荷
|
後負荷
|
収縮力
|
拡張期容積
|
拡張期圧
|
収縮期容積
|
収縮期圧
|
一回拍出量
|
↑
|
-
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-
|
↑
|
↑
|
-
|
-
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↑
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-
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↑
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-
|
-
|
-
|
↑
|
↑
|
↓
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-
|
-
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↑
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-
|
-
|
↓
|
-
|
↑
|
[★]
- 英
- antianginal agents, antianginal drug
- 関
- 狭心症
種類
硝酸薬
- 冠血管スパズム緩解→酸素供給↑
- 末梢血管拡張→心筋仕事量↓→心筋酸素需要↓
特徴
- 小動脈より静脈を拡張させる → 前負荷の減少
- 冠血管では、細い動脈より太い動脈を弛緩させる
β遮断薬
- 冠血管スパズム緩解→酸素供給↑ (SPC.226)
- 心筋抑制→心筋仕事量↓→心筋酸素需要↓
作用機序
- 電位依存性型Ca2+チャネルのαサブユニットに作用
その他の冠血管拡張薬
抗狭心症薬の使い分け
[★]
- 英
- pretreatment、pretreat、preload
- 関
- 前処理、前負荷、治療前、前投与、処置前
[★]
- 英
- load、charge、load
- 関
- 荷電、チャージ、電荷、荷重、帯電、負担、ロード
循環器
PT.291
前負荷 preload
- 心室の拡張終期に心室にある血液量、すなわち拡張終期容量(EDV)
後負荷 afterload