出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/02/20 13:07:30」(JST)
骨: 腓骨 | |
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名称 | |
日本語 | 腓骨 |
英語 | Fibula |
ラテン語 | Fibula |
画像 | |
アナトモグラフィー | 三次元CG |
関連情報 | |
MeSH | Fibula |
グレイの解剖学 | 書籍中の説明(英語) |
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腓骨(ひこつ、ラテン語:fibula、英語:calf bone)は、四肢動物の後肢を構成する骨である。脛骨とともに膝から足首までを構成し、脛骨に対して外側背面を通っている。
脚および足の腓骨側を腓側(ひそく)という。医学用語の外側(がいそく)および日常語の外側(そとがわ)と同じである。腓側の反対側を脛側(けいそく)と呼ぶ。
目次
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ここでは人間の脛骨の特徴について述べる。膨らんだ近位端は腓骨頭と呼ばれ、脛骨の外側顆の背面にある。腓骨頭の先端にはとがった腓骨頭尖があり、脛骨に面する部分に腓骨頭関節面がある。腓骨頭は膝関節の一部ではないが、大腿骨や脛骨と靱帯で結ばれている。
腓骨の骨体は三角柱状で、前縁、骨間縁、後縁の3つの稜線がある。
腓骨の遠位端は、脛骨、距骨とともに足首の関節を構成する。外側に張り出した外果(そとくるぶし)の内側には外果関節面があり、距骨に向かっている。
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関連記事 | 「骨」 |
-歩行も参考
肉単P | 筋名 | 内転 | 外転 | 内旋 | 外旋 | 屈曲 | 伸展 | 支配神経 |
R-2 | 大腰筋 | ◇*1 | ● | 腰神経叢 | ||||
R-3 | 腸骨筋 | ◇*1 | ● | 腰神経叢、大腿神経 | ||||
R-7 | 大殿筋 | ● | ● | 下殿神経 | ||||
R-8 | 中殿筋 | ● | ●*2 | 上殿神経 | ||||
R-9 | 小殿筋 | ● | ●*2 | 上殿神経 | ||||
R-6 | 大腿筋膜張筋 | ● | ● | ● | 上殿神経 | |||
R-10 | 梨状筋 | ● | 仙骨神経叢 | |||||
R-16 | 上双子筋 | ● | 仙骨神経叢 | |||||
R-17 | 下双子筋 | ● | 仙骨神経叢 | |||||
R-19 | 大腿方形筋 | ● | 仙骨神経叢 | |||||
R-15 | 内閉鎖筋 | ● | 仙骨神経叢 | |||||
R-14 | 外閉鎖筋 | □*1 | ● | 閉鎖神経 | ||||
S-1 | 長内転筋 | ● | □ | 閉鎖神経 | ||||
S-2 | 短内転筋 | ● | □ | 閉鎖神経 | ||||
S-3 | 大内転筋 | ● | □*3 | ●*4 | 閉鎖神経、脛骨神経 | |||
S-6 | 恥骨筋 | ● | ● | 閉鎖神経、大腿神経 | ||||
S-7 | 薄筋 | ● | ◇ | □ | 閉鎖神経 | |||
S-9 | 大腿直筋 | ● | 大腿神経 | |||||
S-14 | 縫工筋 | ◇ | ◇ | ● | 大腿神経 | |||
T-2 | 大腿二頭筋短頭 | ◇ | ◇ | 腓骨神経 | ||||
T-2 | 大腿二頭筋長頭 | ◇ | ● | 脛骨神経 | ||||
T-3 | 半膜様筋 | ◇ | ● | 脛骨神経 | ||||
T-4 | 半腱様筋 | ◇ | ● | 脛骨神経 | ||||
肉単P | 筋名 | 内転 | 外転 | 内旋 | 外旋 | 屈曲 | 伸展 | 支配神経 |
● :両方 ◇ :K.126,127 □ :M.354
*1:作用は弱い *2:前部のみ(M.354) *3:前部のみ(M.354) *4:後部のみ(M.354)
肢帯 (limb girdle) とは、脊椎動物の体幹中にあり四肢の基部となる骨格組織である。肩帯と腰帯の2つがある。
前肢の基部となる肢帯を肩帯、後肢の基部となる肢帯を腰帯と呼ぶ。前肢と後肢は魚類の対鰭(胸鰭・腹鰭)に由来しており古くは7対の対鰭をもつ魚類も存在したが、肩帯・腰帯以外の肢帯を持つ脊椎動物は未だ知られていない。四肢本体(自由肢)とは本来別の物であるが、文脈上自由肢も含めて言及されていることがある。
その主な機能は以下の2点である。
前肢の基部となる。構成骨は肩甲骨・前烏口骨・烏口骨・鎖骨・上鎖骨・間鎖骨などである。腰帯に比べて構成骨も多く、歴史も古い。詳しくは肩帯を参照のこと。
後肢の基部となる。構成骨は腸骨・恥骨・坐骨が基本となる。この三種の構成骨は腰帯形成以来ほとんど変化がない。詳しくは腰帯を参照のこと。
自由肢においては上腕骨と大腿骨、橈骨と脛骨、尺骨と腓骨のように前肢と後肢それぞれの構成骨格がかなりの確証を持って対応されられていることから、肢帯における構成骨格も肩帯と腰帯で対応させられることがある。
例えば、背側にある構成要素(腰帯では腸骨)・腹側で関節窩の前方にある構成要素(同じく恥骨)・腹側で関節窩の後方にある構成要素(同じく坐骨)に肩帯を対応させ、【腸骨/恥骨/坐骨】と【肩甲骨/前烏口骨/烏口骨】、または【肩甲骨/鎖骨/前烏口骨】が対応するとされる。
しかし、腰帯の構成骨がその進化を通じてほぼ三種だけであること・腰帯の構成骨は全て内骨格性骨格であることに対し、肩帯の構成骨は進化の中で現れたり消えたり多種にわたる上に内骨格性骨格だけでなく皮骨性骨格も含むことから、どれがどれに対応するかは人によって意見が異なり、真に対応が見られるのかについても疑問が持たれている。例に挙げた対応では、前者は烏口骨は肩帯進化の中でかなり後半になってから現れた構成骨であること、後者は恥骨は内骨格性骨格であるのに鎖骨は皮骨性骨格であること、などの問題がある。最近ではあまり肢帯の構成骨における前後の対応や相同性については言及されないことが多い。
坐骨神経→'総腓骨神経'+脛骨神経 '総腓骨神経'→浅腓骨神経+深腓骨神経
肉単P | 筋名 | 起始 | 停止 | 支配神経 | 機能 |
V-1 | 前脛骨筋 | 脛骨(外側面)、骨間膜 | 内側楔状骨、第1中足骨(基底部) | 深腓骨神経 | 足関節の背屈・内反、足底のアーチ維持 |
V-4 | 第三腓骨筋 | 腓骨(下部の前面) | 第5中足骨(基底部) | 深腓骨神経 | 足関節の外反・背屈 |
V-5 | 長趾伸筋 | 脛骨(外側顆)、腓骨(前縁上方) | 第2-5指(基、中、末節骨底の背面) | 深腓骨神経 | 第2-5趾の伸展 |
V-6 | 長母趾伸筋 | 腓骨(及び骨間膜の前面) | 母趾(末節骨底の背面) | 深腓骨神経 | 母趾の伸展(IP関節) |
筋枝:下腿の前区域、後区域の全ての筋、足背の筋 皮枝:下腿前面の外側、足背}
支配神経根 | 責任椎間高位 | 深部反射 | 感覚領域 | 支配筋 |
L4 | L3-4 | 膝蓋腱反射 | 膝蓋骨の内側近辺 | 大腿四頭筋 |
L5 | L4-5 | 膝蓋骨下外側から母趾にかけて下方に斜行 | 前脛骨筋、長母趾伸筋、長趾伸筋 | |
S1 | L5-S1 | アキレス腱反射 | 小趾 | 下腿三頭筋、長母趾屈筋、長趾屈筋 |
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