Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/06/25 13:49:07」(JST)
骨: 脛骨 | |
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脛骨
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名称 | |
日本語 | 脛骨 |
英語 | Tibia |
ラテン語 | Tibia |
画像 | |
アナトモグラフィー | 三次元CG |
関連情報 | |
MeSH | Tibia |
グレイの解剖学 | 書籍中の説明(英語) |
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脛骨(けいこつ、ラテン語:tibia、英語:shin bone)とは、四肢動物の後肢を構成する長骨の一つである。腓骨とともに膝から足首の間を構成し、脚の内側前面にある。大腿骨に次いで2番目に長い骨である。
脚および足の脛骨側を脛側(けいそく)という。医学用語の内側(ないそく)および日常語の内側(うちがわ)と同じである。脛側の反対側を腓側(ひそく)と呼ぶ。
ここでは人間の脛骨の特徴について述べる。近位端は、大腿骨、膝蓋骨とともに膝関節を形成する。近位端の内側には内側顆、外側には外側顆が大きく張り出しており、その上面に2つの上関節面がある。上関節面は大腿骨の内側上顆と外側上顆に対応する。上関節面と大腿骨端の間には半月があり、クッションの役割を果たす。前面の脛骨粗面には膝蓋靱帯が付く。
脛骨の骨体の断面は三角形となっており、前縁、骨間縁、内側縁の3つの稜線に区切られている。前縁は鋭く、皮膚の上から触れる(弁慶の泣き所)。後面の上部にはヒラメ筋線があり、ヒラメ筋が付く。
遠位端は、腓骨、距骨とともに足首の関節を形成する。内側に内果が張り出しており、皮膚の上から触れる(うちくるぶし)。下関節面が上から、内果関節面が側面から距骨に向かっている。
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肢帯 (limb girdle) とは、脊椎動物の体幹中にあり四肢の基部となる骨格組織である。肩帯と腰帯の2つがある。
前肢の基部となる肢帯を肩帯、後肢の基部となる肢帯を腰帯と呼ぶ。前肢と後肢は魚類の対鰭(胸鰭・腹鰭)に由来しており古くは7対の対鰭をもつ魚類も存在したが、肩帯・腰帯以外の肢帯を持つ脊椎動物は未だ知られていない。四肢本体(自由肢)とは本来別の物であるが、文脈上自由肢も含めて言及されていることがある。
その主な機能は以下の2点である。
前肢の基部となる。構成骨は肩甲骨・前烏口骨・烏口骨・鎖骨・上鎖骨・間鎖骨などである。腰帯に比べて構成骨も多く、歴史も古い。詳しくは肩帯を参照のこと。
後肢の基部となる。構成骨は腸骨・恥骨・坐骨が基本となる。この三種の構成骨は腰帯形成以来ほとんど変化がない。詳しくは腰帯を参照のこと。
自由肢においては上腕骨と大腿骨、橈骨と脛骨、尺骨と腓骨のように前肢と後肢それぞれの構成骨格がかなりの確証を持って対応されられていることから、肢帯における構成骨格も肩帯と腰帯で対応させられることがある。
例えば、背側にある構成要素(腰帯では腸骨)・腹側で関節窩の前方にある構成要素(同じく恥骨)・腹側で関節窩の後方にある構成要素(同じく坐骨)に肩帯を対応させ、【腸骨/恥骨/坐骨】と【肩甲骨/前烏口骨/烏口骨】、または【肩甲骨/鎖骨/前烏口骨】が対応するとされる。
しかし、腰帯の構成骨がその進化を通じてほぼ三種だけであること・腰帯の構成骨は全て内骨格性骨格であることに対し、肩帯の構成骨は進化の中で現れたり消えたり多種にわたる上に内骨格性骨格だけでなく皮骨性骨格も含むことから、どれがどれに対応するかは人によって意見が異なり、真に対応が見られるのかについても疑問が持たれている。例に挙げた対応では、前者は烏口骨は肩帯進化の中でかなり後半になってから現れた構成骨であること、後者は恥骨は内骨格性骨格であるのに鎖骨は皮骨性骨格であること、などの問題がある。最近ではあまり肢帯の構成骨における前後の対応や相同性については言及されないことが多い。
坐骨神経→'総腓骨神経'+脛骨神経 '総腓骨神経'→浅腓骨神経+深腓骨神経
肉単P | 筋名 | 起始 | 停止 | 支配神経 | 機能 |
V-1 | 前脛骨筋 | 脛骨(外側面)、骨間膜 | 内側楔状骨、第1中足骨(基底部) | 深腓骨神経 | 足関節の背屈・内反、足底のアーチ維持 |
V-4 | 第三腓骨筋 | 腓骨(下部の前面) | 第5中足骨(基底部) | 深腓骨神経 | 足関節の外反・背屈 |
V-5 | 長趾伸筋 | 脛骨(外側顆)、腓骨(前縁上方) | 第2-5指(基、中、末節骨底の背面) | 深腓骨神経 | 第2-5趾の伸展 |
V-6 | 長母趾伸筋 | 腓骨(及び骨間膜の前面) | 母趾(末節骨底の背面) | 深腓骨神経 | 母趾の伸展(IP関節) |
足関節の外反
肉単P | 筋名 | 起始 | 停止 | 支配神経 | 機能 |
V-2 | 長腓骨筋 | 腓骨(上部の外側面・腓骨頭)、脛骨(外側顆) | 内側楔状骨、第1中足骨(基底部) | 浅腓骨神経 | 足関節の外反・底屈 |
V-3 | 短腓骨筋 | 腓骨(下部の外側面) | 第5中足骨(基底部) | 浅腓骨神経 | 足関節の外反・底屈 |
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
筋名 | 起始 | 停止 | 支配神経 | 機能 |
大腿直筋 | 腸骨(下前腸骨棘、寛骨臼の上縁) | 脛骨(脛骨粗面) | 大腿神経 | 膝関節の伸展、股関節の屈曲 |
中間広筋 | 大腿骨(上部3/4) | 〃 | 〃 | 膝関節の伸展 |
外側広筋 | 大腿骨(大転子、粗線外側唇) | 〃 | 〃 | 膝関節の伸展 |
内側広筋 | 大腿骨(粗線内側唇) | 〃 | 〃 | 膝関節の伸展 |
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