ケルニッヒ徴候
WordNet
- United States composer of musical comedies (1885-1945) (同)Jerome Kern, Jerome David Kern
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Japanese Journal
- 項部硬直 (特集 症状からみた緊急検査の進め方--検査の鉄則とPitfall) -- (脳神経の症状・症候)
- 中島 健二
- 日本内科学会雑誌 85(5), 663-666, 1996-05-10
- … ・嘔吐・髄膜刺激症状が観察される.頭痛の発現機序は,脳浮腫による牽引,炎症組織から出るブラジキニン・セロトニン・ヒスタミン・サブスタンスP・乳酸などの有害刺激物質,発熱による脳内動脈の拡張などが考えられている.髄膜刺激症状は,髄膜自体への刺激,頭蓋内圧の急激な亢進や脊髄神経根の炎症・浮腫による神経伸展によって生じる疼痛や筋れん縮の為に起こり,項部硬直・Kernig徴候・Brudzinski徴候が観察される. …
- NAID 10005523765
Related Links
- 髄膜刺激症状とは? 髄膜が刺激されている時に出る症状のことです。主にクモ膜下出血や髄膜炎などが原因となります。 なお、髄膜刺激徴候と表記される場合も多いです。 症状としては、下記の3つがあります。 ・頸部硬直 ...
- SLRテスト、ラセーグテスト、ラセーグ徴候、Kernig 徴候についてしっかりと理解できていますか?これらの身体診察は非常に似ており、その手技も意味合いも混乱を招きやすいものです。これらの身体診察について、そのやり方と意味を ...
- Kernig徴候・・・仰臥位の状態で足を持ち上げる… 読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる とある研修医の雑記帳 東京から大阪の医学部へ 亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学 ...
Related Pictures
★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、16~18の問いに答えよ。
- 1歳6か月の男児。発熱と顔色不良とを主訴に来院した。
- 出生歴 : 在胎40週、自然分娩で出生した。出生時の身長51cm、体重3,240g、頭囲33.5cm、胸囲33.0cm。Apgarスコア10点(1分)。
- 発育歴・既往歴 : 精神運動発達は正常である。予防接種はBCG、ポリオワクチン2回およびDPT I期完了。9か月時に突発性発疹に罹患した。
- 現病歴 : 昨夕、不機嫌、38℃台の発熱および顔色不良に気付いた。夜は眠ったが今朝も不機嫌で元気がなかった。
- 現症 : 身長82cm、体重10.2kg。体温37.8℃。呼吸数60/分。脈拍160/分、整。血圧96/64mmHg。意識はやや傾眠状態。顔色不良で顔貌は無欲状である。大泉門は閉鎖している。胸部に異常所見はない。咽頭は軽度に発赤し、粘膜疹はない。リンパ節は触知しない。鼓膜の発赤はない。仰臥位で、頭部を前屈すると股間節と膝関節とで下肢が屈曲し、また両下肢を伸展位で掌上すると膝が屈曲する。足底をさすると足趾は底屈する。
- 検査所見 : 尿所見:異常なし。血液所見:赤血球394万、Hb 10.6g/dl、白血球2,900(後骨髄球2%、桿状核好中球10%、分葉核好中球54%、単球12%、リンパ球22%)、血小板12万。CRP 11.2mg/dl(基準0.3以下)。
[正答]
※国試ナビ4※ [095H016]←[国試_095]→[095H018]
[★]
- 次の文を読み、16~18の問いに答えよ。
- 1歳6か月の男児。発熱と顔色不良とを主訴に来院した。
- 現病歴 : 昨夕、不機嫌、38℃台の発熱および顔色不良に気付いた。夜は眠ったが今朝も不機嫌で元気がなかった。
- 出生歴 : 在胎40週、自然分娩で出生した。出生時の身長51cm、体重3,240g、頭囲33.5cm、胸囲33.0cm。Apgarスコア10点(1分)。
- 発育歴・既往歴 : 精神運動発達は正常である。予防接種はBCG、ポリオワクチン2回、DPT Ⅰ期および麻疹ワクチン完了。9か月時に突発性発疹に罹患した。
- 現症 : 身長82cm、体重10.2㎏。体温37.8℃。呼吸数48/分。脈拍160/分、整。血圧96/64mmHg。意識はやや傾眠状態。顔色不良で顔貌は無欲状である。大泉門は閉鎖している。咽頭は軽度に発赤し、粘膜疹はない。リンパ節は触知しない。鼓膜の発赤はない。胸部に異常所見はない。仰臥位で、頸部を前屈すると股関節と膝関節とで下肢が屈曲し、両下肢を伸展位で掌上すると膝が屈曲する。足底をさすると母趾は底屈する。
- 検査所見:尿所見:異常なし。血液所見:赤血球394万、Hb10.7g/dl、白血球 15,900(後骨髄球2%、桿状核好中球10%、分葉核好中球54%、単球12%、リンパ球22%)、血小板12万。CRP11.2mg/dl。
[正答]
※国試ナビ4※ [100C016]←[国試_100]→[100C018]
[★]
- 次の文を読み、 37、 38の問いに答えよ。
- 69歳の女性。発熱を主訴に来院した。
- 現病歴: 2週前から 38℃台の発熱が出現し、非ステロイド性抗炎症薬を内服し、解熱と発熱とを繰り返していた。その後、徐々に食欲が減退し、最近 1週間は発熱時は 39℃を超えるようになった。かかりつけ医で胸部エックス線撮影と尿検査とを行い、異常を指摘されなかった。受診前日に 2回軟便があった。咽頭痛、咳、痰および排尿痛はない。
- 既往歴:高血圧症で治療中。
- 生活歴:海外渡航歴とペット飼育歴とはない。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:意識は清明。体温 38.4℃。脈拍 96/分、整。血圧 160/66 mmHg。呼吸数 20/分。 SpO2 96% ( room air)。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。項部硬直を認めない。心尖部に III /VIの汎〈全〉収縮期雑音を認める。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。脊椎棘突起の叩打痛を認めない。肋骨脊柱角に叩打痛を認めない。四肢に浮腫を認めない。経胸壁心エコー検査では僧帽弁の逆流と僧帽弁の疣贅とを認めた。
- この患者に認められる可能性のある身体所見はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108H037]←[国試_108]→[108I001]
[★]
- 23歳の女性。発熱と頭痛を主訴に来院した。昨日から38℃の発熱、頭痛および頻回の嘔吐があり受診した。鼻汁、咽頭痛、咳嗽および排尿時痛はいずれも認めない。意識は清明。身長 155cm、体重 48kg。体温 39.6℃。脈拍 104/分、整。血圧 108/50mmHg。呼吸数 22/分。SpO2 99%(room air)。頸部リンパ節腫脹を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。背部に叩打痛を認めない。項部硬直とKernig徴候を認めないがjolt accentuationを認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ケトン体(-)、潜血(-)、白血球(-)。血液所見:赤血球 440万、Hb 13.0g/dL、Ht 44%、白血球 3,600(桿状核好中球 9%、分葉核好中球 55%、好酸球 3%、好塩基球 2%、単球 4%、リンパ球 27 %)、血小板 14万。血液生化学所見:尿素窒素 26mg/dL、クレアチニン 1.1mg/dL、Na 135mEq/L、K 4.1mEq/L、Cl 93mEq/L。CRP 0.3mg/dL。血液培養の検体を採取し、抗菌薬治療を開始した。
- 次に行うべきなのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114E032]←[国試_114]→[114E034]
[★]
- 2歳の女児。2日前から38℃の発熱が持続し、嘔吐と左上下肢のけいれんとが出現したので来院した。生後6か月にFallot四徴症の診断で短絡手術を受けた。来院時けいれんは消失しているが、左上下肢をうまく動かせない。血液所見:赤沈20mm/1時間、赤血球550万、Hb14.3g/dl、Ht50%、白血球13,600(桿状核好中球18%、分葉核好中球44%、単球8%、リンパ球30%)。CRP7.2 mg/dl (基準0.3以下)。この病態でみられる症候はどれか。
- a. (1)(2)(3)
- b. (1)(2)(5)
- c. (1)(4)(5)
- d. (2)(3)(4)
- e. (3)(4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [096D021]←[国試_096]→[096D023]
[★]
- 2歳6か月の男児。発熱と不機嫌とを主訴に来院した。一昨日から不機嫌で、39℃台の発熱を認める。身長90cm、体重12.2kg。体温38.8℃。呼吸数36/分。脈拍120/分、整。血圧106/68 mmHg。意識は傾眠状態。顔色不良で顔親は無欲状である。咽頭発赤を認めるが、鼓膜の発赤はない。仰臥位で頭部を前屈させると抵抗を感じる。股関節を屈曲位にして膝関節を他動的に伸展すると抵抗があり伸展できない。
- この患児でみられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [104E043]←[国試_104]→[104E045]
[★]
- 73歳の男性。歩行障害のため搬入された。半年前に大腸癌と胸椎への転移とを指摘され、大腸の手術を受けた。最近は背部痛があるが、鎮痛薬を服用して元気にしていた。2週前から両側下肢に力が入らず、今朝から歩行できなくなった。
[正答]
※国試ナビ4※ [101D008]←[国試_101]→[101D010]
[★]
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [097H046]←[国試_097]→[097H048]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [101B078]←[国試_101]→[101B080]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100G072]←[国試_100]→[100G074]
[★]
- 英
- subarachnoid hemorrhage, SAH
- 同
- (国試)くも膜下出血
[show details]
くも膜下出血 : 約 1,360,000 件
クモ膜下出血 : 約 373,000 件
脳卒中治療ガイドライン2009ではクモ膜下出血に統一されている
疫学
- SCN.206
- 発症率:6-29/10万人/年
- 50-60歳が発症のピーク。
- 加齢によって発生率が上昇
- 動脈瘤破裂によるクモ膜下出血は女性に多い
リスク因子
- 参考1
病因
- 外傷によるクモ膜下出血を除く
- 1. 脳動脈瘤破裂:60-80% → ちなみに脳動脈瘤の破裂部位は前大脳動脈領域40%、内頚動脈領域30%、中大脳動脈領域20%、らしい(出典不明、資料によって%異なるので注意)
- 2. 脳動静脈奇形:10%
- 3. 高血圧性脳内出血:10%
- 4. その他(もやもや病、外傷)
症状
- ただし、内頚動脈-後交通動脈分岐部動脈瘤による動眼神経麻痺(眼瞼下垂や複視)は動脈瘤サイズの拡大や限局した出血である可能性がある(SCN.207)。内頚動脈から眼動脈が分岐する部位での動脈瘤では視力障害をきたしうる。
- 1. 突然の(これまで経験したことのないような)激しい頭痛。持続的。
- 2. 悪心・嘔吐 ← 脳圧亢進症状
- 3. 意識障害(半数の症例) ← 一過性
- 4. 項部硬直 ← 硬膜刺激症状:初期には出現しないことがある(YN.J-91 NHB.603 )。 ← 発症初期には明らかでないことが多い(出典不明)。
- 発熱で気づかれることもあるらしい。
検査
- 血液検査:白血球増加(頭蓋内出血による急性炎症反応が起こった場合 → 102C031)
- 眼底
- 硝子体下出血を認めることがある(CASES.194)
その他
- (研修医当直御法度 症例帳 p.8
- 28%の例にCK上昇が見られる。
- 90%の例に心電図異常が認められる。
重症度分類
- SCN.207 参考1
Grade
|
Hunt and Hess分類(1968)
|
Hunt and Kosnik分類(1974)
|
WFNS分類(1983)
|
GCS score
|
主要な局所神経症状(失語あるいは片麻痺)
|
I
|
無症状か、最小限の頭痛および軽度の項部硬直をみる
|
15
|
なし
|
Ia
|
ー
|
急性の髄膜あるいは脳症状をみないが、固定した神経学的失調のあるもの
|
ー
|
ー
|
II
|
中等度から強度の頭痛、項部硬直をみるが、脳神経麻痺以外の神経学的失調はみられない
|
14~13
|
なし
|
III
|
傾眠状態、錯乱状態、または軽度の巣症状を示すもの
|
14~13
|
あり
|
IV
|
昏迷状態で、中等度から重篤な片麻痺があり、早期除脳硬直および自律神経障害を伴うこともある
|
12~7
|
有無は不問
|
V
|
深昏睡状態で除脳硬直を示し、瀕死の様相を示すもの
|
6~3
|
有無は不問
|
|
|
重篤な全身性疾患、たとえば 高血圧、糖尿病、著明な動脈硬化、 または慢性肺疾患、 または脳血管造影でみられる頭蓋内血管攣縮が 著明な場合には、重症度を1段階悪いほうに移す。
|
|
|
合併症
- SCN.211 YN.J-92
- 再出血:発症後24時間以内(6時間未満が最多(出典不明))。動脈瘤破裂によるSAHの場合、再発率は50-80%。初回死亡率50%、再発作死亡率50-70%
- 脳血管攣縮
- 脳血管攣縮により遅発性虚血脳神経脱落症状が出現することがある。出現は4-14日(SCN)/7-8日(YN)がピーク。早期(3日以内)や後期(21日以降)の発症もあり売る。脳血管上の攣縮は70%の症例で見られ、このうち36%で症状が出現する。予防は循環血液量を保ち、開頭術・コイル祖塞栓術を施行したのち、脳槽・脊髄ドレナージをおこない原因となる血性髄液を排出する。
- 脳梗塞:血管攣縮による
- 水頭症(クモ膜下出血後水頭症):数週~数ヶ月後(YN)。血性髄液によりクモ膜顆粒に炎症が生じ髄液の吸収障害をきたす。
治療
- YN.J-92 SCN.209
- 治療方針:脳動脈瘤破裂の治療として再出血の防止を行う(24時間以内のクリッピング、脳血管内治療)。
-
- 早期手術:Grade I-IIIの症例が対象。Grade IV-Vであっても意識回復の見込みがあれば行う。
- 晩期手術:
予後
- 発症時に約20%が死亡
- 発症後、2週間以内の死亡が多い。6か月以内に約半数は再出血して死亡することが多い。
参考
- http://www.jsts.gr.jp/jss08.html
国試
著名人
[★]
- 英
- meningeal irritation sign?
- 関
- 髄膜刺激症候?(使い分けるべき?)
症状
徴候
- 髄膜刺激徴候
- SLRテストに見える。
<youtube>http://www.youtube.com/watch?v=e63KnU02U38</youtube>
<youtube>http://www.youtube.com/watch?v=9XUC9Ar0pO8</youtube>
[★]
- 英
- Kernig sign, Kernig's sign
- 同
- Kernig徴候
- 関
- 髄膜刺激症状
- 髄膜刺激症状
- 髄膜炎などで見られ、仰臥位で股関節を90°屈曲した状態で、膝関節を伸展させようとすると、患者の抵抗を感じて伸展できない徴候
<youtube>http://www.youtube.com/watch?v=rJ-5AFuP3YA</youtube>
<youtube>http://www.youtube.com/watch?v=l4J25pZf4m8</youtube>